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『未来戦隊タイムレンジャー』感想27

◆CaseFile.47「ドンの最期」◆ (監督:小中肇 脚本:小林靖子
42話で大量に入手したラムダ2000を、Z−3に変換しているギエン。
そして囚人達の圧縮冷凍を終えたドルネロは、「大消滅」を食い止めるべく、ギエンを始末する為に銃を取る。



ドルネロ「行って来るぜ、リラ」
リラ「さっさと済ませて帰ってきてね。うふふふふ。ドルネロが居ないと、お金儲けできないじゃない」
ドルネロ「おめぇ、本当に正直だな。そこがいいんだけどよぉ」
リラ「でしょぉ」
ドルネロ「だがなぁ、ひとつ言っていっておくぜ。確かに世の中金だ。金が無きゃ、生きていけねぇ。それでも、その金でも買えねぇものがある」
リラ「はあ? ちょっとだいじょうぶ? うふふ、まさか、愛とか言わないわよね?」
ドルネロ「はっ。俺は、愛想を尽かして俺を捨てた母親さえ、金で連れ戻したんだ。そんなあおくせぇ事いうかよ」
リラ「じゃあ、なによ」
ドルネロ「いいか。(胸の辺りを叩いて)ここに空いちまった穴だけは、いくら金つぎこんでも埋まらねぇ。絶対にな」
リラ「ふぅん? うふふふふふ」
ドルネロ「ギエンの野郎も、埋めそこなった口かもな」

