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『手裏剣戦隊ニンニンジャー』感想・第19話

◆忍びの19「探せ!天空のオトモ忍」◆ (監督:加藤弘之 脚本:下山健人)
あ、リニア丸、活躍した。
ニンニンジャー』は、玩具攻勢が落ち着いてきた所で割と、各オトモ忍に役割を与える見せ方をしているのは、良い所。……前半推していたゾウが、その分出番減りましたが(笑)
天晴達は一斉に土下座で好天にキンジの弟子入り許可を頼み込むが、 八雲だけ片膝の礼だった為 あくまで過去を気にする好天は厳しくそれを拒む。
……九衛門の件がトラウマみたいな描写の続く爺ちゃんですが、そもそも人材育成とか向かないマッドニンジャーという気はしないでもないでもありません。その辺り、爺ちゃんはあまりにもつかみ所の無いキャラクターとして置かれすぎていて、どうもツッコみにくいのですが(^^;
ここで天晴が、舎弟の本気の為には躊躇いなく土下座できる男、と描かれたのは良かった所(逆に後ろの4人は差別化した方が良かったかも)。あと、天晴の「金ちゃん」はどうにも違和感があるのですが、凪の「金さん」はちょっと面白かったです。
自分の為に頭を下げてくれた5人の姿と、好天の拒絶を目にしたキンジは、アメリカ海軍と激闘を終えて帰ってきた九衛門と接触すると、ヘッドハントの誘いを正式に断る。――たとえラストニンジャの弟子にはなれなくとも、他に秘めた目的があるのだとしても、天晴達と敵対する九衛門と手を組む気はない! とここは久々に、キンジがびしっと決まりました。
また、スターと戦う九衛門、ほぼ初めてといっていい本格アクションが格好いい。
好天の残した、「ラストニンジャである儂を一部でも超える事が出来ればサイコニンジャーの件について善処しなくもない」という言葉に考えこむ5人だが、そこへゲソ軍師が牙鬼の力を借りて作り出した上級妖怪ヌエが出現。
て、ヌエ、登場してしまいました(笑)
ゲソ軍師がこれまでニンニンジャーに妖怪をけしかけていたのは全て、ニンニンジャーの戦力調査の為であった。満を持して〔封印の手裏剣×2・ツールボックス・牙鬼様の有り難いお言葉〕というレシピで誕生したのが、全身の工具を用いて変幻自在の戦いを行う上級妖怪ヌエ!
手裏剣忍法を正面から弾き返すヌエにより、天晴と凪の忍者一番刀、そして幾つかのニン手裏剣を壊されてしまったニンニンジャーは、からくも撤退。キンジの助言により、装備の修理を頼む為、天空のオトモ忍の手がかりを得る為、かつて好天のオトモ忍作成に協力したという(例のテキストに記載あり)、からくり鍛冶師の元を訪れる事に。
これまで謎に包まれていたロデオ丸(バイソンキング)は、エリア51からの機密の流失ではなく、好天のテキストを元にキンジがインターネットで発注して作っていた事が判明。
……もしかして終盤、地平線を埋めるバイソンキングの軍団が登場したりするのだろうか。
「敵は1000体のバイソンキング……やってくれるじゃねえかジジイ……燃えて来たぁぁぁぁぁ!! ――行くぜ! パオン・トマホーク・ブゥゥゥメラン!!」 (CV:石川英郎
冒頭に九衛門相手にちょっと格好いい所を見せたキンジですが、弟子入り失敗の虚脱状態を引きずっているという事なのか、戦闘では目立たず、この会話シーンでもしゃきっとしません。これまでテンションの高さで引っ張ってきたらキャラクターなので、役者も演出も、今のキンジをどう演じ(さ)ればいいのかに、どうも戸惑っている感じがあるような(^^;
からくり鍛冶師の住むという山寺へ向かった6人は、山中で孫悟空のような風貌の謎の酔っ払いと遭遇。次々と弱点を突かれていいようにあしらわれてしまう。
一応地道に成長してきた事になっているのに、ここに来て、ニンジャとしての基本がなってない扱いとか、旋風父さん、涙目(出番なし)
キンジが大人しい挙げ句に年少組の保護者みたいなポジションになっている事に関して、「団体行動に慣れていない」は凄く納得しましたが!(笑)
ここでニンニンジャーを研究したヌエの戦闘と、酔っ払いの指摘が重なっているという言及はあるのですが、ヌエが物凄く力技で強かったようにしか見えなかったので、台詞でそういう事にしただけ、という感じになってしまったのは残念。
そこへニンニンジャーにトドメを刺すべくヌエが現れ、とうとう、自ら、巨大化した!!
