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『未来戦隊タイムレンジャー』感想2

◆CaseFile.3「夢の加速度」◆ (監督:松井昇 脚本:小林靖子
タツヤと4人の未来人達は、前回ラストで入居した部屋のレイアウト中。
冷凍した怪人はロッカーの中なのか……!(笑)
家賃などを稼ぐ為にも、おのおの得意分野でお金を稼ごう、と提案するタツヤ。
ユウリは探偵、シオンは機械修理、ドモンは格闘技を教え、アヤセは……? という所で、彼の過去に触れかけ、干渉を嫌うアヤセに嫌がられる。
しかし、いきなり全員呼び捨てなのですねタツヤ。まあ、番組展開する上で、いつまでも他人行儀だとやりにくくて仕方がないですが、ユウリさんは年上のイメージあったので、ちょっとビックリ。設定知らないので、実際の年齢差は知りませんが。何となくこう、ユウリさんにはお姉さんポジションで居てほしいんですが。タツヤとユウリには変な距離感でもにょもにょしてほしかった(おぃ)
戦隊物でそこまで求めないように。
一方、ロンダーズファミリーは、圧縮冷凍されていた囚人の中から、現金強奪犯キースを解凍。キースはコンピューターや車などと融合できる能力を用い、信用金庫の現金輸送ルートに網を張ると、現金を強奪する。この情報を得たタイムレンジャーは、キースが輸送情報を得る事を逆手に取って、囮の現金輸送車に乗り込んで罠を張る。
……何故かいきなり、信用金庫に協力を取り付けて、職員に成り済まして現金輸送車に同乗するタイムレンジャーが凄く謎。
……
…………
………………は?!
もしかしてこれはあれか、特殊な交渉術というやつか?!
『タイムスクープハンター』(NHK)で沢嶋雄一が使う事で有名になった未来の交渉術、ユウリさんなら使えそうな気がします。


当時の人々にとって、私は時空を超えた存在です。彼らにとって私は宇宙人のような存在です。彼らに接触する際には細心の注意が必要です。私自身の介在によって、この歴史が変わることも有り得るからです。彼らに取材を許してもらうためには、特殊な交渉術を用います。それについては極秘事項のためお見せすることは出来ませんが、今回も無事密着取材することに成功しました。
それで描写されなかったんですね! 特殊な交渉術なら、仕方ない。
囮の現金輸送車に乗りこむユウリ・ドモン・シオン。
トランクを積み込んだ乗用車で発進するタツヤ・アヤセ。
だが、キースはコンピューターからこの囮作戦の情報を得ていた! 車と融合し、タツヤの運転する乗用車に襲いかかるキース。ゼニット(雑魚兵士)の攻撃を受けてタツヤが負傷し、咄嗟にハンドルを操ったアヤセは素晴らしい運転テクニックで、キースの追撃をかわしてみせる。アヤセはかつてレースドライバーを目指していたが断念、時間保護局に入局したのだが、そのドライビングテクニックは折り紙付きだった!
しかし、しつこく追いすがるキースに追い詰められ、車から投げ出される二人。タツヤを逃がす為にトラックへ突撃しようとするアヤセを、殴り飛ばして止めるタツヤ。そこへ残りの3人が変身して駆けつける。
実は、タツヤとアヤセの運転していた乗用車こそ、本命と見せかけた囮であり、実際の現金は既に、現金輸送車で運ばれていたのだった!
……二重の囮作戦というのはわからないでもないですが、タツヤとアヤセが変身せずにキースを引っ張っていた理由は、いまいち不明。そもそもタイムレンジャーの目的は、囮に引っかけて現金を無事に輸送する事よりも、キースの逮捕の筈なのですが、ちょっと練りすぎて本末転倒気味になった感じ。
5人が揃い、タツヤとアヤセもクロノチェンジ。
「時間保護法により、逮捕する!」
とユウリさんの台詞を奪うタツヤ……多分、練習していたに違いない。
タイムレンジャーの戦闘は、二刀流と槍タイプ?に2モードで使える剣が格好良くて好きです。
ところで未来のあの人は、3Dフォーメーションシステム発動依頼が来るのをじっと待っているのかと思うと切ない。
趣味はきっと、手芸。
キースの撃破、圧縮冷凍に成功したタイムレンジャー。そしていよいよ、トゥモローリサーチ社、開業。
……ビルの一室どころか、ビルそのものなのか。
メンバーのお仕事を列挙する所で、「ユウリの探偵!」と言いながら、ちゃっかり肩に手を置いて嫌な顔されるタツは、割と油断なりません。アヤセも1エピソードで攻略したし……今回のレッドは、総攻め系か。
運転代行をする事になったアヤセ(何だろうこの飲み屋の匂い)、
ユウリ「でも、アヤセの運転免許は?」
タック「こういう際だ。取得に必要な書類は僕とシオンで揃える」
フクロウがしれっと、非合法活動を承認した!!
最後は、お小遣いでユニフォームを揃えたという主人公が揃いの青い上着を取り出すのですが、この主人公の、父親に反発してはいるけど割と無自覚に金持ちずぶずぶ、というのは今のところよくあるパターンなのですが、これはドラマ的な伏線として回収されるのかなぁ。回収されると、面白いのですが。


