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『超人機メタルダー』感想11

◆第21話「大都会ミステリー・ホタルを呼ぶ美少女」◆ (監督:三ツ村鐵治 脚本:高久進
夏だ花火だ怪談回だ!
夜の街で、ホタルの光を追って行方不明となった子供達。ニュースで失踪前の子供達を最後に見たのが八荒だと知った流星は、彼とともに子供達をの行方を追い求める……と、何故か唐突に流星と八荒のバディものという、不思議展開。
そしてこれまた唐突に襲い来る、ヨロイ軍団・激闘士ジャムネのロケットパンチ
「大都会の夏のミステリーはネロスの仕業だったんだ」
妙にノリノリな、メタルダー
その夜、八荒が前夜に出会った不思議な美(?)少女・蛍子を探す二人。人工ホタルの怪しい光に誘われた八荒は怪しげなビルの中でジャムネに捕まり、ネロス帝国に脅されて協力している博士の手で、若い細胞のエキスを吸い取られてしまう。八荒が運び込まれた部屋に転がる、意識を失った沢山の少年少女達。ネロス帝国はモンスター軍団の強化の為に、催眠光線を出すホタルを使って子供達をさらい、若い細胞のエキスを集めていたのだ!
モンスター軍団の強化に関わる作戦をヨロイ軍団が主導しているのはこれまでの展開を考えると少し疑問ですが、なんだかんだでヨロイ軍団員と戦闘ロボ軍団員の出番が多いのは、もしかしたら、やや複雑な作戦を指揮できるのは、ヨロイ軍団員か戦闘ロボ軍団員だけ、という事なのか。モンスター軍団員は目前の欲望に忠実ですぐ横道に逸れそうなので、長期的な視野の作戦を展開するのには不向きそうではあるしなぁ……機甲軍団は市街戦向きでないし。
ゴッドネロスは、博士の娘である蛍子を使ってメタルダーを誘い込むように指令。父(人工ホタルの開発者)は娘を人質にされてネロス帝国に従い、娘も父の為にやむなくホタルを放つ役をしているのですが、蛍子は帝国を裏切り、流星に助けを求める。ジャムネを追ってビルへ乗り込んだ流星は一度は罠にかかるが、メタルダーに瞬転して脱出。
檻をレーザーアームでずんばらりんしたら、一歩出た所に落とし穴、という二段構えの罠は秀逸(笑)
そして、美人秘書ズとの初の交戦
パンチ一発で、あっさりとねじ伏せましたが。
美人秘書ズが倒れた事で解放された博士も帝国と訣別、博士が細胞エキスを再注入する事で息を吹き返した八荒が蛍子を助け出し、メタルダーは新技メタルボンバーでジャムネを撃破。海に吹き飛んで爆発しなかったので、もしかしたら生きてる……かも。
飛び交うロケットパンチの映像は、なかなか面白かったです。
悪の組織の陰謀にヒーローが気付いてそれを阻止……と今作としては珍しいオーソドックス展開ですが、話としては特に面白いところはなし。まあ、夏の八荒プッシュ回と見るべきか。段々こちらも、八荒の存在に慣れてきましたし。実際どうだったのかはわかりませんが、いかにもテコ入れ然とした追加キャラとしては、ほどほどにうまく使っている方かとは思います。この辺りは、わざわざチェンジグリフォンを器用した甲斐があったというか、役者さんが現場の空気に慣れていて、色々うまくやってくれている感じ。


◆第22話「空飛ぶローラー! 赤いイルカの襲撃」◆ (監督:伊藤寿浩 脚本:高久進
ドライブで横浜をぶらぶらしていた流星は、ホッケーマスクにローラースケートの集団に襲撃を受ける。トンファーやヌンチャク、手裏剣を使いこなす彼等に手傷を負わされるも、人間相手に反撃できない流星は逃亡。更にそこを戦闘ロボ軍団・雄闘ジャースの砲撃を受けるが、何とか切り抜ける。
彼等の正体は、ネロス帝国に雇われていたローラースケート集団、レッドドルフィン(演ずるは、プロのローラースケートチームらしいレッドドルフィンズ。調べたけど、今ひとつ詳細わからず)。
ゴッドネロス様曰く、
「今の世の中、金が全てだ。大人も若者も、そして子供達までも」
バルスキー「特に今の若者は、金に目がありません。金のためならどんなことでもいたします」
ゴッドネロス「余は、若者のその心に目を付けた。エネルギーが有り余っている若者をメタルダー暗殺に差し向けたのだ」
そして相手が人間なら、メタルダーは必殺技を使う事はない……!
トールギン「今度の作戦は、奴の弱点をつかれたのですね」
広島弁「帝王の考えはいつもお見事。恐れいりまするです」

