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『天装戦隊ゴセイジャー』感想12

◆epic46「狙われたゴセイナイト」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:横手美智子
OPに、色々なブレドラン登場(笑)
ゴセイジャー』の長所を一つ挙げるとしたら、この細かいマイナーチェンジと、“いい絵”の所はクレジットを入れない、という凝ったOP。かなりこだわって、良く出来ていると思います。
本編の見所は、ブレドラン改めブラジラの繰り出してきた金牛ヘッダーへの対策を練るアグリとモネの姿に、「え? おまえらの脳、機能してたの?」みたいな視線を向ける望少年。
兄妹の絆の話なのですが、弱点である角を破壊しても再生されてしまうが2本の角を完全に同時に破壊すれば大丈夫……て、それだけ角を壊せるなら普通に勝てるのでは……? という、よくある本末転倒な展開(^^; 演出もちょっと悪くて、もう少し、角以外には攻撃が全く通用しないのを強調すればまた変わったとは思うのですが。
ブラジラによると、1万年前、幽魔獣をエルレイの箱に封じたブラジラだが、その時に出した犠牲の件を護星界上層部に問いただされ、捕まってお仕置きを受けてしまう。その事を恨んだブラジラは実験中だった時間移動の天装術で、未来へと脱出。1万年後の世界――「現在」へと辿り着くが術の副作用で容貌が全く変わってしまい、しかしこれ幸いとウォースターに潜り込み、地球救星計画の準備を進めていたのであった。
……本人の供述通りだと、未来に来てすぐにしれっとウォースターの幹部面していた事になりますが、あまりに不自然なので、1万年も9990年も誤差の範囲で、10年ぐらいはウォースターで下積みでもしていたのでしょうか。
確かに1万年もウォースターで働いていたのも変なわけですが、突然の時間ジャンプの告白により(タイマーカブトガニの回と繋げているのでしょうが)、ブレドランの背景とか抱えている情念とかが吹っ飛んでしまい、いきなりのがっくり展開。
この後まだあるかもしれませんが、もう少しこう、ブラジラが歪むに至る経緯をドラマチックに描いてほしかったなぁ……。
一万年前の戦いにおいて、グランディオンの主だったブラジラはゴセイナイトを拉致。ゴセイジャーは金牛ヘッダーを打ち破るが、それによって大地に打ち込まれた巨大な楔を見て、ブラジラはほくそ笑むのであった……。


◆epic47「地球救星計画の罠」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:横手美智子
ブラジラが護星界で罪人とされた真の理由……それは、1万年前の戦いにおいて箱を使う為に、2人の仲間を殺してそのゴセイパワーを奪い取った事にあった。元々の護星天使としての強力さに加え、3属性全ての力を使いこなすようになった事で、ブラジラは自らの為に地球を創り直す事を計画したのである……と、前回の供述に補強が入り、それは怒られるなぁとなりましたが、すっかり誇大妄想の方向に。
個人的な妄想としては、