なんとなく三つ巴構造にする事で、ビジネスの為に社会に潜伏していた囚人達を、ドン自らの手で回収させるという構成は極めて秀逸。これにより、連戦連敗でどうしようもなく衰退していく悪の組織という作劇とは一風変わった、広がりを保ち部分的勝利を収め続ける悪の組織としてのロンダーズ・ファミリーという特性を貫いたまま、まとめきりました。
まあ、万が一の準備が良すぎて、戦う前からドルネロが負けている、とも言えるのですが。
おそらく本人にも自覚の無い、敗北の予感がドルネロにあった、と見るところでしょうか。
ドルネロにとってのギエンが、胸に空いた穴を埋める存在であったかもしれない故に――。
また今回、ギエンのマントの裾に、ほたるくんがずっとついていた事が発覚(笑) ドルネロ様はこれで、リュウヤとの会話その他諸々を全て聞いて、「大消滅」について知った模様。
あとドルネロ様、いいシーンでなんですが、リラさんは、その穴を埋めたふりをするのが、お仕事の方だと思いますっ!
「大消滅」について検討を続けるタイムレンジャーは、その単語から、2001年の消滅と30世紀の消滅の原因が同じかもしれないと考え、Gゾードのエネルギー炉について調べる事を決める。一方、バックアップデータによる再起動によって、リュウヤが隠蔽していたデータの存在に気付いたタックは、その復旧を行う。
シティ・ガーディアンズが回収したGゾードの破片を調べようと、隊員の制服を奪って、アヤセ、ドモン、シオンの3人が第三研究所へ潜入。警察よりも上位の組織に収まったシティ・ガーディアンズとそれを率いる滝沢の動向に思いを馳せる待機組の二人、ユウリはドルネロを追い続ける自分と、力を求め続ける滝沢を重ね合わせる。
と、久々に、ユウリさんの復讐ネタ。しっかりと拾ってきました。
一方潜入組、大消滅について思いを巡らせるドモン。
ドモン「もし……もしあるってわかったら、どうする?」
アヤセ「止められるもんなら止める。……ま、隊長の言う正しい歴史じゃなくなるけどな」
ドモン「そうなんだよ。30世紀がまた、どうかなっちまうかもしれねぇ」
アヤセ「で、この時代が消えるのをほっとくか?」
ドモン「そうできりゃ、とっとと未来に帰ってるよ。……わかんねぇ。しょーじき、わかんなくなっちまった」
シオン「僕はこの時代を守りたいです。駄目でしょうか?」
笑顔で首を横に振るアヤセ。
なんだかんだで、この男三人が腹を割って話すのは珍しく、ここはクライマックス前にいいシーンになりました。
Gゾードの破片から、気になるものを見つけて手に入れた3人だが、滝沢へ見つかってしまう。本気謝りと見せかけて、緊急警報に気を取られた滝沢にペン目つぶし(久々に登場)を喰らわせ、脱出を図るシオン、黒い、黒すぎる
ギエンの作成した破壊ロボット・クライシスが街に出現。出撃した滝沢は、例のバッジを掲げて名乗る。
……あれ、気に入っちゃった?
まあ滝沢も、毎度帽子を投げながら「タイムファイヤーーーーーー!!」とかやるので、基本的にノリは悪くない。
根はいい人です。
ファイヤーとクライシスの戦いが始まり、遅れて駆けつけたタイムレンジャーも戦闘に参加。一方、ほたるくんの電波を追ったドルネロは、戦闘を見物するギエンの前に現れ銃を向ける。戦場にドルネロとギエンの姿を見て、そちらへ走り出すユウリ。
「私が神にも等しくなれたのは、おまえのおかげだ」
「ギエン、おめえは神なんかじゃねえ。あの、掃き溜めみたいなダウンタウンに居た、ただの宿無しだ!」
交差する二人の銃火。
「死なせるわけには、いかないのよ……逮捕するまで」
両親と妹の仇であるドルネロの逮捕にこだわり、戦闘に割って入ったユウリは、ダメージで変身が解除。更にドルネロの攻撃を受け、足を負傷する。ドルネロは逃げたギエンを追って飛んでいき、ほたるくんの電波探知機を拾ったユウリは、タツヤと共にその後を追う。
巨大化したクライシスに、今回もタイムフライヤーで戦うタイムレンジャー。シオンの「ただのメカです。圧縮冷凍の必要はありません」という言葉を受けた滝沢は、本気モードでVレックスと合体攻撃を放ち、巨大メカを撃破。
滝沢本部長、なんだかんだで気を遣って圧縮冷凍してくれていた事が発覚。
やっぱり、いい人です(笑)
その頃、左腕を損傷して倒れるギエンに銃を向けるドルネロ。
マントの下で、こっそりと隠し持っていた銃を握るギエン。
負傷した右足をひきずりながら、必死にドルネロの元に向かうユウリ。
そして――
「俺とした事が……おめぇを撃てなかったか」
結局、ドルネロは、ギエンを撃てなかった。
ギエンは、ドルネロを、撃てた。
血の海に沈むドルネロを見つける、タツヤとユウリ。
ドルネロはタツヤに、樹海のアジトに圧縮冷凍した囚人達を未来へ運ぶように告げる。一方的な物言いに、激昂するユウリ。
「ドルネロ! 死ぬなんて許さない。私が逮捕するわ」
「おめえさっきの。なんだって、そう俺にこだわる……」
「あなたが殺せと命令した捜査官のその家族、覚えてるわね。私は、その生き残りよ!」
「…………覚えてねぇなぁ……そんな事は、飽きるほどやってきた」
「忘れた?! 私は、一日も忘れた事ないわ! メイは、メイはまだ5歳だったのよ!」
瀕死のドルネロに掴みかからんばかりのユウリを押し止めるタツヤ。
ドルネロはもう一度、囚人達の身柄に関して念を押す。
最後の最後まで、ユウリとドルネロが噛み合わないのは、実にいい。
「俺も、おしめぇか……リラ、もう一度、顔を見たかったぜ。おめぇ、俺のおふくろにそっくりだって知ってたか」
落ちる葉巻。
ドン・ドルネロ、その甘さ故に、死す。
ううーん、ドルネロ様、着ぐるみが非常に動かしにくく、普通に撮るの難しいのはわかりますし、何とか色々と工夫しているのもわかるのですが、逆光多用はあまり好きではないで、演出的にはそこが残念でした。
最終的には、ドルネロとギエンの因縁より、ユウリさんの因縁の方に尺が割かれてしまったのも、ドルネロ様ファンとしてはちょっと残念。いやここは、その方が普通で当たり前なんですけど(笑) ドルネロとギエンの最後の決闘シーンは、しっかり描いてくれても良かったかなぁ、とか。
ドルネロの死を聞いたリラは、アジトを撤退。
「ドルネロ……お金抜きでも、ちょっとは好きだったわよ」
まあこの方は特級釣師なので、幾らでも現代社会で生き抜いていけそうです。
「父さん達に約束したのに……ドルネロを逮捕するって、それなのに……どうして!」
泣きじゃくるユウリを胸に抱きとめ、なだめるタツヤ。
そこへ駆けつけてしまった3人。
声、かけづら……!!
その頃、シオン達が窃盗してきたGゾードのパーツを解析したタックは、それがラムダ2000である事を知る。
「まさか――これが?!」
2001年の都市上空に立ち込める、時空パルスの暗雲。
果たして、何が起ころうとしているのか――?!


