『闇のイージス』２４巻読了

闇のイージス 24 (ヤングサンデーコミックス)

いやもう……熱すぎ。
アクション洋画好きの七月さんが、いつか絶対やりたかったであろう刑務所ネタだけに（案の定、あとがきで好きな刑務所もの映画を列挙してます）、脚本・作画ともに非常にノってます。出来るだけネタを使え的な勢いで、裏のある所長、謹厳な看守長、元ボクシングチャンプ、曲者の爺さん、男娼の美少年、そして新たな守備範囲を獲得する楯雁人＠オオガミスト（おぃ）、などなど盛りだくさんのキャラと共に次々と繰り出されるネタの数々。最初から長丁場のつもりで書いているのでボリューム的にも慌ててないですし、『闇のイージス』史上最大長編として、満足行く面白さ。いや、次巻のクライマックスが楽しみです。
もう、今回はいつにも増して終始、楯先生が格好良すぎ、というかキレ気味。何故かキレ気味だと格好良さが３割増しの楯先生。
しかしなー、こんなに面白いのにどうして、もはや１冊しか入って来ない上に、私しか買わないのでしょうか（笑）　確かにもはや長すぎて伏線も人間関係もこんがらがっているので人にお勧めは出来ないのですが、燃えるマンガとしては私の読み知っているマンガの中でもトップクラスなのですけど。
“格好いい”という事に対するこだわりと、それを表現する術に関しては、このコンビは業界でも最高峰だと思っております。