- 作者: アントニイ・バークリー,高橋泰邦
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2009/11/10
- メディア: 文庫
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1929年に発表され、後続作品に多くの影響を与えた、古典中の古典の1作。
新製品の試供品という触れ込みで送られてきたチョコレートには毒が仕込まれていた。それを口にしてしまった夫妻の内、夫は一命を取り留めるが、妻は死亡する。だがそのチョコレートは、夫妻ではなく、他人に送られてきたものだった。警察の捜査もかんばしくなく、迷宮入り寸前のこの事件に挑む事になったのは、小説家ロジャー・シェリンガムが創設した「犯罪研究会」の面々。6人6様の推理の末、果たして事件の真相に辿り着く事は出来るのか――。
ミステリ読みにとっては、あちこちの後書きやら解説やら紹介本やらで目にする事が多い名前なのですが、ようやく読みました。
解説(杉江松恋)の一文、
「なるほど、これが『毒入りチョコレート事件』なのか」
が、まんま感想(笑)
ネタばれを防ぐ意味も含めると、他に言う事がない。
古典も抑えておきたいミステリ読み、には一読をお薦め。