◆タイキさん
>これは単純に本郷猛がIQ600の天才科学者という設定なので、知的で上品な雰囲気を出すためにこの衣装にしたのだと思われます。
ワイルドな快男児ではなく、知性的なジェントリ、という方向性だったんですかね。今見ると若干以上に、空気読まない感が漂いますが、それもそれでヒーローらしくはあるのか(笑)
>伊上脚本って基本的に「紙芝居」みたいな脚本で、なるべく不要な心理描写などは徹底して省くせいで、
>最初台本だけを見た時は何が何だかわけわかんないそうで、でも映像にすると不思議と面白く仕上がるものなんだそうです。
平山さんや阿部さんの話にもありましたが、この独特のテンポが、伊上さん流の面白さになるのでしょうね。
>因みにこの「人間の自由の為に戦う」というフレーズは当時お隣の「帰ってきたウルトラマン」にサブで参加していた市川森一先生の案だそうで
そのエピソードは聞いた事がありましたが、ヒーローの動機付けとしても普遍的かつ面白いですし、物語にもそれが鮮やかに取り込まれていましたね。
◆さやまきさん
>ルリ子さんか素朴な感じですごく可愛い…ww
正攻法というのもありますが、ルリ子さんは滅茶苦茶ヒロイン力高いですね(笑)
>藤岡さんの時に子供のような瞳と時に大人びた表情もたまらないです
改めて格好いいですよねー。藤岡さんって男くさい中にちょっと品があるんですよね。
>人間の自由の為という文言も反骨の脚本家市川森一氏が
>正義っていうのは人の数だけあるのだから正義の為に戦うのはやめましょう
「正義」という言葉を使わずにしかし、逆説的に本当の「悪」とは何か、を暗示しているのがお見事ですね。
>この路線は皮肉な事に藤岡さんの怪我と共に変更されてしまう訳ですが
>(逆に路線変更せず終わっていたら現在まで続く作品にはならなかったかもですが)
しばしば言われますが、初期路線のままだったら、『バロム・1』みたいな事になってしまったのかもなぁ……とは正直思うところです。
>仮面ライダーという作品の根幹にはこのようなテイストがあるというのはファンが支持する根拠のひとつでもあるような気がしています
根の所の「硬派」というのが一つ、安心感みたいなものになるのかもですね。