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はじめての『プリキュア』感想26

また一ヶ月溜めていましたよ(^^; や、結構楽しんでいるのですが、感想長くなりがちで割と再生に気合いを要するといういつものパターンでありまして、ええいこうなったら、プリキュアフォーメーションだ!(何が)
◆『GO!プリンセスプリキュア』#33◆
都合良くロックだった頃の記憶を忘れていた元ロックの妖精・クロロが目を覚まし、社会復帰トレーニングの為ににクロロを街に連れ出したミス・シャムールを心配してはるか達が追いかけるが、むしろシャムールは我が物顔で人間社会を満喫しつつ、動物社会でもちょっとした顔役になっていたという、ミス・シャムール回。
クロロがロック時代の悪行を気にして自分の殻に閉じこもっているのかと思ったら、ただのうじうじした性格&ホームシックだった、というのがちょっと面倒くさい(^^;
まあ記憶が残っていると残っているで、罪と贖罪のバランスなどが面倒くさくなる(ただでさえトワの件があるのに)という判断ではあったのでしょうが。
そんなクロロとはるか達は、猫の世界の喧嘩を仲裁するシャムールに巻き込まれ、最終的にドーナッツで餌付け。だがそこに、クローズにどやされたシャットが姿を現し、3匹の猫からおさかなゼツボーグを誕生させる。
シャムールを見るなり、
(む。妖精のくせになんという見事な毛並み……生意気な)
とか、アイメイクは自分で毎度していた(ああいう顔の生き物ではなかった)事が判明したり、職場を一時放棄して川流れの旅に出て以降のシャットは、フルスロットルで面白すぎます(笑)
乙女達が海産物に苦戦している頃、シャムールは襲い来るシャットの攻撃を華麗に回避し、ティーチャーの力を見せつける。
「貴様、ただの妖精ではないな、何者だ!」
「ロイヤルティーチャー。ミス・シャムールよー。ほぃっ」
「いたっ」
「身だしなみの乱れは心の乱れ。今あなたの心はとても乱れている!」
「こ、これは、クローズ達に邪魔され」
「言い訳はノー! 誰に邪魔されても、信念があれば、やり通せるものよ。それが出来ないほどに、今あなたは自信をなくしている。イエース?」
「うっ……」
「なにか悩みがあるのじゃなくて?」
「うっ……うう……ううう、最近、やな事ばかりのみ……」
突如発生する、シャムール×シャットという衝撃的なカップリング。というか、心の隙間に忍び込まれて、マインドコントロールを受けそうになっている。
「敵にレッスンしてどうするロマー!」
「笑顔を守るのが、プリンセスプリキュアの使命。元気のない人を励ますのも、プリンセスのたしなみよん。たとえ戦う相手であっても、それがエレガントというものよ。違うかしらー?」
魚介類に苦戦中のプリンセス達は、この言葉に気合いを入れ直して反撃開始。
「確かに。人がへこんで弱っている所を突くのは、美しくないかもね!」
「そして、ピンチは自分を高めるチャンスでもあるわ」
「いついかなる時でも、強く優しく美しく!」
「そして、正々堂々と! それが、プリンセスだと思いまーす!!」
つまりプリンセスたるもの、不利を呑み込み! 敵の真正面から! 拳で打ち砕け!!
それこそがプリンセスプリキュア、それこそがグランプリンセス、それこそがエターナルチャンピオン!
また一つ、打撃系プリンセスとしての極みに近づいた4人は、プリキュアコバックでゼツボーグを粉砕。シャムールに教わったカラフルメイクによって新しい自分を発見したシャットは、そんな事は意にも介さず上機嫌で帰宅するのであった……。
ロック妖精の件を拾って一段落つけつつ、鏡の世界に囚われているのだろうか、など割と謎の多かったミス・シャムール(結構自由に出歩いていた)にスポットを当てたエピソードですが、全体的に作画がぞんざい(^^; 動く動かないとは別に、細かい表情のニュアンスなどを大事に演出している作品なので、その辺りが適当だと、大きく面白さが減じてしまいます。
そんなわけで前半非常にきつかったのですが、その状況を、後半ほぼ一人でひっくり返したシャットの、キャラクターとしての化けっぷりが凄まじい(笑)
そして、我々の戦いはパワープレイなのではない、信念の在り方なのだと持っていった力業は、妙な説得力を生んでしまいました。プリンセスの高貴なる勝利とは、がっぷり四つに組み合った相手を二度と反抗する気の起きないほど圧倒的な力で制圧する事にあるのです、ユアハイネス!
