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『特捜ロボジャンパーソン』感想39

先週分。
◆第47話「謎?!裏切りの嵐」◆ (監督:蓑輪雅夫 脚本:宮下隼一/鈴木康之)
ジャンパーソンとガンギブソン、修理と休憩中。
<ネオギルド>とのげきと……う……?
なんか無理矢理、前回の戦いに意味があった事に(笑)
その頃、塾でパソコンを使って勉強中の子供達が突如暴れ出すなど、世界各地で、子供による理由も原因も不明の破壊行為が続発していた。それを知り、ほくそ笑む、帯刀ビルゴルディ。
「既に、我が最終作戦は、発動進行中だ。もはや誰にも止める事はできん。新しい歴史のスタートは近い」
魔王による魔王の為の魔王な世の中……だいぶ野心が肥大化している気がしますが、これもセーラ喪失後の暴走の一環という事で。
JP基地でTVを見ていた周平(毎度お馴染み『コンバトラーV』!)も突如様子がおかしくなり、手近にあった銃を基地内部で乱射。
子供の手の届く所に、光線銃置くな。
何とか取り押さえて気を失った周平の脳波を調べるが、異常は無し。目を覚ました周平には暴れていた間の記憶はなく、その事から最近起きている事件と同様なのではないかと、JPとGGは捜査に。スクラップしていた新聞をあさっていたかおるは、橘順子という女性心理学者がスリップ事故で危篤状態、という記事に目をとめる。
このシーンが、おそらく尺の都合によるカットの影響だと思うのですが、周平落ち着く→JPとGG調査へ→服装の替わったかおるがスクラップをめくって急に驚く、とかおるの行動が唐突かつ意味不明。文章にすると、「かおるも独自に調べているのでは?」といっけん違和感ないのですが、別のシーンを挟んで更に服を着替えるという事は、一回流れを切っているという事であり、その上で必要な説明が省かれてしまった為、映像で見ると成り行きがさっぱり伝わらない、という非常に困った事に(後の展開を考えると、周平を同席させない為に時間経過を描く必要があったのでしょうが、今回こういう構成的な粗が酷い)。
順子の病室では、今は亡きセーラに代わって看護婦コスプレに身を包んだマヤとシンディが、順子を調べ、満足して退室。しばらく後に、急に自分の設定を思い出したのか変装してやってきたかおるが声をかけるが、昏睡状態の彼女が目を覚ます筈がなく退室しようとした所で、やおら起き上がる順子。
若干ホラー。
「待って! 待ってかおる!」
心理学の分野である研究を行っていた順子は、とある人物から資金提供を受け、その人物の為に子供達を使って研究のテストを実行。その結果起こったのが、今回の集団錯乱事件であった。自分の研究が恐ろしい企みに利用されているのかもしれない……そう気付いた順子は出資者の目を欺く為に事故を擬装、意識不明を偽って入院していたのであった。
ごく一般的な行為なのか、事故の擬装。
まあなにぶん『ジャンパーソン』世界なので、事故や死を擬装して行方をくらますのは一流科学者のたしなみという可能性は否定しきれませんが。かおる明らかに、それ用のコピーロボットを複数用意していましたし。
「わたし世界を彼等に、あの男に差し出してしまったのかもしれない」
順子から恐ろしい告白を受けたかおるは、それっきり、消息を絶ってしまう――。
それから三日、連絡の取れないかおるを心配してJP達が焦れる中、当のかおるは何故か公園のベンチにぼんやりと座り込み、これまでのジャンパーソンの戦い、自分を助ける格好いいジャンパーソンとか、勢いでジャンパーソンに抱きついてみたりした時の事を思い出していた。
「ジャンパーソン……!」
いきなり、楽しく遊ぶ家族連れの子供を突き飛ばしてどこかへ走り出すかおる。
………………え、もしかして今更、自分が「正義」の名の下に世界の命運を左右する狂気のロボットを作り出したキチガイである事を自覚した?
