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『超神ビビューン』少し

〔東映特撮Youtube〕で配信が始まったので、折角なので1話を見てみました。

妖気を感じる……と、赤外線スコープでマンションの一室を覗き込む怪しい老人。
真夜中に公園の鉄棒で大車輪している主人公。

と、いきなりの通報案件×2。
妖怪バックベアードの手下に追われる老人を助ける主人公だが、その事でバックベアードの怒りを買って呪いをかけられてしまい、大学の体操部で使用した器具が次々と壊れるというトラブルに見舞われてしまう。
鉄棒や踏み切り台がどう見ても不自然に壊れているのに、怒りの矛先が製造元に向かわず、部員から口々に責任を負わされる主人公は、元々嫌われているのではないか(笑)
夜中に謎の全身タイツ軍団を蹴り飛ばしてもあっけらかんとしていたし、空気読まない困った奴扱いな気がしてなりません。
弁当は砂になり、飲み水は油になり、とバックベアードの嫌がらせに困る主人公の元を、前夜の老人――ダイマ博士が訪れ、呪いを打ち破る力を手に入れる為に、主人公はダイマ超神研究所へ。
博士曰く破軍星の儀式だそうなのですが、七星檀とやらに飾ってあるのがどう見ても悪魔の石像だし、主人公は何故か鎖に繋がれているし、100%、ヤバい組織に拉致られた……!
だがバックベアードの軍勢が研究所に迫った時、空の星が光輝き、主人公はその体に宿った運命の力に目覚める!
「破軍星に招かれた、超神ビビューン!」
この後、バックベアードを追い詰めると何の説明も台詞もなく助っ人妖怪?が現れて逃がしてしまい、何故か博士の孫がさらわれ、助けに行って追い詰められた所に脈絡もなく2人の仲間が現れて戦闘シーン……と、初回に入れないといけない要素を順々に詰め込みました、という雑な展開(^^;
特に2人の超神仲間は全く前振りが無いままBパートで突然出現して共闘し、敵を倒した所で意気投合。いきなり胸元オープンして
「超神になったのは、君たちもこれでか」
と言うと胸に何やら痣があり、3人はそれぞれアクマイザー3の魂を受け継いでいた! と悪い意味でアクロバットすぎます(^^;
何はともあれ3人は、アクマイザー3の魂から滝口順平の声で喋る謎の飛行船をプレゼントされ、妖怪軍団と戦う事になるのであった!
70年代にしてもちょっと雑な感じの1話ですが、顔と胸にクリアパーツを組み込んだビビューン、重量感の出たズシーン、ジャンプ姿が格好良いバシャーン、と超神のデザインは秀逸。
ザビタンを継承してか、ビビューンのサーベルアクションも格好いいです。必殺技・火の玉アタックは、サーベル二刀流から何故か、燃え上がる岩石になって敵の上に落ちるという斜め上ですが!
主人公がいきなり、大道具の仕掛けみたいになるのは、けっこう衝撃。
今の所、謎の儀式といい名前といい、ラスボス候補筆頭はダイマ博士ですが、超神達の明日はどっちだ! というかこれ、ダウンワールドが妖怪達に支配されてしまったので、大魔王が無知な地上人とアクマイザー3の魂を利用して妖怪達を片付け、政権を奪い返そうとしているのではないのか。
なお、物量的に視聴継続はしません(^^;