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『仮面ライダーオーズ』感想9

◆第15話「メダル強奪と輸送車と器」◆ (監督:諸田敏 脚本:小林靖子
ドクター真木からの注文により、鴻上ファウンデーション本社からセルメダル5000枚+コアメダル1枚セットを配達する事になるバイク便。そのコアメダルが自分のものだと知ったアンクは映司に輸送車襲撃を持ちかけて断られるが、カザリがその輸送車の中に比奈を閉じ込めていた事から、映司も輸送車を巡る争いに巻き込まれる事に。
ドクターと結託しているカザリは輸送車の情報をグリード達に流し、オーズがウヴァとメズールと戦っている間に、火事場泥棒を目論むアンク。だがそこにガメルが現れ、目を覚まして自力で脱出してきた比奈とごっつんこ。混戦の中、映司とアンクは川に落ち、ウヴァとガメルは輸送車を奪い、それを追いかけた後藤と割としっかりしたカーアクション。そしてカザリは、その行動をいぶかしむメズールを不意打ちし、大量のコアメダルを奪い取る……。
ここまでの『オーズ』のごちゃついた状況を、凝縮したようなエピソード。
フォーム見せの都合もあってか増える一方だったコアメダルを一旦減らし、それぞれの思惑が交錯する中でオーズにブレーキをかけつつ、メダルという強化アイテムの特殊性を改めて強調。主人公と敵の力の源をリンクさせる改造人間テーゼの本歌取りに、状況によって強化ギミックが減る、という要素を足したコアメダルのアイデアは面白いと思うのですが、メダルのドロップ条件がけっこう適当なのが、惜しいと思う所。
一応、“ダメージを受けると飛び出す可能性がある”“腹部を殴ると大量にドロップする可能性が高い”という条件は共通しているのですが、物語上、あまり厳密でないのと、露骨な弱点部位の割にはグリードが無防備すぎる、というのはどうも気になります。あまり厳密にすると物語が動かしにくくなるという意識があったのでしょうが、ゲーム的に見せようとしている割にはルールが大雑把という印象。
雑さが面白さと直結しているなら良いのですが、そこを昇華しきれていない感があります。
映司とアンクは、何を最も優先するかで再び揉め、「コアメダルの為なら、俺はおまえを消す」とまで言うアンクに対し、映司は「アイスキャンディー1年分」で契約更新。比奈を助けるのが一番だが、その後必ずコアメダルを取り戻すと約束する。
カザリ、ガメル、ガメルの生んだカメヤミーに囲まれ3対1で苦戦するオーズだったが、カザリからチーターメダルを奪うとラトラータを発動し、カザリとガメルは逃走。残るカメとの対決中にコンボの使いすぎで倒れてしまうオーズだが、後藤バズーカが炸裂。後藤が横からかすめ取ったメダルでタトバになると、メダル剣でせいやーーーして窮地を脱するが、カザリは思惑通りに多くのコアメダルを入手するのであった……。
そして後藤さん、バイク便、大失敗。
戦闘中、映司との契約を意外と律儀に守るアンクが比奈に気を遣い、
「……ありがとう」
「あん?」
と2人の関係にちょっと変化が入ったのは良かった。
カザリは集めたコアメダルをガメルに投入し、一つの器にメダルが集中する事で、果たして何が起きるのか……次回、新ライダー登場!