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『戦場のヴァルキュリア3』、ネームレス隊員紹介

5章始め&各キャラ断章クリアまでの情報で書いている為、その時点までのネタバレを含みます。また内容は、それらを下敷きにした上で私のプレイスタイルと妄想を含んでいますので、ご了承下さい。
なお、キャラ名で苗字が無い人物は、この世界の歴史においてある理由から迫害を受けて、苗字を持つ事を許されていないダルクス人である事を示します。
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◆クルト・アーヴィング
主人公。私的脳内通称・イケメン。士官学校を首席で卒業し、将来を嘱望されたエリート士官であったが、ゆえあってネームレス送りとなってしまう。本作は、そんな彼の転落の様を克明に描いた物語である。本編では発展途上の有能な指揮官として描写されるが、システムの都合上、しばしば前線で十字砲火浴びて倒れていたり、地雷で吹き飛んでいたりする。また、メインストーリーでは色々と策を凝らすが、断章(各キャラ中心のサブストーリー)ではけっこう大雑把。
口癖は、「いいレシピを思いついたぞ!」。精神を落ち着ける手段は、キャンディを噛み砕きまくる事。女心、というよりも、戦争を介さない人間心理に対して鈍感。その為、説得や交渉事は意外と不得意。そのまま合コンに送り出すと壊滅的な被害を発生させるが、事前に戦争に例えて戦略目標を説明してやると、完璧に仕事をこなしてくれるような感じ。
駄目な二枚目好きにはたまらない物件。
◆リエラ・マルセリス
ダブルヒロインの1。巨乳担当。
過去に所属してきた5つの部隊が全て、彼女一人を残して壊滅、という経験をしており、その為に“死神”とあだ名されている。他人から距離を置かれる扱いに慣れてしまっており、人間関係に少し臆病。ただし一度打ち解けると割と踏み込みが早く、けっこう油断ならないと私の中の危機感知センサーが叫んでいる。
好きな物は牛乳。発動すると攻撃終了後にHPが全回復するパーソナルポテンシャル(様々な効果を持った個人スキル)《不思議な体》も本人は牛乳のお陰と主張しており、「私、体が丈夫なの!」で済まそうとしているが、凄いぞ牛乳。
所属部隊の壊滅も含め、自分が幸薄い(疫病神体質?)のを気にしており、ささやかな趣味は幸運グッズ集め。
◆イムカ
ダブルヒロインの2。ツンデレ担当。
独自に改造を加えた巨大火器を操る優秀な兵士。基本的に喋らない。話が進んでないので、今のところ他に書く事がない。対応に見るフラグの段階でいうと、ツンツンツンツンツンツン、ぐらい。頑張れ隊長。
◆グスルグ
ネームレス隊員に信望の篤い戦車長。悪い意味で自由な人の多いネームレスにおいて、比較的、節度を持った常識人。戦車を操り、マシンガンの雨に曝されながら前線で壁になったり、地雷を踏んでまわったり、至近距離から敵兵の頭を戦車砲で吹っ飛ばすのがお仕事であり、映像的に一番えぐい所を担っている気がする。戦車が少しでもダメージを受けると、「被害・甚大!」と叫んで自分の危機をアピールするのを忘れない。
部隊の良心であるが、あらゆる食べ物を唐辛子色に染めて食べるその所業は、「料理への冒涜」と言われる。
◆フェリクス・カウリー
元正規軍の兵士で、褐色系二枚目だが女心には鈍いという設定。熱血漢で、ちょっと異常なほどに仲間思いの面を持ち、母親的心配を常に絶やさない無闇やたらな、善人。
正直、少し暑苦しい。
どのぐらい暑苦しいかというと、性格は良いし、言っている事は正論だが、何かにつけて突っかかってくる織田雄二世界陸上が部下に居ると思ってもらえればいい。実写キャストは、間違いなく、若い頃の織田雄二。兵士としては優秀。
◆ジュリオ・ロッソ