前回の巨大化は完全に謎でしたが、なんだか着々と、九衛門が居なくなった後の巨大化の理由が積み重ねられているような(笑)
巨大ヌエ&ガシャドクロ×2に、オトモ忍を召喚可能な4人が立ち向かうが、大苦戦。だがその時、おっさんが取り上げた忍者一番刀を修復して、寺の少年が現れる。その少年こそが、先代の後を継いだからくり鍛冶師だったのである。
遅れて参戦した2体、ダンプ丸の上でシノビ丸が六方を踏んでいる小技が楽しい。
ニンニンジャーはキングシュリケンジンに合体し、アカの号令で、コックピット内部で名乗る事に。
見せる相手が居ないのでテンション低い&狭い中での名乗りシーンは面白かったです。今作、こういう随所の細かい馬鹿ネタは、割と好きなんですが。
キングシュリケンジンはガシャドクロを蹴散らすも、ヌエの攻撃を受けて粉砕されてしまう。それを見た酔っ払いは、「握り飯の分のお礼だ」と立ち上がると、霧に隠されていた巨大な城塞のようなオトモ忍と合体。酔っ払いの名は、獅子王。その正体は、好天が手なずける事が出来なかった天空のオトモ忍・ライオンハオーに宿る精霊だったのだ!
これまでもオトモ忍に人格(のようなもの)がある描写はされていたので、それが実体化するだけの力を持った存在、というのはまあ、居ても納得は出来る範囲。「精霊」と言われると妙に洋風な気がしてきますが……よく考えると既に「魔法」があった。
空中要塞ライオンハオーは凄まじい火力を見せて、ヌエは撤退。獅子王は6人の前に降り立つと、自らの正体を明かす。
「つまり、爺ちゃんが手なずけろ、って言ってたやつか」
「一つ聞かせろ小僧。俺を手なずけてどうする」
「決まってんだろ。ラストニンジャになって、牙鬼から世の中のみんなを守るんだ。だから俺達についてきてくれ!」
――獅子王の胸に蘇る過去。天晴の言葉は、くしくもかつての好天にそっくりであった。
「……それなら俺は断るだけだ。……じゃあな、あばよ」
獅子王自身にも、自分が“物”であるという自覚はあるようですが、その目の前で「手なずける」という言葉をいっそ肯定的に用いる天晴さんが2周以上回って熱いよ!!
最近は好感の持てる部分を描いてくれている事もあってか、段々、天晴さんの面白がり方がわかってきた気がします(笑)
逆に言うと、やはり作品として受け手に好意を持って欲しいキャラクターには、しっかりと早めの仕込みをした方がいい、と思うわけでありますが。個性は、その好感の見せ方・付け方で出せるわけで。
獅子王役は、戦隊では過去に『百獣戦隊ガオレンジャー』の主題歌を担当した歌手でもある、山形ユキオ。ライオンの精霊というのは、ある種のセルフオマージュなのか(笑) ガオラオ。
お約束としては「一緒に戦ってくれ」パターンですが、この辺りでそろそろ、今作としての飛躍も期待してみたい所。
次回…………ニ……ンジャ……? まずい、強化アカニンジャーのデザインが頭おかしくて、ちょっとドキドキしてきたゾ!