クロロはシャムールの教えを聞き、周囲の女子率の多さに慣れてきて何となく元気になりましたが、個人的には凄く、どうでもいいなぁ(^^; 妖精は既に過積載気味なので、レギュラーにしても困る気がしますが、どんなポジションに収めてくるのやら。
そして今回気になったのは、シャットの目の周りが化粧という事は、クローズの目の周りも化粧なのか。シャットに文句言って叩き出した割に、自分も自室でメイクとかしているのか。プリンセスレッスンの化粧ネタが、ディスピア一味に飛び火したのは面白かったです。
――次回、そんな化粧、まさかの伏線。


◆『GO!プリンセスプリキュア』#34◆
前回ラストに、猫たちが拾ったという王家の紋章入りボタンを貰い、カナタがこの世界に居る?! と色めき立つはるか達。シャムールの助言による星占いに乗っかり、はるかがチョコレートプリンセスコンテストに参加する事に。
コンテスト用のモデル歩きの指導など、本業のきららがはるかのバックアップをする事になり、久々のお仕事で出来る女ぶりを見せるきららさん。
「ステラも言ってたけど、あんた友達が出来てから、なんだか、可愛くなったわね」
事務所公認友達居なかったのか!
事務所の社長が久々に登場&以前登場した赤毛の編集者が撮影を仕切っていたりと、きらら周りのサブキャラを少し補強。所長はゼツボーグの素体になりそうでなかなかなりませんが、強そうだからか。
ところがコンテスト当日、撮影の仕事が押してしまい、会場に遅刻しそうになるきらら。更にストップとフリーズがメイクゼツボーグを生み出し、やむなくきららはトゥインクルに変身する。
どちらにせよ目前にゼツボーグが出てきたらきららは戦う事になるので、「撮影が押した」というのが、間を埋めてサスペンスを盛り上げる要素の為の要素にしかならなかったのは残念(^^;
一方、コンテストに臨むはるかは、用意されたドレスの丈が合わず、待てど暮らせどきららが来ない為にメイクも出来ず、とピンチに陥っていた。きららに何かトラブルがあったのかもしれない……意を決したはるかは、きららの言葉を胸にその場にあるものでドレスを調節するとステージに立ち、ゆいが掲げた仲間達のメッセージを目に、胸を張ってメイクの代わりにとびきりの笑顔を浮かべるのであった。
上述した話の流れなど幾つか雑な所がある今回ですが、はるかが困っているドレスが、作画上は何の問題も無いように見える、というのが大ダメージ。最終的に裾を大胆に短くしているので、大きすぎたのかと思われるのですが、映像的な説得力が無い為に肝心の所がとんちんかんな事になってしまいました。
客席にみなみ達の姿が無かった事から戦いの気配を感じ、戦場に駆けつけたはるかは、気ばかり逸ってゼツボーグの攻撃を受けるトゥインクルの危機を救う。
「ごめんね……。任せて、って言ったのに」
トゥインクル、私、ステージに立てたよ。色々トラブルもあったけど、私、ちゃんと最後までやりきったよ」
「……そっか!」
これといって面白くないエピソードでしたが、ここで「笑おう」を実践してはるかが目前の壁を乗り越える姿が描かれたのは良かった所。またそこに、きらら、みなみ、トワ、ゆいの応援がある、と今作の構造の要点を上手く凝縮しました。
4人揃ったプリンセスプリキュアはメイクゼツボーグをどりーみん。コンテスト会場に戻ったはるかは特別賞を受け、チョコレートの王子様から表彰されるのであった。占いに出た王子様とは着ぐるみの事だったのか? 骨折り損になるかと思われたコンテスト騒動だが、はるかは会場の外で、カナタに似た人影を目にする――……次回、復活のイケメン。
クローズ復活後の新展開で、軽めのエピソードが3連続。ゼツボーグによって生じた絶望のエネルギーが、街に播かれた絶望の種子を成長させるという伏線あり。クロロは特に出てこなかったので、毎度無理に出さずに準レギュラー扱いになるようで、バランスとしては良いと思います。