かおるが向かった先――それは、帯刀コンツェルン
「やっとお目にかかれたわ帯刀さん、いえ、ビルゴルディ!」
ブルーのスーツでタイトミニスカ黒ストッキングに、メガネ&パーマのおめかしモードで、帯刀の総裁室へ飛び込むかおる。
「死にたくないのよあたしは! 生きてこの目で確かめたい! 科学者として。人間を超え、ロボットを超えたビルゴルディ、あなたの最終作戦を、勝利を」
事故に遭う前の順子から最終作戦の全てを聞いた、と称したかおるは、そのあまりに完璧な計画に敗北を認め、ジャンパーソン達を切り捨て、帯刀に味方する事を申し出る。もちろん簡単に信じる帯刀ではないが、かおるは取引材料としてJP基地の場所を教えると告げるのだった……。
一方、JP基地ではJPとGGが、囲みのついた、橘順子に関する記事を発見。アールジーコの口から、順子がかおるの親友である事、ハイパーサブリミナルの研究をしていた事、サブリミナル効果とは何か、について諸々の説明。
すべからく最初に提示しておけばかおるの行動についてすんなりだったのですが、かおるの行動をJP達から隠す為に情報を分断しようとした結果、ただただ不自然に視聴者にとって話がわかりにくくなってしまい、非常によろしくない構成、下手な脚本。
ジャンパーソンとガンギブソンは順子の病室へ向かうが、順子は意識不明で話を聞くことは出来ない。更にそこへ飛び込んできたマヤが、華麗なロープアクションで順子をさらっていく。その途中で起きて暴れるも、車に押し込まれる順子。
……この人はどうやって、昏睡状態を擬装していたのでしょうか?(^^;
事前のマヤとシンディの確認シーンも、間違いなく昏睡状態と認識したのか、嘘を見破ったのかわからず(嘘だと見破ったらその場で連れ去る気はしますが、かといって意識を取り戻した順子を見ても一切驚かず、全てが意味不明(^^;
本当にこの連名は最悪。
JPとGGは後を追うが、哀れ順子は手榴弾で爆死。ここでジャンパーソン、ようやくマヤをサーチし、正真正銘の人間である事が判明する。
今回最大の衝撃(笑)、強化スーツ補正込みとはいえ、<ネオギルド>最強の暗殺ロボット(自称)・ガンギブソンと互角の戦いを演じるマヤは、まごうことなき人間だった!
伝説の勇者ほらだとの、人類最強対決が見たい(笑)
ちょっぴり動揺するジャンパーソンの胸に突き刺さるビルゴルディカード! 魔王降臨し、戦闘にもつれ込む両陣営。
マヤはGGと互角……というかむしろ、互角以上。
いったいぜんたい、総裁はどこでこの人をスカウトしてきたのか。
クライマックスも近づいての全力バトルで、マヤとGGは回し蹴りの応酬。JPとBDも激しくぶつかり合うが、全体的にBDサイド優勢。
こういう時は飛び道具……とガンギブソンがホーミングバレットを放つが、ビルゴルディのハンドビームにかき消される。
ジャンパーソンがジャンバルカンで畳みかけてダメージを与えるが、ビルゴルディ、すぐさまニーキックミサイルで反撃。
今度はガンギブソンスピンドルキャノンを構えるが、なんとビルゴルディのロケットパンチで奪われてしまう。
JPとGGはスピンドルキャノンで吹き飛ばされ、ラスボス、ジックキャノン発動。ジックキャノンとスピンドルキャノンの衝突の結果、わずかにジックキャノンが押し勝ち、威力を減殺しながらも魔王にダメージを与える。
魔王はブレストビームを放って撤退し、両者痛み分け。
必殺武器の打ち合いは、らしくて面白い戦闘でした。
そして今回改めて判明したのは、正面からぶつけ合うと、スピンドルキャノンよりジックキャノンの方が強い事。そして、ホーミングバレットのヒエラルキー
とりもなおさず、ガンギブソンの戦力ヒエラルキー
が、頑張れ……!
ビルゴルディは順子を抹殺した事をかおるに告げるが、それを平然と受け入れるかおる。
「そこまでしておまえは科学と心中したいのか」
「奴隷よ、あたしは科学の奴隷」
「科学の奴隷か……いいだろう。次はジャンパーソン基地の壊滅だ」
かくてここに、悪の最狂タッグが誕生した! 果たしてジャンパーソンは、正義の狂気は悪の狂気に打ち勝つ事ができるのか!?
そしてかおるは、切り札中の切り札・裏切り者プレイにより、まさかのミラクル大逆転で麗子様からヒロインの座を奪い取る事ができるのか?!
