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『仮面ライダーオーズ』感想10

◆第16話「終末とグリードと新ライダー」◆ (監督:諸田敏 脚本:小林靖子
見所は、カザリに大量のコアメダルを奪われて弱り切ったメズール@美少女フォームがウヴァのけしかけたクズヤミーに追い詰められていた所を、颯爽と助けるアンク。
うろちょろしているクズヤミーがむかついて殴りかかったのでしょうが、なんだか凄くヒーローぽい活動を(笑)
カザリとドクターに器として14枚のコアメダルを投入されたガメルは、メズールを探している内に徐々にその力が暴走し、最終的に、遭遇したメズールと融合。
「いい子ね。いらっしゃい。あなたが全部欲しいのよ。……おばかさん。グリードの癖に欲がないなんて。でも、だから、あなただけは裏切らない。好きよ、ガメル」
それを見ていたドクターが、大量のセルメダルと更に2枚のコアメダルをそれに食わせ、巨大クラゲマンモスが出現。暴走して暴れ回るクラゲマンモスにはオーズの攻撃が全く通用しないが、その時、セルメダルを武装に使う謎の戦士が姿を見せる。
ベルトにメダルを入れてダイヤル回すと
ぽきゅ!
という気の抜けた効果音と共に生み出される外部武装を身につけるメカ系の新ライダーは、強烈なブレストキャノンでクラゲマンモスを弱らせ、飛び出したコアメダルを拾ったオーズは久方ぶりのガタキリバを発動して分身キックでこれを撃破。
大量のコアメダルゲットだぜ! と思いきや、一斉に飛んでくる火事場泥棒達(笑)
せ こ い……!(涙)
強敵を倒したと思った次の瞬間に、一斉にドロップアイテムに群がる幹部クラス怪人達、というのは壮絶な絵でした。
ウヴァとカザリが数枚のコアメダルを手に姿を消した後、大量のセルメダルを担いで映司達の前に姿を見せた謎の戦士の名は、仮面ライダーバースその正体は後藤さん……ではなく、ちょっと汗臭そうな雰囲気のワイルド髭だった!
新ライダー、散々期待を持たせた末に、後藤さんに酷すぎる仕打ち(笑)
まあ途中で、泉比奈拉致監禁でドクターを警察に連れて行こうとした後藤に対しドクターがベルトをちらつかせるというシーンがあり、中身が後藤だとベルト欲しさに後藤がドクターに魂を売った事になってしまうので無難な展開ではあるのですが(『キバ』だったら多分、魂を売った)。それにしても明らかに、バース要員は既に準備されていたようなので、やはり後藤さんに酷い仕打ち(笑)
未だに、ヒエラルキーが、一つも上がりません!(底辺)
そして、主人公より先に「仮面ライダー」を名乗るという荒技を放ってきたバースですが、それもマニュアルの表紙に「仮面ライダー」と書いてしまうという、力技。……まあこの点は、00年代に「仮面ライダー」という言霊を劇中で定義付けしてきた前作『W』が凄すぎたんですが。
今作の世界では、ドクターの趣味という事で通すのか。
ベルトがガシャポンなのも、ドクターの趣味なのか。
鴻上「私が目指すのはあくまでも……欲望による世界の、再生だぁっ!」
ドクター「成功です……。もっとコアメダルが集まれば更に……ようやく私の目指す世界の終末が――」
クラゲマンモスを見た反応で、鴻上とドクターの方針の違いが明示。
また鴻上が映司に対し、グリードとオーズとは何かについて、改めて解説。
グリードはもともと、800年前の科学者達が様々な生き物の力をメダルに凝縮して作り出した人工の生命であり……
「初めに造られたそれは、なんの意志も持たなかった。だが、それぞれ持っていた10枚のメダルから、一つずつ抜き取り、9という欠けた数字にした途端、それを満たそうとする欲望が生まれた。その欲望が凄まじい進化を生み、意志を持たせた。その生命体の名――それがグリーーード!」
「グリードを止める為、彼らから抜き取ったコアメダルの力で戦い、封印した者。それがオーーーズ」
と、設定を一度整理してきたのですが、ジョーカーである鴻上を便利に使ってしまった感は否めません。そろそろ、鴻上会長の台詞回しのハッタリだけで誤魔化すのも限界を感じます。
アンクは「俺はもっと完全で、強い体を手に入れる」事を望んでコアメダルにこだわり、
「グリードって……ちょっと……なんだか……」
映司は、人に造られ、欲望に囚われる存在であるグリード達の姿に、もどかしい思いを抱えるのであった……。
主人公サイド・鴻上サイド・グリードサイド、のそれぞれが全て内部で方針の違いを抱えている、という状況がさすがに重たすぎると感じたのか、映司とアンクをアイスキャンディー1年分である程度すり合わせ、鴻上とドクターの目的の違いを明確にし、ガメルとメズールをまとめてどかーんして人員整理。
新ライダー登場に合わせて露骨に一度状況をスッキリさせに来ましたが、ガメルとメズールは凄く割を食った感じ(^^; バースの立ち位置次第でまたややこしくなる可能性はありますが、新展開への起爆剤として期待したいです。
しかし、ぽきゅっ、に慣れる日は果たして来るだろうか……。