◇『クロムクロ』 #16−#17
第16話。
見所は、コスプレ撮影の旅で「撮影禁止」のプラカードを掲げる係のヒロイン。
一方主人公は、エレベーターが下りる際の風の動きで血の臭いに気付いた所までは格好良かったのに、土下座→人質の華麗なコンボを決めていた。
どこまでも、攪乱してくるなぁ『クロムクロ』(笑)
そして案の定、一人だとガウスの操縦に?マークをつけられてしまう海兵さんと、メタボ体型でも胸毛が濃くても、紳士でデキる男なのでオペレーターの娘さん達にきゃーきゃー言われるセバスチャンの格差社会。
いやまあ、海兵さんは口は悪いけど軍人としての考え方はしっかりしているという描写なので、本人の言葉通り、本番での実力発揮に期待したいのですが。でも、「俺は本番に強い」って鉄板で駄目男の台詞なので不安です。
スポットが当たりそうで当たってこなかったソフィーと剣之介の「よくわからぬ。俺はこの時代で、人は自分のやりたい事を、好きに決められるのだと教えられた。自由というそうだ」から一連の会話は良かった。
第17話。
溜めたリソースをフルに使い、ここに来ての飛行怪獣との空中戦は非常に格好良かったです。
高い所まで持ち上げる→落とす→落下中につつく→途中で拾ってまた高い所から落とす→……という攻撃もいやらしくてとても秀逸。
そして大ピンチになった所で
「義によって、助太刀いたす」
というアナクロな助っ人参上で、まさかの空飛ぶクロムクロ!
「翼はおまえの身体の一部となった。重力の束縛から解放されたおまえは、蒼穹を駆けるサムライとなったのだ。意識を研ぎ澄ませ。おまえはもう翔べるのだ!」
しかも背中の人、いい感じに煽ってきた!(笑)
ある種、騎乗戦闘のイメージなのか、武器が長物の槍に変わったのも細かく格好良かったです。ロボットの見た目としてはウイング形態はドラゴンのモチーフのように見えますが。
クロムクロ飛竜はスペースギャオスを撃退し、何やら鬼の人からアプローチしてきた所で、次回……サブタイトルからすると、温泉で姫様(仮)を拾うのか。