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『仮面ライダーオーズ』感想3

◆第5話「追いかけっこと巣とセレブ」◆ (監督:金田治 脚本:小林靖子
アンクは鴻上から、色々サポートをしてあげる代わりにセルメダルと交換しようと商談を持ちかけられ、映司は貰った玩具ではしゃいでした。一方、人間の姿を手に入れたグリード達は打ち捨てられたバーのような所に集まり、女子中学生姿になったメズールは、買い物大好き女にセルメダルを投入し、その欲望を餌に“巣”が成長していく……。
グリードが、個人としては強い力を持っているがそれを十全に発揮する為には下準備が面倒くさい為、寄り集まってはいるが組織だってはいない互助会状態、というのは《平成ライダー》の敵勢力としてはなかなか珍しいでしょうか。
怪人とは別の幹部集団の明示化、というのは敢えて古典的悪の秘密結社像を取り込んできた前年の『W』に続く流れと思われますが、組織にはなっていない緩い繋がりは、『555』辺りが近いイメージか(鴻上ファウンデーションの存在含む)。この辺り、『W』が《昭和ライダー》のオマージュなどを積極的に取り込みながら“次の10年”の土台を作ろうとしていたのに対し、今作は初期《平成ライダー》を再構築しながら同じ事をやろうとしているように見えます。
散歩中のメズールと一当たりした後、アンクの反応から“巣”があるとおぼしきマンションを訪れた映司は、専門学校のクラスメイトを訪ねてきた比奈と再会するが、メダルを狙うウヴァに襲われ、逃走。メダルが無いため変身できない映司は新アイテムである緑の缶(……バッタ?)で別行動のアンクと連絡を取り、アンク、初めての自販機バイク。映司も逃走中にバイクに乗り、今作の特色を巧く織り込みつつ、この辺りで一つ、バイクフィーチャー回。
見た目ごつい自販機バイクは取り回しがもう一つなのか、バイクアクション、という程ではなく。
その頃、クラスメイトであり、メズールにメダルを投入された買い物大好きお金持ちである山野と出会った比奈は冷たい対応を受けていた。
「居るのよね。観光気分でマンション見に来る人。気持ちはわかるけど、ハッキリ言って迷惑だから」
……居る?
そして、気持ちはわかるのか(笑)
性格の悪いお金持ちとして描かれるゲストキャラの山野ですが、携帯電話が鳴って「ごめん、父から」とわざわざ断るし、案外といい人な気はします。だがその電話は、父の会社の倒産を告げるもので、彼女の運命は大きく変転する……。
ウヴァの雷攻撃に追われていた映司はアンクと合流し、バイクに乗ったままのオーズ変身。
「俺のメダル! 俺のメダルを! 返せ!!」
猛然とオーズに襲いかかるウヴァの迫力に、首をひねるアンク。
「ウヴァの奴、もしかして知らないのか……?」
確認してみる。
「ウヴァ! おまえのメダル1枚は、カザリが持ってたって聞いてるか!」
――知らなかった。
怒りのやり場に悩んでウヴァが棒立ちの間にオーズはタトチーターに変身し、連続蹴りが炸裂。アンクは首尾良く、ウヴァのコアメダルを更に2枚手に入れ、ニヤリと笑う。
「揃ったなぁ……3枚」
どうするウヴァ、大ピンチ!
……敵幹部(相当)のピンチで次回へ続くって、凄く斬新かもしれない(笑)
今回からグリードに人間体が登場。カザリは性格の悪そうな20前後の青年、ウヴァはもう少しヤクザの鉄砲玉寄り、ガメルはつぶらな瞳のタンクトップ、メズールは制服姿の美少女中学生……と、メズールだけ激しく浮いていますが、深くツッコんではいけない案件の気がするので、スルーです、スルー力を発揮するのです。
ハッキリ言及されないのですが、変身時にセルメダルが周囲に散らばる描写があるので、アンクとは違い、化けている(肉体を変換している?)という解釈でいいのかなぁ……。カザリが「メズールはお気に入りを探しているのかも」的な事を言っていますが、コピーのモデルという事か。毎度その辺りに器が倒れていると回収係が必要で面倒くさいですし。