 1万年前、星と命を護る為にエルレイの箱で幽魔獣を封じた“最強の護星天使”……それは、護星天使ブラジラの最愛のパートナーであった。だが、箱の使用によりゴセイパワーを使い果たし、彼女は死亡。しかも禁忌の術に手を染めた事を隠蔽する為、護星界上層部は彼女に関する記録を抹消してしまう。怒りに震えながらも、最愛の人が護った星と命を護り続けようとするブラジラだったが、地球はその人間の手によって加速度的に汚され、崩壊への道を進んでいく。最愛の人が命を賭けた美しい星を取り戻す為、護星界を出奔した“最弱の護星天使”ブラジラは、死にものぐるいであらゆる力をその身に集め、「地球救星計画」を発動する……。
ぐらいの背景と情念が欲しかったです(笑)
すべからく悪人に事情があればいいというわけではないですが(敵が純粋な悪だからこそ面白くなるという物語も当然ある)、そもそもの立ち位置からしてブラジラは背景あってこそ面白くなると思うのですけれども。……誇大妄想パターンって、それを支える情念の裏付けを描かなくて済むから、作劇としては割と楽な手段で……誇大妄想そのものをキャラ付けと繋げて面白く描ければいいのですけど、ちょっと残念。
「ブラジラぁぁぁ!! おまえに教えてやる! 地球を護れなければ、俺たちには生きる資格がない! 仲間が居なければ、生きる喜びがない! 俺は、地球も仲間も護ってみせる!」
怒りのブルーに滅多切りにされるブラジラ。……真の姿を見せても、安定の芸風です。
ゴセイジャーは馬ヘッダーを撃破するが、金色の粒子と化したヘッダーは、巨大な楔と化して海に大穴を穿つ。
強力なゴセイパワーによって敢えてヘッダーを倒させ、その力を楔に変えて天地海に打ち込む……それこそが、地球救星計画の為のブラジラの狙いだったのである!
残る楔は、空の1本。ゴセイナイトもダークゴセイナイトと化してしまい、果たしてゴセイジャーは、ブラジラの計画を止める事が出来るのか! というかブラジラは、術の完成前にネタばらしして大丈夫なのか?!
もはや完全に、マスターの操り人形と化してしまった天知博士ですが、口髭つけて、ちょっと難しい顔をさせて、熟練の声優さんが声をあてると全く別の人間に見えるというのは、凄い。一種の、着ぐるみ芸(笑)


◆epic48「闘うゴセイパワー」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:横手美智子
ゴセイジャーの持つゴセイパワーを利用して、地球を打ち砕くネガーエンドの秘術を完成させようとするブラジラ。エリを望の看病に残し、打ち込まれた楔の破壊を試みるゴセイジャーだが、その前にブラジラとダークゴセイナイトが姿を現す。ブラジラはダークゴセイナイトを最後の楔にすると言ってゴセイジャーにけしかけ、遂にアラタは、正気を取り戻さないナイトとの戦いを決意する。
「俺は、あなたを倒す!」
一方、残り3人の前にはブラジラの配下であるドリル羊ヘッダーが姿を現し、巨大化すると街を大規模破壊。天使の歌で望を癒したエリが合流し、4人はゴセイアルティメットでドリル羊ヘッダーへと立ち向かう。
「間もなく、新しい地球が生まれる。美しく、汚れのない、完璧な私の星が」
ドリルは4人とデータスがパニッシュし、その間、ひたすらぶつかり合うゴセイレッドとナイト。壮絶な戦いにおけるアラタの狙い……それは、ブラジラからナイトに供給された闇のゴセイパワーを使い切らせる事にあった。生身アラタの護星パンチが直撃し、正気を取り戻すナイト。これでブラジラの野望は絶たれたのか……? と思ったその時、パニッシュしたドリル羊が最後の楔となって地球に突き刺さる。初めから「ダークゴセイナイトを楔にする」というのはブラジラの虚言であり、その真の狙いは、ドリル羊を倒させる事にあったのである!
……それはそうだ。
ブラジラの性格の悪い策がはまったというより、何も考えずにドリル羊を倒してしまうゴセイジャーがさすがに頭悪すぎます(^^;
「地球救星の儀式、ネガーエンドをこれより始める事とする。ふはははははは」
今回、天知博士が護星天使達の素性に気付いていた事が判明。いったいいつから……? という問いをはぐらかし続けた挙げ句、つい最近、「マスターが体を借りる際に事情を全て話して許可を求めていた」というどうしようもないオチ。
マスターはいったい、何の為に望少年にも博士の使用許可を求めたのか。もし望少年が「断る。帰れ」と言ったら、「あ、いや、実はもう、お父さんには許可貰ってるんだよ。ほ、ホントだよ!」とでも言うつもりだったのか。
最終章のマスターヘッドの使い方は果てしなく最悪なのですが、なんかもう、作り手の側が天知博士が事情を知らない状態が面倒くさくなって、強引かつ台無しに処理した感。