急に会長をヨイショしだす軍団長達。
しかし、こんな時でも喋らない機甲軍団長。
先日、デスター−X1のプレゼンの時に喋りましたが。
そんなレッドドルフィンに美人秘書ズが「この男を使ってメタルダーをおびき寄せろ」と渡した写真は、またしても、八荒。
なんか段々と、舞さんはネロス帝国の真の黒幕説が真実味を帯びてきました。むしろ、2000年代なら実際にやりそう。
そんな舞さんは前回お休みだった分を取り返す為か、謎のBGMとともにハンバーガーを食べたり、ソフトクリームを食べたり。そこへ現れた八荒に襲いかかる手裏剣。「メタルダーを呼び出せ」という矢文ならぬ手裏剣文を見た八荒は何故か「俺が相手だ、かかってこい」と指定された場所に赴くがレッドドルフィンに翻弄された所を、トップガンダーの狙撃に助けられる。
相変わらずおいしいトップガンダー。帝国を裏切った割にはメタルダーが全然協力を求めてくれないので、「おかしい、こんな筈ではなかった」とか言いながら、地味にスニーキングでもしているのか。
逃げ出すレッドドルフィンのメンバーの一人が、車にぶつかって気絶したところを助けて病院へ運ぶ八荒。意識を取り戻した彼女の名は、レイカ。中国からのボートピープルであった彼女は漂流中に行方不明になった弟を捜していた所、得意のローラースケートでレッドドルフィンと意気投合し、彼等と行動を共にしていたのであった。流星は彼女を説得し、レッドドルフィンのリーダーとの話し合いを求めると、問答無用の攻撃に耐え、彼等にネロス帝国の存在と脅威を語る。

「ネロスは自分の帝国の利益を守るためなら、動乱や戦争をを引き起こし、平然としている。レイカさんは戦争が生んだ落とし子だ。僕は彼女の気持ちがよくわかる。なぜなら、僕も戦争が生んだ落とし子だからだ」

急に社会問題を持ち出してどうするのかと思ったら、なるほど、こう繋げてきましたか。
夏休み展開の派手な客演回かと思いきや、いまひとつ腰の据わってなかったメタルダーが、“ネロス帝国と戦う理由”を遂に明確に口にする、といういきなり物凄い重要回
どうして、ゴッドネロス様との邂逅に続いて、夏休みの間にこんな重要エピソードが立て続けに(^^;
イカの口添えもあり、「よし、この目でネロスの正体を確かめてやる」と美人秘書ズと交渉に向かったレッドドルフィンが受け取った札束を地面に叩きつけると、現れる怪人達。そこへメタルダーが現れ、ジャースと戦闘。ジャースの強力な砲撃に苦戦するメタルダーだったが、敵の足場を蹴り飛ばして崩す、という力業で自分の間合いに持ち込むと、メタルボンバーを炸裂させる。
「このもの、いきなり砲撃してきた罪」
により、ぞんざいに爆殺。
焦点がレッドドルフィンに当たっていた事もあり、ろくに何もしないまま始末されてしまいました。
これからは金の為に暴力に手を出すような事はせず、レイカの弟を一緒に捜す事にしたという、レッドドルフィン。
「俺達が役に立つ事があったら、いつでも呼んでくれ。どこへいても、メタルダーの応援に駆けつけるよ」
レッドドルフィンが仲間に加わった!
そしてナレーション
「――いつの世も、若い力とエネルギーが、悪を砕いていくのだ!」
と、ちょっぴりフォロー。
……次回、何だかとても凄そう。
或いは、駄目そう。