三枝かおる・フォー・ヒロイン!
本当に爆殺されたとしたらえらく酷い扱いの順子ですが、今作の場合は完全コピーロボットが有り得るので、空白の三日間に準備したとか幾らでも後付けできてしまうので、保留。同様に、かおるも保留。作品的には本当にビルゴルディに走っていた方が断然面白いのですが、さすがにそんな事は無い気もしますが。しかし、本気にしろ嘘にしろ、言動と行動が錯乱しすぎていて、展開にドキドキワクワクするというよりも、モヤモヤします(^^; なにぶんシナリオが信用できないので、意図通りに支離滅裂なのか、まともに書いているつもりでシナリオそのものが支離滅裂なのか、区別つかない。
まあただ、アップにする都合でか妙に凝った順子の事故の記事に「婚約者」という文字が確認できたので、「親友だったのに、科学の発展に身を捧げるには男なんて要らない、ゴミよゴミ、と誓い合ったのに、うきーーー」というのが最後の引き金だったという可能性も多分に考えられます。


◆第48話「JP(ジャンパーソン)基地壊滅!!」◆ (監督:蓑輪雅夫 脚本:宮下隼一/鈴木康之)
抹殺された親友の後釜に顔色一つ変えずに座る事で帯刀の信用を得たかおるは、JP基地壊滅作戦を任される事に。順子の研究していたハイパーサブリミナル効果は、純粋で無垢な子供ほど影響を与えやすい為に、対象となる子供をリストアップしていく。
新たな魔王に仕えながら、JP誕生からの軌跡を振り返るかおる……時間と予算節約の為か、終盤適度に回想シーンを挟むいつもの仕様。
「かおるの真意がわからない」と、未だかおるの行方を掴めないままのJP達は順子の周辺を調べ、その研究にどこかから大量の援助資金が提供されていた事を突き止める。その資金ルートの先に、魔王が居るのか……?!
一方、姉の失踪に気落ちする周平は、同級生の女の子・春子に励まされていた。以前の、ガンギブソンが逮捕されて正義が法をぶち破る回に出てきた女の子ですが、こういうキャラクターを再利用するというのは、珍しい使い方。そして春子は、洗脳対象の子供達に、リストアップされていた……。
見覚えのある少女の顔に、何事か考え込むかおる。そこへやってくる、お局様、もといマヤとシンディ。
「後からやってきて総裁に色目使うんじゃないわよ、このあ○ずれのロボットフェチ女! モテない女は自分の理想のロボット作って、(以下検閲)」みたいに絡まれるが、敵愾心剥き出しの二人を、かおるはせせら笑う。
「黙って聞きなさい! ジャンパーソン基地を設計したのはこのあたしよ。あなたたちの手で壊滅できるほど、やわじゃないわ」
ここでこれまで地味に謎だったJP基地が、かおるメイドである事が確定。まあ、普通に考えるとそうなのですが。やはり三枝家は資産家で、あの基地も私有地の一角にあったりするのか。
活動家になるには資金力が必要。
『ジャンパーソン』が僕らに教えてくれた、大切な事。
すっかりいい感じに悪が板に付いてきたかおるは、JP基地壊滅作戦を発動。リストアップした子供達をハイパーサブリミナル効果で深夜の公園に集合させる。そこに置いてあった武器を手に手に取った子供達は、JP基地に向けて進軍開始。アールジーコが基地の入り口に銃火器と爆薬反応を感じて警戒するも、外部からの操作で勝手に開く隠し扉。
「おいまさか、かおるが?!」
やすやすと基地に侵入した子供達は、子供相手に抵抗できないジャンパーソンとガンギブソンを銃で滅多撃ちにし、バットで内部の設備を破壊していく。
かつてスーパーサイエンスネットワークの福の神兄弟により、「花畑で子供達に囲まれ、戦い終わって平和になって、ありがとうジャンパーソンの歌を唄われる」という幸せな夢を見ていたJPさんだけに、実にえぐくていやらしい展開。
三枝かおる、鬼畜。
そこに周平がやってきて内部の光景に困惑し、その姿に、先日の周平の行動を思い出すジャンパーソン。この子供達も、同様に暗示をかけられているとしたら……!