元コック。登場当初、対戦車兵としてはイムカに劣り、突撃兵の数は足りており、支援兵は使うほどの事もない、と真剣に使い道に困っていたが、最近は対戦車兵の出番が増えてきたので、何とか仕事が回ってくるようになった。
人物紹介では「女の子を見ると声をかけずにはいられない」と書かれているが、どちらかといえばその役回りはアルフォンスに奪われ、本人には残念な事にイベントではフェリクスとの絡みが多い。
◆エイミー・アップル
若干15歳の少女。売れない画家の父の為に、画材を買うお金を稼ごうと義勇軍に入隊、「もっと稼げるところがある」と言われて書類にサインしたところ、エリア88もといネームレスに送られてしまったというリアル不幸キャラ1。また、だめんずうぉーかーの資質を持ち、実父を筆頭に、駄目人間やコミュニケーション不全の人間を見ると放っておけない、という不幸の星の下に生まれたとしか思えない可哀想な子。リエラと一緒に幸運グッズを集めるべき。
◆ダイト
ダルクス人として迫害を受け続けている内にすっかり性格がねじれてしまったが、戦争に際して、大切な肉親である妹の居場所を守る為にと義勇軍に入隊したところ、「ダルクス人だから」という理由でネームレス送りにされてしまう。その上、ネームレスで死に物狂いで戦っている間に、肝心の妹が帝国軍の侵攻に巻き込まれて死亡してしまうという、リアル不幸キャラ2。この上は、エンディングで「実は妹は生きていた」でもないと、浮かばれなさすぎる。リエラと一緒に(以下略)
基本的に人間嫌いでひねくれているが、ダルクス人に対しての同胞意識は強く、グスルグなどとは友好的。一皮剥けると外向的で明るいメンバーが多いネームレスの中では貴重な、厭世的かつ駄目人間オーラの持ち主。
初期&得意兵種が技甲兵な為に、なかなか熟練度が貯まらないのも、不幸といえば不幸。
◆アニカ・オルコット
「野菜万歳!」と叫びながら次々と前線で敵兵を屠っていく、ネームレスの誇る狂戦士。主人公に継ぐクラスのHPを誇っており、優秀なアタッカー。ぶちぶち文句の多い隊員の中で珍しく、戦えればOKというすっきりしたタイプ。“正義とは何か、正義とかは力だ、力あってこそ正義を行使できる!”教の人だったが、サブイベントを経て、考えを少し改めた。
◆アルフォンス・オークレール
新機軸、格好いいデブ。甘い美声と洒落た台詞回し、レディを尊重するジェントルな振る舞いで、ネームレスの女性隊員達に最もウケの良い男。ただし、友達にはいいけど彼氏は無い、というタイプ。けれどそれでも構わないといった姿が、紳士である。少々Mっ気があり、罵詈雑言や女王様の鞭に快楽を覚える性癖の為か、基本HPが多い。
情報オタクの元私立探偵で、ネームレスでも随一の有能さを誇ると思われ、本気でクルトと手を組むと、何か大きな仕事が出来そうな気がする。
◆レイラ・ピエローニ
天上天下唯我独尊を地で行くサディストの女王様。得意な武器は、乗馬鞭(主な被害者はアルフォンス)。世界平和の実現の為に女王(自分)とそれに従属する男達による独裁国家を目標にしており、駄目男を教育するのが至上の喜び。瀕死者救助における衛生兵の呼び方が真剣なあたりとか、言動も行動も滅茶苦茶だが、根は悪い人ではない、というポジション。
◆セルジュ・リーベル
“不治の病”を称し、事ある毎に咳き込んでいるが、ネームレス随一の射撃能力を誇るA級スナイパー。兵士として死ぬ事を求めつつ、敵兵士を次々と撃ち殺していく死神属性の持ち主、決め台詞は「いずれ、向こうで会おう」。正規軍に所属していた経験からクルトの指揮能力を高く買っており、部隊では数少ない、兵士としての思考、が出来る貴重な人材。
ヴァレリーエインズレイ