◆epic49「未来への戦い」◆ (監督:竹本昇 脚本:横手美智子

――たとえ明日世界が滅ぶとしても、今日私はリンゴの木を植える。
マルティン・ルター

「これだって、地球の未来だ。俺と望で、一緒に育てていこ」
ネガーエンドが迫る中、望と一緒にリンゴの種を植えるアラタ。一方、宿願を果たそうとするブラジラは、踏み台にしてきた昔の上司達の怨念を前に、俺はお前達の下で働いていた時にこんな事を考えていた……と今日も自己肯定に励んでいた。
それぞれの組織の首領を嘲る、

「浅はかな武力万歳」
「陰湿かつ卑劣な思考」
「自意識と自信過剰」

てこれ全部、お ま え の 事 だになっているというネタなのでしょうか(笑)
そこへ単独でカチコミを仕掛けたゴセイナイトだがブラジラに敗れ、海底基地ごと大爆発して浜辺に打ち上げられる。皆既日食のタイミングを狙って発動を開始する、秘術ネガーエンド。
「行け、ゴセイジャー。ここからは、お前達のターンだ」
ナイト、マスター、データスは、地球深くへ潜っていこうとする楔を止めに向かい、ゴセイジャーはブラジラの元へ。
「仲間を裏切り、命を弄び、そして手に入れた力で、俺たちを倒せる筈がない!」
何度か書きましたが、結局この「命を弄ぶ奴は許さない」というのが、どんな悪に対しても繰り返される、というのは今作の短所の一つ。作品として統一したテーマがあるのは良いことですが、せっかく悪の組織の入れ替わりというコンセプトなのだから、敵の組織に合わせたテーマがあって、それを年間で集約していく……というような組み立てを目指して欲しかったところ。……まあこれは、一気にまとめて見ている為に余計に気になる、というのもあるかと思いますが(^^; 意図的に繰り返したのだとは思うのですが、個人的には違うアプローチが欲しかったです。
「護星の使命が、俺たちに戦う勇気をくれる!」
「何度でもあたし達は立ち上がって、あんたの前に立つ!
「地球と、全ての命の為に戦う!」
「それが俺たち、護星天使だ!」
ラクル一斉攻撃からミラクルゴセイダイナミックを放つゴセイジャーだが、ブラジラは何とそれを、握り潰す! ブラジラの翼オープンモードは、非常に格好いい造形。……バランスの問題で、動けないみたいですが(笑)
5人は次々と力を奪われて変身解除。そして遂に、皆既日食が始まってしまう……。このままでは、ダークゴセイパワーを操るブラジラに勝つのは不可能。意を決したハイドは、自分の持つシーイックパワーをアラタに託そうとし、エリ、アグリ、モネもそれに同意。全てのゴセイパワーを失う事は護星天使としての死を意味するが、その力があれば、ブラジラを倒す事が出来るかもしれない――
「仲間を犠牲にして得た力で、私と闘ってみろ!」
上で、1年間どんな悪の組織を相手にしても同じテーゼを繰り返し続けたのは『ゴセイジャー』の短所と書きましたが、ここでそのアンチテーゼをぶつけ、アラタに「選択」を迫る、というのはやっと面白くなりました。
「……嫌だ。俺は誰の力も欲しくはない! ハイドはハイドの力、エリはエリの力、アグリはアグリの、モネはモネの力。俺たちみんなが、それぞれの力を合わせてブラジラを倒すんだ!」
だがアラタはそれを拒絶し、ブラジラに生身特攻。派手に弾着しまくって地面に倒れるが、それでも、アラタは希望を捨てない。
「みんな……命を犠牲にして手に入れる、平和や、幸せに、意味なんかない。何の為にみんなで戦ってきたのか、何の為に俺たちがここに居るのか、みんなわかってるだろう! 互いを守り、支え合ってそして! その先に、護星の使命があるんだ!」
これは、集約として良かった。
ここまで今作はずっと、まず「護星の使命」があって、それが戦う力になり、その為には命を賭けてもいい、という構図だったのですが、ここで、命を大事にする心や、互いを思う気持ちあってこそ、護星の使命を全うできる、という形になり、とても歪つだった護星の使命が、ある程度綺麗に収まりました。
こういう形で描けたからこれまでが許せるわけではないですし、こういう形で描けるならこれまではもう少しどうにか出来なかったのか、となりますが(^^;
そして最後にこのぐらいのレベルでまとめてくれればこそ、ここから大逆転しても許される(納得力が生じる)わけで、だからこそ各組織とのクライマックスはもっと丁寧に組み上げて欲しかった所です。改めて、この大技が許されるのは、1年間の物語で1回、せいぜい2回ぐらいだなぁと。


