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『仮面ライダーストロンガー』感想24

◆第34話「ヘビ女の吸血地獄!」◆ (監督:山田稔 脚本:鈴木生朗)
とにかく大量にヘビがうねうねしており、苦手な人には嫌なエピソード(^^;
「ストロンガーめ、意外としぶといというのに、どいつもこいつも勝手な事をしおって、なかなか思うようにいかん」
その基地に鏡はないのか。
ストロンガーを餌にする事で身内の対立を煽った挙げ句に、足の引っ張り合いで各個撃破されている現状に不満たらたらのシャドウですが、どう見てもこの内部崩壊はシャドウの周到な誘導であり、もしかして、FBIのエージェントなのでは。
最終決戦直前、意図的にストロンガーに敗れる事で真の黒幕の正体を暴き、
「しゃ、シャドウ……!」
「フッ、これでいいのだストロンガー……デルザー軍団を内部から破滅に導くべく、俺は人間を捨てたのだ。さあ行け、今なら、奴は無防備……! 俺の代わりに、お前が奴を倒すのだ……ここでおまえに倒されるのも、全ては、占い……どお……り」
「シャドぉぉぉぉぉぉ!!」
みたいな。
真相はさておき、そんなシャドウの招聘に応じて、ヘビ女が登場。シャドウの事を「シャドウ様」と呼んでおり、直属の部下のようにも見えますが、詳細は不明。改造魔人の一員だとすると、名前が適当すぎて酷いですが(^^;
山道を走っていた茂が助けを求める少女の家に赴くと、母と娘がヘビ人間で襲われる、というのは何だか昔話的な怖さ。母子を気絶させた茂がヘビ女のシルエットを追うと、その前に隊長ブランクと戦闘員が現れるも、茂はストロンガーとなってこれを撃退。
親子の元に戻って額の赤い鱗を剥がすと母娘は元に戻るが、表に出ると、カブトローが無くなっているという予想外のピンチに(笑)
レ ッ カ ー 移 動 さ れ た ?!
その頃、路上でカブトローを発見した藤兵衛は茂を探し回るが、ヘビ女とヘビ戦闘員に襲われ、割と巻き込まれた子供達と一緒にさらわれるという、今回も安定のヒロイン力。
半端に変身しない事でむしろユリ子よりヒロイン力が高まるという予想外の事態に、わたくし少々困惑しております。
カブトローと誘拐の痕跡を発見した茂は洞穴に辿り着くと藤兵衛達を発見するが、ヘビ人間にされていた藤兵衛達に囲まれてしまう。緑の化粧をした虚ろな表情の集団に迫られるというのは凄く嫌なシーンで、今回そこかしこの不気味な雰囲気は面白く見せているのですが、対処法がわかっているのであっさり解決(笑)
ヘビ女は逃走し、追跡するストロンガーはブランク組の待ち伏せを受けて激突。前回、狼長官とのクライマックスバトルにおいてやたらキラキラしていたストロンガーの角、夜間フィルター対策かと思ったら、今回もやたらキラキラしています。
隊長ブランクの岩石落としがクリティカルヒットしたストロンガーは、更にマウント攻撃とタックルを受けてピンチに陥るが、反撃に転じてチャージアップ。超電急降下パンチでブランクを地面に埋め込み、引っこ抜くと大爆死。哀れ隊長ブランクは、一度も作戦の主導権を握る事なく、荒野に散るのであった。……やはり、「隊長」が良くなかったのか。
「俺には、今に何か途方も無く恐ろしい事が起こるような、不吉な予感がする」
ヘビ女が逃走した方向にそびえるキガン山を見つめ、呟く茂。そして……
「実はな、近いうちにこの日本で、世界中がひっくり返るような事件が始まる」
デルザー軍団の手で?」
「無論だ。世界が俺たちの物になる日も、遠くは無いぞ」
アジト内部では、シャドウとヘビ女が何やらほくそ笑むのであった。
次回、あの男が、帰ってくる!