「そう、これが従来のサブリミナルを超えた最新テクノロジーと精神科学の結晶、ハイパーサブリミナルよ!」
突然の通信の主は、三枝かおる!
「ジャンパーソン、ガンギブソン、すぐに降伏しなさい。あなた達に子供達を傷つける事はできないはずです」
更にモニターのかおるの背後に、魔王ビルゴルディが姿を見せる。
「いや、降伏するな、抵抗しろ。子供達を抹殺してみろ、ジャンパーソン、ガンギブソン。ふっふっふふふ……」
暗示に使われている単語の一つが「DESTROY」なのがまた、どこか懐かしさを漂わせて素敵な所です。
「なぜだ! どうしてなんだかおる?!」
「しょせん、私は人間。あなたはロボット、そういう事よ。でも、彼は、ビルゴルディは、その二つを超えた存在」
かおるは背後から肩に置かれたビルゴルディの手に、頬をすり寄せる。
「わかってとは言わないわ」
実に楽しそうに高笑いするかおる。
ここまでやれば、ここまでやれば、この先どう転んでもインパクト的にヒロインは私のもの!
麗子様超えへ向けて、着々と進行する、恐るべきかおるの計画!
そう、私は、神になる!(あれ?)
かおるは基地のカメラが限界になった、と称すると映像を切り、そのタイミングでサブリミナル効果を解除。かおるの裏切りに衝撃を受けながらも、正気を取り戻した子供達を連れて脱出をはかるジャンパーソンとガンギブソン。だがその混乱の中で、春子が周平の手を強引に引いて別の方向へ走っていってしまう。
大爆発するJP基地、子供達を乗せて脱出に成功するグランドジェイカー、そして春子に連れられた周平の前に姿を見せたのは、三枝かおる。
子供達を洗脳して基地を破壊したのが姉であると、はっきり知る周平。そんな周平に、戦いに巻き込まれないように自分と一緒に来てほしいと言うかおるだったが、同級生らを巻き込んだかおるの行為が許せない周平は、かおるを拒絶する。
前回、周平が事件に巻き込まれた事で家族愛が急にヒートアップ→どんなに愛を向けてもジャンパーソンは自分の家族にはなってくれない事実を認めて錯乱、という流れに見えるようにはなっていますが、さて。
この辺りどうしても裏も表も読みたがる性分なので、色々考えてしまってスッキリ楽しめません(^^;
展開としては、当初の(3クール目にじわじわ補正していく前の)かおるのキャラクターにも則ってますし、本気錯乱の方が絶対に面白いのですけど!(笑)
基地を失いとりあえず、<ネオギルド>時代のガンギブソンがキャロルと共に使っていた隠れ家へ潜む面々。かおるは本当に自分達を裏切ったのか、そして魔王ビルゴルディの最終作戦はいかなるものなのか……ここで力強く「それでもかおるを信じる!」と言われずに「何を考えていようがビルゴルディを倒す!」という結論でまとまる所に、かおるの人徳とヒロイン力の限界を思い知らされます。
今後の動きを検討する中、周平がつけたTVのニュースで、なんとキャロルそっくりのロボットが街で暴れ回っている事を知るJP達。
「アイアムブラックキャロル、ごめんあそばせ」
矢も楯もたまらずガンギブソンは外へ飛び出していき、それを追うジャンパーソン。
はたしてブラックキャロルとは何者なのか?! それぞれの思惑が複雑に交錯する中、いよいよ、正真正銘、最後の戦いの幕が開く!
次回、

「魔王ビルゴルディが世界に向けて放つ破滅へのカウントダウン。鋼鉄のオデッセイ!
 ジャンパーソン、ビルゴルディ、ガンギブソン
 『特捜ロボジャンパーソン』激動の30分、「炎に消えたガンギブソン」。Sea you again!」

色々面白かった今作の次回予告ですが、とうとうメタネタを(笑)
そして「鋼鉄のオデッセイ」とは何なのか、意味はわからないけど、勢いは凄い。
<ネオギルド>最終章があんまりだったので、ここでガンギブソンがもう一度拾われたのは良かったところ。さて、ちゃんとまとめられるかどうか……。テンションだいぶ変わるので、さすがに今回、先行して放映リストを確認したのですが、残りは宮下隼一の単独名義だったので、宮下さんの本気に期待したい。