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『侍戦隊シンケンジャー』感想23

◆第三十六幕「加哩侍」◆ (監督:竹本昇 脚本:大和屋暁
シンケンジャーの5人がゴールド寿司を訪れ、注文を悩むことはに、お兄ちゃん風を吹かせてみる源太。
「何が食べたい? なんだって作ってやるから、言ってみな」
「なんでも?」
「あ〜、なんでもだ」
「うち、カレーライスが食べたい」
怖いよこの子は相変わらず!
過去、様々な爆弾を投げつけて周囲のステータスを大きく変動させてきたことはのスーパーダイナマイトが源太に直撃!
「うち……なんか悪い事言った?」
「…………いいだろう……! 男に二言はねぇ!」
源太、魔道へ。
「寿司屋にカレー、なかなかシュールな光景だな」
残りのメンバーの注文を無視し、生まれて初めて作ったカレーだが、これがことはに大好評。
「そんな馬鹿な! 源太の料理は“普通”と相場が決まって」
何やら、特殊能力みたいな扱いに(笑)
だが源太のカレーはことはのみならず他のメンバーの舌も唸らせ、更にその香りが通りすがりのサラリーマン達を続々と屋台に引き寄せる。
何やら、危ない薬みたいに(笑)
本当にハッピーパウダーでも振りかけてあったのか、翌日、カレーが大人気でゴールド寿司はかつてない大盛況になるが、そこへ外道衆が出現する。久々にシタリが派遣してきたそのアヤカシは、大回転で高層ビルも粉微塵に吹っ飛ばす凄まじい攻撃力の持ち主。……相変わらず血祭団は、ヒャッハーなのばかりです(笑)
サメの歯の化石?をモチーフに取り込んだようなちょっと面白いデザインのアヤカシの攻撃で、緑のシンケン丸が折れるなどシンケンジャーは大苦戦するも、アヤカシは乾燥肌で撤退。
一方、カレーが大人気のゴールド寿司はとうとうTVで取り上げられ、源太はプロモーターから「店を出さないか」と持ちかけられる……カレーの。父親が店を畳んで夜逃げしてから早ン年……あくまで寿司屋にこだわるのか、客が喜び、父から受け継いだ暖簾で店を出せるなら、カレーでもいいのか。
「これは、源さんのほんまの夢と違うんとちゃうの?」
悩める源太の元を訪れる、事の元凶。
「うち、こんな源さん嫌や。源さんの夢はカレー屋さんと違う。お寿司屋さんやろ?」
そこへプロモーターがやってくるが、見せられた店の完成予想図が完全に寿司を捨てた「ゴールドカレー」になっていた事と(なんだか微妙に、商標登録とかに引っかかりそうでもある)、ことはの言葉で源太は迷いを振り切り、自分の夢を見つめ直す。
「ことはちゃん、ありがとな。ようやく目が覚めたぜ。おいあんた、一つ、言っておくぜ。俺は、寿司屋だぁぁぁぁぁ!!」
源太、闇から光へ。
「源さんごめんな。元はといえば、うちがカレー食べたいなんて言ったから」
ハイ、そうですね(笑)
シンケンジャー』女性陣の、このボスキャラ度の高さは何なのか。
そこへ再び回転アヤカシが出現し、6人揃い踏み。ブルーの名乗りポーズが少し変わって、歌舞伎への気持ちの整理が付いた事で歌舞伎の見得が大胆に入った? と思ったのですが、緑も微妙に変わっている気がして、深読みする程の事では無かったかもしれません(^^;
スーパー化した黄色は真・猿回しにより自ら高速回転。回転スピードをアヤカシと合わせる事で敵の急所を一突きし、弱った所に金が魚丸・千枚おろし。トドメは真・土煙の舞いで成敗。
巨大化したアヤカシの大回転攻撃に大海真剣王も苦戦するが、久々に登場したダイゴヨウが食らいついて回転を止めている間に、全・折神合体し、シンケンハオー降臨。
……何でしょうこの、こんな敵に、そこまでしなくても感(笑)
アヤカシはモヂカラ大団円により光に還元され、ゴールド寿司はカレーを終了。屋台の賑わいは消えて無くなるが、源太は光の寿司屋として、真っ直ぐに歩み続ける事を誓い直すのであった。
34、35話の流れを組んだ、個人の背景(源太の夢)に迫るエピソードなのですが、今作本来の構造で言えば、「父親から受け継いだ夢」か「友と戦う約束と覚悟」か、の選択になるべき所が、カレーか寿司か、それが問題だ、となってしまい、大和屋脚本回はネタ的には面白いけど、『シンケンジャー』からはズレてしまっている感がどうもあります(^^;
せめて混雑する屋台をダイゴヨウに任せるという場面が無ければまだ良かったのですが、あれをやってしまった為に、「店なんて持ったらシンケンジャーどころでは無くなるような」という要素が入ってしまったのは、失敗でした。