◆CaseFile.48「未来への帰還」◆ (監督:小中肇 脚本:小林靖子
「ドルネロが死んだか……私が神になるのを、喜んでくれると思ったが」
ラムダ2000を用いて、更なる破壊兵器を製造するギエン。
悪夢で目を醒ましたタツヤは、同様に目を醒ましていたユウリと、夜の屋上で二人の時間。
「体のどこかに、穴があいちゃったみたい」
「これから埋めていけばいいよ」
ドモンもまた、寝付けぬ夜にホナミの言葉を思い出していた。
「ドモンさん……最近、未来、って言葉使いはじめたの、気付いてる? 前は30世紀とか、俺の時代って、言ってたのに」
いったい、どちらが自分の“今”なのか――。
そんなドモンに、ホナミは「あたしなら大丈夫だから」と告げる。ある日ドモンが急に居なくなる時があっても、今こうしている時間と思いは本物だから、と……。
まあここであまり弱々しくても困るのですが、ホナミ、やたらに力強いなぁ(笑)
一方、退院した浅見父と邂逅する滝沢。
「満足か? その歳で、ここまでの地位を手に入れたんだからな」
「今のところは。これで終わりとは思っていませんが」
「そうだろう。一度、権力争いに乗ったら、あとは最後まで戦い続けるしかない たった一人で」
「そのつもりです」
「だが、その戦いに勝てるのはほんの一握りだ。そして勝者はあらかじめ決められている。残酷だがな」
ドルネロの遺言を聞き、囚人達を回収して時間飛行体に運び込むタツヤ達の元へ、隠蔽されていたデータの復旧が完了したとタックから連絡が入る。
それによると、大消滅の原因はラムダ2000!
ラムダ2000には時空を僅かずつ蝕む性質があり、30世紀の消滅事件はその蓄積によるものだった。そして2001年、その現象が急速に進行する事で、大消滅が起きるのだ!
だが、Gゾードは既に倒され、現代で精製されているラムダ2000もそれほどの数ではない。いったい何が、大消滅の引き金となるのか……?
タック「どこかにあるんだ……それらが問題にならないほどの、ラムダ2000が」
その時、街にギエン自らが操縦する巨大メカ・ネオクライシスが出現。
駆けつけたタイムレンジャーとタックは、ネオクライシスと戦うブイレックスと、ネオクライシスを操るギエンそのものの中に、Gゾードの数千倍ともいえる、高密度のラムダ2000が存在する事を知る。
このままでは、2体が戦えば戦うほど、時空の崩壊が進んでしまう!
うーん、この辺り、いまいちピンと来なかったのですが、ギエンとブイレックスの体内に高密度のラムダ2000が存在しているのは、まだ謎ということでいいのかな? ギエンのマシンボディに何故かラムダ2000が使用されていたという事なのか、自分で精製したZ−3を内蔵したという事なのか。ブイレックスは完全に謎ですが、次回辺りにきちっと謎解きされるのかしら。
未だに、Gゾードとブイレックスとタイムファイヤーの関係性は謎ですし。
慌てて戦いを中断させようとするタイムレンジャーだが、滝沢は聞く耳を持たない。
その時タックが告げる、復旧したデータに存在した一つの歴史的事実――
「ブイレックスのパイロットは、2001年の今日、死亡したと」
「俺が?」
「歴史上はそうなっている」
「は、そんな馬鹿な」
戦いを止めない滝沢は、前回で味を占めたのか、レンタルビデオで『宇宙○事ギャバン』でも見てしまったのか、、ブイレックスの頭上にジャンプ。
その背中にアヤセさんが「滝沢!」と声をかけるシーンが入るのは、妙においしい(笑)
この最終盤で、タツヤ−ユウリ、ドモン−ホナミ、シオン−タック、と絡むキャラが固定化されてしまった為、さびしんぼのアヤセは、色々と細かい所に気の付くポジションが回ってきました。
ネオクライシスの攻撃を受けて変身解除してしまった5人。時間飛行体で戦闘に割り込もう、と提案するタツヤ。その勢いに流されるままに5人は飛行体に乗り込むが、タツヤの行動にどこか不審を感じていたアヤセが何かに気付き、「みんな……出ろ」と言うも一瞬遅く、タツヤは4人を置いて外へ。そして4人の前で飛行体のドアが閉じる。
30世紀の為、4人の為、タツヤは彼等を未来へ送る事を決断したのだ!

