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さよなら、ジーコ

サッカーに関わる万人の幸せの為に、ブラジルでサッカースクールを運営しながらどうぞ楽しい余生をお過ごし下さい。
まあしかし、ああいう試合に関しては、TV朝日の絶叫馬鹿中継の方が良かったのかもしれないなぁ……と我ながらとんでもない事を思ってしまいました。いや、NHK、非常に真面目な中継をしている為か、途中で解説の人が、多分“呆れてしまった”のでしょうけど、ほとんど喋らなくなってしまいまして(笑) 仕方なしに実況の人があまり意味のない事を喋って場を繋ぐという非常に困った空気になっておりました。誰だか確認してないんですけど、何が凄いって、解説のクールダウンっぷりが凄かった。
まあ、どこの神様が守備を教えているのか知りませんが、格下でしかも勝たないといけないチームが、相手がボールを持ってくるのを待っているのだから、はっきりいって、最低。DFよりもMFよりも、前線から一生懸命に走ってきた玉田(多分)のチェックの方が早いってどういう事ですか。ツッコミ所はたくさんあるけれど、この一事だけとっても、決勝トーナメントに行くようなチームでは無いし、ゴールされた後の目の死にっぷりときたらホントにどうしようもない。
それに比べて、例えばチェコネドベドは最後の最後まで果てしなく格好良かった。
それさえも無いチームで、それはもう、中田も泣くよ。
“失われた4年”という表現が使われがちですが厳密には“どぶに捨てた4年”だし、もう少し言えば、“6年以上は巻き戻っている”わけで。4年どころの損失ではなく、このロスは果てしなく根深い。
で、事ここに到ってどこぞのキャプテンさんは


「チームとして戦う強い意志を持つことを言われてきたが、それよりも、もう一つ前の技術的なレベルの差がある。日本代表チームとしての限界はあるなという感じはした。」
という、なんかもう頭痛のしてくるようなわけのわからないコメント。“技術的なレベルの差がある”なんて中学生の感想みたいですが、気付いてなかったのでしょうか、今日まで。そもそも、攻撃にしろ守備にしろそのレベル差を組織力でいかに埋めて勝利という形にするのかという道を日本サッカーは進んでいたのだとばかり理解していたのですがね。少なくとも、4年前までは。
それから、“勝てる試合だった”とか“いい試合だった”とか変な言い訳の余地のない、無様な負け試合にしてくれたブラジルに感謝。正直、ブラジル人のメンタリティというのがよくわからないので、ジーコにあまり恥をかかせるのもなぁ的な心理が働くのを多少は危惧していたのですが、そんな甘い事はありませんでした。ものの見事に一蹴した上にロナウドの調整に使ってくれました。ありがとう、ブラジル。
この惨敗をバネにできないような代表(組織)なら、見捨てればいいだけの話。
ま、相変わらずブラジルのサッカーそのものはそんなに好きではないのですが、ホントに“ボールと戯れている”という感じで、感心することしきり。そして、ゴールシーンが美しい。でも、イタリアとかの回転とか腕芸が無駄に入るサッカーが好きです(笑)
えー後、オーストラリア贔屓の私としては、2位抜けは嬉しいです。決勝トーナメントでは、イタリア応援しますが。イタリアといえば、4年前に比べて、二枚目率が下がって髭率が上がったような(笑)
まあとりあえず、日本はまずはトップの引責辞任から是非。