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六月の勝利の歌を懐かしむ〜トルシエ会見全文集より〜:5

〔スポーツナビ | サッカー|日本代表 | トルシエ会見全文アーカイヴ〕
ようやく、アジアカップ終了まで。


〔2000.10・24 トルシエ監督 イラク戦後の会見全文〕より
――外国の通信社の報道で、この大会に勝っても負けても辞める可能性があるという報道があったんですが、その真意を教えていただきたいのですが


 まず、このアジアカップを取ることに最善を尽くしたい。2002年の目標は1試合勝つという目的が周りでは言われていて、その小さい目的のなかで本当に自分が適しているのかと思ったので、そういう発言をしました。

――この時期にそういう発言をするというのは、次の試合に選手の士気に悪影響を及ぼすとは考えられませんか


 なぜですか。みんなプロの選手です。技術委員会のほうが私に関するレポートを作成しても、私は動じません。もし逆に技術委員会が私の代わりにメンバーを作るとしたら、そういったことの影響は出ると思います。私は今何ができるか、何の目的のためにレバノンに来たのかは明確に分かっています。

 もし2002年のためにやるなら、それなりの予算を使い、それなりに、みんなでやっていく必要があると思います。しかしポリティック、ポリシーだけを重視するなら私はその役目に適していません。もし協会が技術委員会と私をてんびんにかけるのであれば、私はこの日本を去ったほうがいいと思います。

 ワールドカップに向けた準備というのは監督だけがやることではありません。監督の仕事というのは試合前の本当に5パーセントぐらいだと思っています。周りの人づくりが一番大事だと思います。私は現場でいい仕事をする時に、私の妨げになるような技術委員会のような立場があると私もいい仕事はできません。クリアに物事をするべきだと思います。
なんか色々、裏であったらしい。

〔2000.10・26 トルシエ監督中国戦後の会見全文〕より
――日本にとって2回目の決勝進出で、大会前に強化推進本部が上げた「3位以内」という目標をクリアしました。素直な感想をどうぞ


 強化推進本部の言われたことに関して、ノーコメントとさせていただきます。別の質問をどうぞ。
色々あったらしい。

――先程の質問の関連ですが、今日の試合で3得点では少ないとは思いませんか


 まあ、言いたいことはよく分かるんですが、なんか皆さんは、サッカーとフィギアスケートをよく混乱しているのではないでしょうか。常にいいものを求めている。しかし時には最低の力を評価するのも大事だと思います。試合の中で5点あって、そのうちの3点を日本が取ったんですから。

――ワールドユースに続いて2度目の決勝進出ですが


 もちろんこの後にいい結果を出してアジアカップを日本に持ち帰ることができたら、本当に幸せだと思います。カップが日本に足りないというわけじゃないですが、このカップというのが、その先、世界に向けて羽ばたく日本には必要だと思います。

〔2000.10・29 トルシエ監督アジアカップ決勝サウジ戦後の会見全文 〕より
──シドニー五輪の時に『フランス・フットボール』誌のインタビューで「本当の日本になるのは2006年のワールドカップのころだろう」とおっしゃってたんですが、日本の成長度のピークはこのカップ獲得で早まる考えはありますでしょうか。アジアカップを獲得すれば目の前の直線は「高速道路になる」とこの前おっしゃっていましたが


 私が2006年と言ったのは、今の若い選手たちが26歳から28歳になると想定して言ったことです。2002年には、彼らはまだ22、23歳にしかなっていません。私が本当に日本のサッカーのレベルが上がり、選手としての熟度が増すのは、今の若い選手が現在の名波と同じ年齢、27、28歳になるころだと思います。それは今でも変わりません。しかし、2002年に20歳から23歳にしかならないまだ若い選手に力を付けさせるために、彼らがもう少しアクセルを早く踏み込めるように、もっといっぱい上に成長できるように、彼らにそういう機会を与えていかなければならないと思います。
「高速道路」という言葉を使いましたけれど、ただ走るのではなく、走りながらもっと上に伸びるためにどんなことをしなければならないのか、サッカーだけでなくメンタルの強化にもなるような、そして新たな責任感、このタイトルを取れたということでもっと責任感を持っていけるような、そういう走りをしていきたいと思います。
 そして、今日勝ち得たカップというのは、ただ岡野会長の部屋に置かれるものではなくて、そのカップを励みにして世界のトップ20のクラスにどうやって近付いていけるのか。そういった弾みに是非生かしたいと思います。
 この大会の後に、できれば何人かの選手には海外に行ってプレーしてほしいですし、そして我々が力を付けるためには、イタリアですとかフランスとのチームとの試合を重ねて、少しでも上へ世界のトップ20に近づいていく。そういうカップにしたいと思います。

今日得た勝利は2年前から私が作ってきたチーム、チーム関係者の力だけで得たものではありません。日本の選手の80パーセントはクラブに依存しています。そこで8割のいい仕事ができているから、私も代表で20パーセントぐらいの仕事ができているのだと思います。今日得た勝利というのは、われわれだけでなく、日本のサッカー、各クラブに大きな貢献度があると思います。各クラブがこれからいろんな国際試合を重ねていくときにも、自信というのを得られるのではないでしょうか。今日の勝利というのは、われわれだけではなく、日本サッカー全体の勝利だと思います。
重いというか泣けるというか。