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はじめての『プリキュア』5

◆『GO!プリンセスプリキュア』#7◆
OP、前回と劇場版ダイジェスト映像の編集が変わった結果、
こぉぉ……1発で駄目なら10発、10発で駄目なら100発! この拳に、突き破れぬものはない!!
みたいな感じに。
今更気付いたけど、ハナさん(『仮面ライダー電王』)って、世界が世界ならプリキュアだったのか……!
(或いは、かつてプリキュアだった)
男女混合球技大会が行われる事になり、“プリンセスぽいから”という理由でテニスを選んだはるかは、テニス部の藍原ゆうきとダブルスのペアを組む事に。ところがその藍原は、はるかの幼稚園の同級生で、「プリンセスになりたい」という夢を笑い、はるかに数々の悪戯を繰り返してきた少年だった。更に、遊びでも試合でもテニスには絶対負けたくないという藍原から戦力外通告を受けたはるかは、憎しみのオーラの赴くがまま、ミス・シャムールにテニスの特訓を願い出る。
今回も非常に汗臭いノーブル学園ですが、藍原少年は120%、空気読んでテニス以外に出ろ、というタイプ。
女子の前衛に向けて、ネット際から思い切りスマッシュ打つな(笑)
グランプリンセスと何も関係無いはるかの無茶な要求に応えて、しっかりテニスのトレーニングを行う有能なミス・シャムールの手により、サーブの鬼と化したはるかは、藍原の驚くようなサーブを決めて見直させるが、そこにシャットが登場し、藍原の夢からゼツボーグが生み出されてしまう。
みなみときららの到着が遅れて単身で戦うフローラは動きを封じられるが、シャットの言葉に怒りの炎を燃やす。
「私、わかるから……夢を、踏みにじられる痛み。わかるから! だから――あなたの夢、絶対助けてみせる!!」
と、ここまでネジの飛んだ危ない娘一直線だったはるかの“夢を守りたい理由”が描かれた事で、はるかのヒーローとしての背骨が成立。
啖呵を切って戒めを破る→遅れて到着した二人が援護攻撃→連携で反撃を決めて逆転勝利
という流れも決まって、良かったと思います。
……で、ED見たら脚本が香村純子で、ヒーロー物のツボを押さえてるなーと感心(笑)
夢を解放された藍原少年は朧ろな意識の中で花のプリンセスを目にし、はるかの夢もありかもしれない、と考えを改めるのであった……て、これはあれか、藍原少年はキュアフローラにときめいてしまったパターンか。
なお、衆人環視の中でのゼツボーグの誕生と大暴れは、被害状況が自然回復(?)し、集団幻覚という事で片付けられました。
プリキュアが3人揃って目的と目標がハッキリした所で、学園ゆかりのゲストキャラがゼツボーグの素体になる……とベーシックなフォーマットを意識したと思われますが、その中ではるかのヒーローとしての足場も固め、面白かったです。
前回と今回でようやく、あちこちに空いていた水漏れの穴が少しずつ埋まってきた感じ(笑)
後は敵幹部に台詞回しと見た目以外の個性が欲しい所ですが、今から急にゼツボーグの差別化とか出来ないだろうし、どうしたものか。謹慎処分を受けたクローズ復帰の暁には、出来れば一ひねり欲しい所です。
……で、私、ほんの与太から、恐ろしい真実に辿り着いてしまいました。

花のプリンセス

ハナのプリンセス

打撃系ヒロインのプリンセス

……つまり、プリンセスとは平和な学園に降り立った一個の修羅だったんだよ!!
物凄く納得(待て)
(何を言っているかわからないという人は、名作『仮面ライダー電王』を見よう! 何たる偶然か、現在〔GYAO!〕で配信中)