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『鳥人戦隊ジェットマン』感想34

◆第46話「トマト畑の大魔王」◆ (監督:東條昭平 脚本:荒木憲一)
前回頭を打った影響か、トランザは唐突にバイオ次元獣ではなく、人間の想像力をエネルギー源に変身する異次元生命体メタモルを街へと放つ。人間の心に潜む恐怖を引き出し、増幅するメタモルの作用により、幼時のトラウマを呼び起こされた雷太は人間の頭がトマトに見えるようになってしまうという、シュールなサイコホラー展開。
更に子供の頃にトマトが嫌いだった雷太の夢が生んだトマト大王が具現化し、街の人々を次々とトマト頭に変えていく。増幅された恐怖のエネルギーで活動するトマト大王はビークスマッシャーの一斉射ですら倒す事が出来ず、それを打ち破るには雷太が自らトラウマを乗り越えるしかない。アコの励ましでトマトへの恐怖を克服した雷太はひたすらトマトを食べ続け、それによりトマト大王は力を失うのであった……と、終章を前に、軽めの1本。
近年なら総集編があてられるのでしょうが、脚本家(井上敏樹)にスケジュール的余裕を作りつつ、緑タイツにトマト頭という大王の造形で、予算も少し節約(というかベロニカに食われた?)した感じ。とはいえ、エキストラ多めな上に、トマト頭が用意されたり、大王の顔も最後に芯だけになるヘッドが別にあったり、大量のトマトが雷太に降り注いだりと、細かい所では割合かかっているような気も。
終章の前にという事でか、脇に行きがちな雷太とアコのエピソードとなっており、トラウマに苦しむ雷太を前に、アコが母性を発揮する、というのは今作通してなかなか珍しいシチュエーション。年下キャラのアコですが、1年通して、少しは大人になりました、という姿を描いておきたかった、というのもあるかもしれません。
周りが修羅場だらけで、欲しくもない経験値をたくさん獲得しましたしね!(笑)
引きとしては、バイラムを出奔したラディゲが、とうとうゴミ捨て場ダイブを敢行し、再び大介さん(仮)の姿に。ベロニカのエネルギーを吸収した影響からか、行く先々で機会仕掛けの物が暴走する、という描写あり。
果たして、愛と、狂気と、怨念と、復讐の行き着く先は、他が為の栄光か――いよいよ最後の戦いの幕が開く!
次回、「帝王トランザの栄光」!