◆epic50「地球(ほし)を護るは天使の使命」◆ (監督:竹本昇 脚本:横手美智子
「みんな、行くぞ!」
5人が生身でのポーズから変身し、そのままタイトルインは格好良かった。
ゴセイジャーの猛攻にブラジラは自ら巨大化し、ゴセイジャーはゴセイグレートを召喚。実は特に弱体化していないので、最後まで普通に1号ロボを使用、というのは割と珍しいでしょうか。他のロボがそれぞれ楔を止めに行っている都合なのですが、今作の特性を活かしたといえます。
ヘッダーも大集合し、毎度の事ながら、回避力高いのでヘッダー強い(笑)
最後は強引合体・スカイランドシーゴセイグレートが降臨し、零距離射撃でブラジラと相討ちに。
「これで、全てが終わり、再び始まる……!」
だがブラジラは、最後の力でネガーエンドを完成させようとしていた(翼オープン状態で、ちょっとバックステップも披露!)。執念で立ち上がるブラジラだが、ゴセイジャーも全ゴセイパワーを振り絞り、スクラムジャンプからのレッドダイナミックで一刀両断。ブラジラ遂に死す……と思ったら、不屈の根性で再起動。
「ただでは、死なん……。救星はならずとも、破壊だけは、必ず果たす。地球は、護星界ともども、滅ぶがいい! ふははははははははは……!!」
割れたブラジラから噴き出したダークゴセイパワーが楔に吸い込まれ、強化された楔はナイトらを吹き飛ばして地球深くへ潜り込んでしまう。このままでは、地球破壊まであと10分――!
「悲しいな……。ゴセイパワーは、自分だけの為じゃなくて、誰かの為に使った方が、お互い幸せになれるのに。……ブラジラは、どうしてそれがわからなかったんだろう。俺たち、どうしてわからせてやれなかったんだろう」
それは多分、「使命」「使命」ばかり言っているからだとは思いますが、ここの「悲しいな」は最後にアラタらしさが出て良かったです。アラタは洞察力の高い、気遣いの人物として描かれてきましたが、その根っこは共感する力にあって、それ故に、地球とその命ともシンクロしやすい――故に土壇場で大きなゴセイパワーを引き出せるのかな、と。
3つの楔により巻き起こされる天変地異の大規模な被害描写が挟まり、けっこう適当にビルが吹っ飛ぶシーンが入る事もあり、全体の陽性な雰囲気の割には、トータルでは割と被害の大きい戦隊かもしれない(^^;
「僕にやれる事……やるべき事!」
風が吹き荒れる中、リンゴの種を守りに外へ飛び出す望。
「諦めないよ、僕。これは、地球の未来なんだ! 未来を育てていくのは、僕らだから!」
ここで、今作でこれまでおざなりだった、天使ではなく「人間の出来る事」を抑えてくれたのも良かった。……ううーん、『マジレンジャー』の49話(ラスト一つ前)もそうだったのですが、横手さん、抑えるべき要素を拾って物語の根っこをまとめるのは結構鮮やかなのだけどなぁ。……どうして、道中の「要素」そのものは上手く描けないのだろう(^^;
5人はそれぞれのゴセイパワーで楔を止めようとするが、ブラジルの遺した怨念のダークゴセイパワーを止める事が出来ない。――だがその時、アラタが一つの気付きを得る。自分達、未熟な護星天使達が大きな力を得る事が出来たのは、未熟ゆえだったのだと。未熟だからこそ、知らない事が多いからこそ、地球の美しさ、人々の逞しさ、命の素晴らしさをこれからも学び続ける為に、この力を与えられたのだと。

