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『百獣戦隊ガオレンジャー』感想11

◆Quest13「産声が凍る!!」◆ (監督:坂本太郎 脚本:武上純希
ガオの卵の中から、あざとい感じのもけもけペンギン登場。
「これがガオの心臓か? こいつをガオライオンに食わせるのか?」
レッド、予想外にクール。
「これは幼態。まだ、ガオの心臓にはなっていません。幼態が大人に成長するまで、待たなくてはなりません」
やっぱり、食わせるのか。
パワーアニマル教団がペンギンにでれでれしている頃、オルグマスター(石像)からお怒りの火炎放射を浴びたシュテン様は、遂に自ら出撃。斧からビームで大破壊を行うシュテンに立ち向かうガオレンジャーは連続で必殺技を浴びせ、シュテン、大爆発……が!
「ふははははははは、おまえ達の攻撃がどれほどか受けてみたまで。これぐらいの攻撃では傷もつかぬわ!」
…………え? という事は、火薬は全部、自分で仕込んだ演出ですか?!
思わぬプロレス魂を見せたシュテンは、破邪百獣剣も斧の一振りで跳ね返し、幹部の貫禄を見せつける。そこへフリーザオルグをともなってツエツエとヤバイバも参戦し、戦いは3つの局面に。
おばさん(ツエツエ)と小娘(ホワイト)は今日も罵り合い、白馬の王子様とか恥ずかしーと笑いものにされるメルヘン脳。ヤバイバとイエローは真面目に刃を交え、この4者のマッチアップを続けて因縁を構築しているのは、ツエツエとヤバイバのキャラ付けにも繋がり、良い所。
赤青黒はフリーザーに敗れたと思わせて、死んだふりからの反撃で、ライオン砲で邪気退散。巨大化したフリーザーも筋肉祭りで追い詰めるが……実はそれは、シュテンの周到な罠だった! フリーザーは強化された力で自分ごとマッスルを凍らせ、壮絶に自爆。それによりガオソウルが凍結・封印され、マッスルは行動不能に。更にあらゆる動物軍団がそのソウルを封じられた事で変身も解除され、一切の戦闘力を失ったガオレンジャーに迫るシュテン達。
絶体絶命の危機に、5人は生身+気合いで特攻をかける。
「たとえ、ガオアクセス出来なくても、ガオの戦士に変わりはない!」
「ああ! そうだ! 俺達はいつだってガオレンジャーだ!」
「あんた達に負けてたら、父さんに笑われるわ!」
「このぉっ……ネバギバだぜ! ブルー!」
「ああ! 俺だって負けねぇ!」
これが、信仰の力だ!
だが、生身でオルグに敵うべくもなく、5人は追い詰められていき、シュテンはガオレンジャー、パワーアニマル、ガオの卵、全ての抹殺を宣告する。
赤「ピヨちゃんは俺達の希望だぁっ。俺達も死なないっ、ピヨちゃんも死なせないぜ!」
……ここまで割と格好良かったのに、ここで軸がよりによって「ピヨちゃん」(あざといペンギンの事)に寄ってしまった為、微妙に間の抜けた台詞に(笑)
なおシュテン様は(ピヨちゃん……? こいつは何を言っているのか)と思っている。
必死に食らいつくも苛烈な攻撃は続き、派手な火薬で倒れる5人。果たしてガオレンジャーは、地球とそこに生きる命を守る事が出来るのかっ?!


◆Quest14「魂の鳥が叫ぶ」◆ (監督:坂本太郎 脚本:武上純希
「鮫に、牛か」
ねばねばコンビを蹴散らすシュテン様、呼び方が新しい(笑)
ガオの宝珠すら次々と奪われ、オルグの魔刃の前にいよいよ風前の灯火となるガオレンジャーだがその時、突如響き渡る変な音波にシュテン達が苦しみ出す。それは、テトムと共に戦場に現れたペンギンの鳴き声であった。
「ガオソウルは、この星の命の力。この星に、生きとし生けるもの、全てに宿ります。勿論、人の心にも」
そう、5人の信徒の不屈の信仰心より溢れ出した熱きガオソウルにより、フリーザオルグの凍結封印が破れ、ガオの心臓とパワーアニマル達が力を取り戻したのであった。再び輝き出したガオの宝珠も5人の元へ戻り、ガオレンジャー、復活。
オルグ、本当の人間の力を見せてやるぜ!」
元々ライオンが走を必要としていたように、信者とパワーアニマルが互いに補完関係にある、という事なのでしょうが、ペンギンを介してしまった為に、奇跡のマジックアイテムで逆転勝利、みたいな印象が強くなってしまったのは、少々勿体なかった所。
まあ、そもそもがペンギンの為の成り行きなわけですが、せめて後2話ぐらい時間使ってペンギンとの交流が欲しかった所で、この辺り、1クール目の忙しさを感じる所です(^^;
「命ある所、正義の雄叫びあり!」
コピーオルグの回辺りから、レッドに続けて皆で、「「「「あり!」」」」と合わせる所が、妙に面白くて仕方ありません(笑) そこだけでいいのか、それとも、パーティの絆レベルが上がっていくと、徐々に文字数が増えていくのか。
26話→「雄叫びあり!」
32話→「正義の雄叫びあり!」
40話→「ところ、正義の雄叫びあり!」
みたいな。
ガオレンジャーはシュテン一味に猛反撃を開始し、ヤバイバは黄色と青の連係攻撃を浴びて爆発、ツエツエは白と黒に地面を引きずられて盛大に頭ゴツン、シュテンは至近距離からのライオン砲で、今度こそ大爆発。
分割戦闘の都合もあるのですが、これだけガオレンジャーの前のめりな一体感を強調してきた割にシュテン様はライオン砲で倒してしまい、ここまでの使い方からも、玩具的にやたら押されている気配を感じます(笑)
「見たか! これが、人の勇気と、獣の力だ!」
大ダメージを受けたシュテンは、ツエツエの杖を奪うと自ら腹部に突き刺し、ハイネスデュークオルグの秘儀により、巨大化。
「恐れよ! ひれ伏せ! オルグマスターの力のもとに!」
「お見事です、シュテン様!」
「人と獣の力など、オルグパワーの前には小さき物!」
突然、オルグパワー、なる怪しげな名称が登場し、シュテンを持ち上げていたヤバイバとツエツエだが、暴れる巨大シュテンの崩した瓦礫に呑み込まれ……こいつはヤバイバ!