研究に没頭すると周りが見えなくなる歴史学者……も今ではすっかりスナイパー。リエラに「興味が好意より上なのは否定できない」とか平気で言い放ったり、ダルクス人の歴史問題を当の本人達に平然とつつきに行ったりと、空気を読む気が全くない。隊長とはおそらく、空気読まない仲間。会話シーンのバストアップ絵でやたらにデッサンの歪んだものがある一方、イベントの一枚絵ではやたら美人に描かれていたりする、メガネ担当。
◆グロリア・ダレル
自らババアを名乗る、62歳の現役ババア。娼館を経営しているらしっかたりギャングとも繋がりを持つ裏社会の人間で、よく、ネームレスの女性陣を物色している。懲罰部隊送りというか、戦争関係無しにリアルに犯罪者っぽく、もっと重大な犯罪から目を逸らす為に軽い罪で服役する事にしました、といった雰囲気。しかし孤高のヒールキャラかと思いきや、意外と仲間に配慮した発言が見受けられるのは、年の功か生来の姉御肌の故か。初期兵種は対戦車兵だが、HPがあまり多くない事もあり、とりあえず狙撃担当。
◆クラリッサ・キャラハン
帝国軍から“白衣の悪魔”と恐れられる女スナイパー……にすっかりなってしまったが、本来は看護士ルックの支援向きキャラ。職業柄もあってか、ネームレスの中ではかなりまともな性格である筈だが、「この戦いが終われば……平和になります」と呟きながら敵兵を次々と撃ち殺していく姿には、狂気の香りが色濃く漂わない事もない。
◆シン・ヒューガ
遠い東の島国から来た侍。高く結った髪、背中に差した長脇差し、と何か痛々しいコスプレの人にしか見えないが、本人はいたって真剣で、コミュニケーションに取扱説明書の必要なタイプ。生まれ故郷の島国の価値観の影響が強く、君主の為に死を厭わない事が忠義であると考えている。無口属性(セルジュ)と、根暗属性(ダイト)とは、比較的通じるものがあるらしい。おそらく後の剣甲兵向きのキャラクターと思われるが、今のところまだ使えない為、とりあえず狙撃兵暮らし。
◆マルギット・ラヴェリ
頭に花を差して現れた、士官学校出の元エリート。金髪縦ロールの御嬢様デザインだが、やたらに声が渋い。独善的な誇りを優先し、協調性に欠ける典型的な駄目御嬢様キャラだったが、サブイベント以降、考えを改めて他者を指揮する人間としての自覚に目覚めていく。正規軍の士官経験者の割には上官であるクルトを「クルト隊長」ではなく「クルトさん」と呼ぶのが、ちょっと気になる。自称するほどエリートでもなかったのでは、という気がして仕方がない。
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ネームレスの面々は、隊長をあまり「隊長」と呼んでくれない事が、個人的な趣味としては不満(笑)
話が横に少しずれますが、『サクラ大戦』は、部隊内でのそれぞれの呼称、という点に関して非常に良くできていました。年下の女性の部下を「○○くん!」と呼んでいやらしくないのが、大神一郎クオリティ。
おまけ、現時点での、各キャラクターの主な担当兵種。先頭がメインにしている兵種で、以下、ある程度、熟練度を稼いでいる兵種。★印は、兵種マスター済み。各兵種の名称は、○○兵→上級○○兵→○○猟兵、という順に上級クラス。
クルト〔★突撃猟兵/偵察兵・狙撃兵〕
リエラ〔★偵察猟兵/突撃兵〕
イムカ〔★対戦車猟兵/突撃兵〕
フェリクス〔上級突撃兵/対戦車兵〕
ジュリオ〔上級対戦車兵/突撃兵〕
エイミー〔上級偵察兵/狙撃兵〕
ダイト〔技甲兵/狙撃兵〕
アニカ〔突撃猟兵〕
アルフォンス〔★偵察猟兵/突撃兵・対戦車兵・技甲兵〕
レイラ〔上級突撃兵〕
セルジュ〔★狙撃猟兵/上級支援兵・突撃兵〕
ヴァレリー〔上級狙撃兵/支援兵〕
グロリア〔上級狙撃兵〕
クラリッサ〔★狙撃猟兵/支援兵〕
シン〔上級狙撃兵/突撃兵〕
マルギット〔上級狙撃兵/対戦車兵〕
突撃兵メイン以外のキャラが狙撃兵を経験しているのは大体、「断章」解放の熟練度稼ぎの為です。狙撃バンザイ。