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さらば、『金剛番長』!

とりあえず、最終撃目の「目」はいらないのではなかろうか、と思ったのですが、そもそも「撃目」に突っ込むのが野暮か、という気もしてきた……。
そんな今週の『金剛番長』は遂に激闘に幕、もはや作者の十八番というかお家芸というか期待通りの○年後……エンディングとなりましたが、いや、普通に良かった。ページ数貰えた(24P)というのもあるでしょうが、綺麗にオチました。○年後のキャラクターをすんなりと読ませる画力もさる事ながら(変わってないのもいますが)、陽菜子ちゃんが高台から見下ろす街の光景の入れ方とか、秀逸。
正直、最終回でまた卑怯フィーチャーとかされたらちょっと引いたと思うのですが、ネタ的に最もおいしいキャラである念仏を狂言回しに持ってくるという構成も良かったです。改めて、金剛除くと、実はどのキャラとも一番フラットに接する事が出来るのは念仏だったり。
各キャラその後では、展開的になかなか盛り込めなかったラブネタ盛りだくさんでしたが、あそこまで可愛くなるのだったら、作者はもっと早く夜子さんをプッシュするべきだったと思うのです。
あと、ゴーリキー・カイリキーは、もうカップル成立で良いですか。
そして、きっとマシンには勝てない磊くんに合掌。
個人的には、唯一(?)の明確な戦死者になりそうだった文学さんが居たのが嬉しかったり。どうやって生き延びたのかはさておき。
途中ちょっとぐだり気味だったり、結局展開が早まったりもありましたが、最終盤〜最終回にかけては良い出来で、最終的には楽しい作品でありました。とりあえず作者はトーナメントバトル(いわゆる『影丸』形式)の書き方が下手、というのが判明したので、これを肥やしにした次回作をまた楽しみにしたいと思います。
結局、巻数は『ブリザードアクセル』(全11巻)と同じぐらいか……?