再起動するマッスルだが巨大シュテンに圧倒され、投げ出される5人。しかしその時、ペンギンパワーが発動し、遂にペンギンが“ガオの心臓”――ソウルバード――にその姿を変える!
ソウルバードは銀色の鳥……というか、見た目は、蛇の頭(笑) 機械的な外見に動物っぽさを出す為に下部に足をつけたのだと思うのですが、どうもそれが、下顎に見えます(^^; 説明入るまで何事かと思いましたが、あざとく媚びた感じのぬいぐるみが、凄く目つきの悪いメカになったのは、高く評価(笑)
ガオの心臓、それは、ガオキングとガオマッスルの真のコックピット。ソウルバードが精霊の王や筋肉と融合する事で、両者の聖なる肉体が真の力を発揮できるようになるという、文字通りの心臓部なのだ!
ソウルバードは更なる外付けオプションかと思いきや、内部システムの変更でロボが強化されるという変化球。搭載した途端にいきなりマッスルが一気にシュテンを押し込むほど強くなっており、戦闘用OSの最適化みたいな感じでしょうか。
内部システムの追加により外見は変わらずに強化されるというアイデアは面白いと思うのですが、どちらかというとメカニック戦隊向けの設定で、没になった別の企画用のものだったのではなかろうか、というのは穿ちすぎでしょうか(笑) そう思うと、ソウルバードのデザインが他のアニマルと比べて異彩を放つのも納得行くのですが。
ガオの心臓の効果によりライオンも腰痛から復帰し、このままリストラされちゃ敵わねぇと存在をアピールしてきた新生ガオキングは、スーパーアニマルハートであっさりとシュテンを瞬殺。……早い(^^;
今度こそ仕込み無しで爆死してしまったシュテン様、序盤で退場する幹部は玩具を見せる都合の優先や物語の流れが定まっていなかったりで、役立たずで何をしたいかよくわからないままリタイアしてしまう、というのがしばしば有りますが、しっかりと作戦を立ててガオレンジャーを追い詰めてくれたのは良かった所。
個人的に稲田ボイスへの贔屓もありますが、この前後編、大健闘だっただけに、断末魔の台詞ぐらいは欲しかったなぁ(^^;
シュテンは弾け飛び、ツエツエとヤバイバは瓦礫に埋もれ、オルグに勝った! 社会復帰しなきゃ! と喜ぶ6人だが、妙に白に触りまくる赤、どうか。
このシーンだけやたらに赤が白にベタベタ触っているのですが、喜びのあまり、素が出ちゃってるんでしょうか走先生、不潔よ!
ちなみに、皆で一緒に仕事探そうぜ、と盛り上がる汗臭いトリオに対し、手に獣医師免許持っている走先生は、超くーる。
ガオレッドはいかにも仲間思いの熱血漢といった描写で、ドリーム電波発言も口走る割に、突然、素に戻るというか、「じゃ、俺帰るわ」みたいなノリになる時があって、時々怖い。
喜び合いながら帰路につくガオレンジャーだったが、謎の異変が起こり、ビル街に居た筈が採石所に転移。そして死んだ筈のシュテンが復活する。
ガオレンジャー、私はまだ……!」
だが突然、緑色のオルグがその背後に現れるとシュテンへ光線を浴びせ、倒れたシュテンは今回3度目の爆発で今度こそリタイア。
「お前は! そうか、私の運命は、既に、尽きて……」
「お休みなさい、シュテン。千年の恨みは、麿が引き継ぐわ。おほほほほほ、おほほほほほほ。オルグは不滅じゃ! 甦れ、我が配下どもよぉ!」
緑のオルグの力により、瓦礫の下から復活するツエツエとヤバイバ……て普通に死んでいたのか(笑) 復活前提にしても、瓦礫の下敷きになって死ぬ悪の幹部って、防御力低すぎでは。
シュテン退場の入れ替わりで登場した緑のオルグは、新たなハイネスデューク・ウラ。ちょっとオカマっぽいイントネーションの公家喋りで、デザインは、耳? 背中は耳っぽいのですが、顔は鼻になっているので、耳+鼻でしょうか。シュテンは手+目だったし。
新幹部ウラはガオレンジャーに宣戦布告するとツエツエとヤバイバをともなって姿を消し、戦いはまだ終わらないのであった……。
――次回、いつもと音楽の違う格好いい予告で、黒い狼、現る!