◆CaseFile.4「人質は異星人」◆ (監督:松井昇 脚本:小林靖子
手元不如意になってきたロンダーズファミリーは、今度は誘拐殺人で圧縮冷凍200年の怪人を解凍。
「金は必ずつええもんのところに集まるからなぁ、たっぷり貯め込んだら、地球のてっぺんに城でもぶっ建てて、生涯豪勢に暮らそうぜ。貧乏人の泣きっ面拝みながらなぁ」
ドルネロ様、素敵。
リラさんの演技はともかく、ドルネロ様とギエンさんが声はまりまくりでで、ロンダーズファミリーは非常にいい味出しています。
その頃、トゥモローリサーチ社では、テンション高くて構ってほしい子犬状態のシオンが、他のメンバーに若干、鬱陶しがられていた(というか、ナチュラルにスルー。あと、今、交通標識を覚えようとしているアヤセさんが怖い)。事務所に畳とコタツを持ち込んで書道をしているタツヤに邪険にされ、ビラ配りもといナンパ中のドモンの元へ行ったシオンだが、色々なボタンのかけ違いから、路上で「愛してます!」と叫んで、周囲の人々を引かせ、ドモンに逃げられる。
その帰り道、親切で怪しい男を助けたところ、そのまま、誘拐されるシオン
トゥモローリサーチ社にかかってきた初めての電話は、誘拐犯からの身代金の要求でした
電話の声紋から、誘拐犯がロンダーズファミリーの怪人と判明。ブレスレットを使って通信してきたシオンについ、「天然通り越して大迷惑だ!」と怒鳴りつけてしまうドモンだったが、これによりシオンが囚われている場所が確定される。
シオンが、消滅したハバード星の確認されている唯一の生き残りであり、その希少価値と種族的に発達した頭脳の為に、幼い頃から研究施設で大人に囲まれて暮らしていた事、同世代の仲間が今まで存在しなかった事、をタックに教えられる4人。
シオンの人なつっこすぎる性格の裏にあったものを知りそれぞれ行動を振り返って反省する4人だが……タックさん、そういう事は先に説明してください
トゥモローリサーチ社とタイムレンジャーの関係がバレてはまずいと、変身しないまま一緒に誘拐されていた子供達を何とか助けたシオンだが、怪人に叩きのめされる。危機一髪のその時、元格闘家ドモンの強烈なパンチが、怪人を吹き飛ばす!
「お前が死ぬ方が迷惑だ! 俺達は仲間だ!」と3枚目路線だったドモンが格好いい所を見せ、ここからはドモンのターン。格闘家時代のドモンを知り憧れているシオンの前で、「格闘技講座その1だ」と、ひとり怪人の前に立つドモン。最初は相手の攻撃を受けてよろめき倒れるが、敵の空中回転殺法を受け止めると、ジャイアントスイングから反撃、連続パンチでダウンさせる。
……ドモンさん、プロレスすぎて、その格闘技は素人には修得不能だと思います。
後はざくっと、合体攻撃。タイムレンジャーは、合体武器が大きいのも良いです。
圧縮冷凍が完了する前に、怪人が自分で巨大化してしまうので、基本、役に立ちませんが
タイムロボベータは、3話に続き、既に前座もいいところ状態。軽く攻撃した後、タイムロボアルファに変形し、ざくっと冷凍。
タイムロボは格好いいかどうかはともかく、5体分離・合体・2モード、と玩具としてはかなり意欲的な感じ。
3・4話の監督は初めて見る名前でしたが、可もなく不可もなく。
次回、ユウリさん回、予告のナレーションががががががが。
作品面白いので、早くユウリさんはアフレコに慣れてほしい。切に。