シオン「僕は残ります……ここが僕の故郷なんです、守りたいんです!」
「駄目だ!」

仮に4人が残る事で大消滅を食い止める事が出来ても、そうする事で30世紀が変わってしまうかもしれない。本来30世紀の人間である4人にそんな事はさせられないと、タツヤはタックに未来への発進を急がせる。

アヤセ「タツヤ……おまえ、死ぬ気か」
「俺は最後まで戦うだけだ。この時代の人間として」
ドモン「俺はまだ帰れねえんだよ!」
「ユウリ……新しいおまえの道が見つかるよ――きっと」
ユウリ「タツヤ……! あたし……」

ドモンはかなり可哀想だなぁ、これ(笑)
それは最後まで叫び続けますよ。
ドモンはタツヤをグーパンしていいと思います。
「すべての破壊だ。何もかも消え、存在するのは私のみ」
ネオクライシスの一斉射撃を受け、大ダメージを受ける滝沢&ブイレックス。
滝沢は何故レックスの頭の上に乗ったまま、相手の銃口に最接近しますか
それをやって無事なのは、規格外のバケモノである某宇宙刑事だけですよ。
レックスが激しく損傷し、滝沢自身も変身が解けるほどのダメージを受けてしまう。そこへやってきたシティ・ガーディアンズの隊員から、衝撃の事実を聞かされる滝沢。
「命令は聞くわけにはいきません。貴方はさきほど、シティ・ガーディアンズに関わる全ての権限を解かれましたので」
浅見父の手によって過去の不正を追求され、退任に追い込まれる治安維持局の伊吹長官(しかしこの人も、こんなに長々と出てくるとは思いも寄らなかった)。同時に、その後ろ盾を受けていた滝沢本部長も全権を剥奪。更に、Vコマンダーのボイスキーも解析され、滝沢以外の人間以外にも使用できるようになっていた!
ビバ・大人の寝業
滝沢さん、研究所の人に「綺麗事を聞くと蕁麻疹が出る」とか言うから、大事な報告、回ってきていませんよ!
会長はやたら余裕たっぷりだと思っていたら、既に手を打った後でしたか。
んー、まあしかし、ここまで状況が急転するとは思っていなかったのでしょうが、間接的に滝沢を窮地に追い詰めたのは浅見父という事になってしまって、親子仲はまたこじれそうだなぁ……最終話までに何とかまとまるのか?(^^;
コマンダーを回収されそうになった滝沢は隊員を殴り飛ばして、逃走。
別に滝沢自体は悪人というわけではないので、そこまでやらなくてもレベルの没落ぶり。
逃亡中、かつて文鳥をあげた少女がゼニットに追われている所に遭遇した滝沢は、少女をかばって、銃弾で蜂の巣
すんでの所でタツヤに助けられるが……なんか目が虚ろですけど大丈夫ですか。
本部長、史上空前の大ピンチで次回へ続く!


ううーん、展開がシリアスすぎて、ほぼ単なるあらすじになってしまった(^^;
先日のGゾード編もでしたが、明かされてない伏線なのかこちらの読み間違いなのか微妙にわからない、もやもやした謎が幾つかあって、コメントし辛い。
来週配信分で完結かと思うので、とにかく綺麗に落着してくれる事を、期待。