プレイ時間は約３５時間。
「亡者の闘技場」（倒したボスのパワーアップ版と戦って、アイテムを入手できる）でかなり“狩り”を繰り返していた上での時間なので、標準的には、３０時間かからずにクリアできそうな感じでしょうか。前半サクサク進むのに比べ、後半〜終盤は、ある程度は意識的に鍛えないと厳しいぐらいのバランスなので、後ろの方で少し時間がかかるような気がします。
途中の感想で「難易度は比較的ぬるめ」と書きましたが、第六世界ぐらいで壁が生じるというか、パーティと育て方にもよりますが戦略の転換を迫られる所があり、なかなか面白いバランス調整になっています。
「亡者の闘技場」を利用して、色々アイテムを集めていると、楽ではありますが。
ミューズとかサブイベントなどの新要素が必要だったかどうかはさておき、原典をしっかりと活かし、システム的なストレスを出来るだけ減らす形で作られた、好リメイクでした。
まあ、シナリオに関しては、総体を弄らないのは当然とはしても、部分的にテキスト関係はもう少し弄っても良かったのでは、と思いますが（＾＾；
基本、テキストも弄らない、という方針でリメイクしたようなのですが、オーディンが
とか言い出した時は、ヴァルハラでショック死するかと。
「そうゆうことだ」
＜サガ＞シリーズといえば、よくいえば「淡泊」、悪くいえば「ぞんざい」なテキストが、もはや“シリーズの味だから”という言葉でまかり通っている所がありますが、サブイベントにおけるテキストをチーム名称ごとに変化をつけて書いている余裕があるなら、露骨に日本語がおかしい所ぐらいは、修正しても誰も怒らなかったと思うのです。
総体のシナリオに関して一箇所だけ何とかしてほしかったのは、『ガーディアン』の説得力の無さ。彼等がそもそもあまりに信用できないので、そこだけ補強するエピソードを入れても良かったと思います。
その他シナリオへの細かいツッコミは、某世界をクリアした時に主人公の言う
「さあ、早く次へ行きまショウ！」
（うろ覚え。うちの主人公はメカ）の台詞で、どうでも良くなりました（笑）
なるほど、「振り返ってはいけない」し「振り返る気もない」のだと。
思えばシリーズ第１作は、ひたすらに“昇り続ける”ゲームでしたしね。
さて次は『ストレンジ・ジャーニー』……の前に、『セブンスドラゴン』をクリアした方が良いかしらかしらクリアしていない事を最近思い出しましたからね（おぃ） まあ根本的に『ストレンジ・ジャーニー』は、次の休みに買いに行った時に出回っているか、というのもあるのですが（＾＾；