「俺たちは!」
「「「「「護星の力で、この星を、護る!!!」」」」」

ここでOPが流れ出し、イントロをバックに、嵐の中、空へ昇っていく金色の光を見つめる天知親子、というのは凄くいいカット。

愛する星を 護るため生まれた 運命さ

この歌詞に合わせて翼を広げた5人の天使達が空の一角に集い、手を繋ぐ、という絵も良く、竹本監督が最後にいい絵を造りました。
翼を広げた5人の天使達は大空に舞い上がると、ゴセイパワーを全力で放出。その黄金の光は地球の力と合わさって楔を消滅させ、地球に穿たれたダークゴセイパワーの傷を癒して救星計画を阻止。同時に、ゴセイパワーと地球の力が合わさった事で、いつもの木から伸びた光により、天の塔も再建されるのであった……。
一気の奇跡の大団円ですが、とにかく入りの絵が素晴らしかったです。正直、アラタ理論はよくわからなかったのですが、天使という特性を活かし、『ゴセイジャー』の集約として、良い絵になりました。ああこれが『ゴセイジャー』なんだなーという納得を得られたので、最終回はこの絵で満足。
そして――ブラジラの地球救星計画は失敗に終わり、平穏の戻る世界。ゴセイジャーは正式な護星天使に昇格。地上研修も終了するが、5人は地上に残りたいと願い出、受け入れられる。だがそれは望との別れも意味していた……。
ナイトは失ったゴセイパワーを補給する為にしばらく眠りにつく事にし、護星天使としてもっともっと地球や人々の営みを知る為、それぞれ旅立っていく5人&データス。
「望、お前に会えて良かった。感謝している」
結局、ナイトは子役にほだされてしまいましたが、最後に目線を合わせて別れを告げるのも、格好良かったのでまあ良し。
「アラタ……また会えるよね?」
「もちろん。護星天使は、人には気付かれなくても、いつでも側にいる。ずーっと、みんなを見守ってる」
「うん。みんな……またね」
「うん、また会おう」
EDが流れ出し、飛び去っていく5人&ナイト&データス。天知親子は、その背を見送るのであった……。
「ありがとう、護星天使」
ラストは、アラタとの約束のリンゴを育て、天使の羽根に触れる望少年、でエンド。圧倒的ヒロイン力でした(笑)
ひたすら、やってほしい事をやってくれない今作でしたが、最後に望との別れをしっかり描いてくれて、初めて今作で、やってほしい事をやってくれた気がします(笑)
道中、激しく素材の無駄遣いがありましたが、49話後半〜最終話は、割と悪くなくまとめたと思います。そこに至る道中が問題多すぎなので、総合評価はどうしても高くなりませんが(^^;
1話ずつなら多分リタイアしていただろうし、週2話ずつだとだれそうでしたが、一気見の力でゴセイナイトと出会えて良かったです(笑) バランス悪すぎるので最終章では役立たずの上にろくに見せ場もありませんでしたが、全体としては「ゴセイナイトの志を受け取り、それを乗り越えていく」という構図になっているので、物語としては、正しい。
表向きの軽い感じの一方、結構実験的な作品だと思うのですが……それは別項かまとめかで(^^; さすがに脳が煮えてきましたので、とりあえずここまで。
「断罪のナイティックパワー――バニッシュ!」