◆第28話「帰ってきた宇宙海賊」◆ (監督:加藤弘之 脚本:香村純子)
見所1は、
「マーベラスは、抱き方雑なんだよな〜」
「うるせぇぞ鳥」
相変わらず、一番フラグ立っているのは鳥。
見所2は、
「自分勝手すぎる……」
マベちゃんに炸裂する、大和くんの真人間ツッコミ。
見所3は、
巨大怪人を妨害され、飛んでいる2人を走って追いかけるバングレイ。
冒頭クイズから豪華に特別ゲスト登場でしたが、スーパー戦隊通算2000回記念ゴーカイジャー登場スペシャル前後編の前振り1999回という事で、戦闘シーンと後編への引きネタが多く、エピソードとしてはやや消化不良な内容。
海賊戦隊の地球再訪、鎧の土下座回り、マベちゃんの妙な様子に気付いている感じのイーグル棒立ち(お宝持ってわざわざバングレイに突っかかっている所でしょうが)、とこの辺りのもやもやは、後編でゴーカイジャーの行動理由にしっかり繋げてくるのだろうとは思いますが、次回スッキリ面白くしてくれる事に期待したいです(そういう点で、コラボエピソードとしての評価は次回次第な所あり)。
細かいポイントは色々あったのですが、一番驚いたのは、これといって仕掛けも説明もなく、ごく当たり前のように登場したキャプテン・マーベラス。
さすが海賊、やりたい事をやるだけです。
そしてあっさり、『トッキュウジャー』の重大なネタバレ(^^;
まあ、『ゴーカイジャー』は本編でも『シンケンジャー』最大のネタバレを豪快に撃ち込んでいたので、戦隊シリーズとしては、あまりそういうのは気にしないというスタンスなのでしょうが、一応、宇都宮プロデューサーの担当作品という所は、仁義と配慮なのか。
ジュウオウジャーサイドでは、突然のお宝、突然のご先祖様、突然のジューランド誕生の秘密、と誰も聞いていない事がどどっと解説されましたが、クジラ大王の人格と合わせて、いきなり語られる過去そのものが胡散臭いという新しいボール。
隠されていたビデオメッセージという最低のフラグが、更にそれに輪を掛けます(笑)
ジューランド、何かトンデモないものを犠牲にして作られた異世界なのでは。
バングレイの目的もそれに絡んで判明し、次回大盤振る舞いの模様ですが、コラボ回で撃破までやると忙しそうなので、もう1週ぐらい生き延びそうなものの、そろそろ退場が近そうか。
一番気になったのは、
「あんなものは侮辱の内に入らんよ。……本当の侮辱というのは――」
という思わせぶりなジニス様の台詞。
祭を派手に仕込みつつ、祭の後の展開も、かなり楽しみになって参りました。
特別エンディングは、この為に新規映像まで合わせる豪華さで、アニバーサリーEDとしてとても良かったです。都合により、オリジナルよりえらい早口になっていましたが(笑) 次回、『ゴーカイ』後の戦隊も加えたバージョンになるのでしょうから、そちらも楽しみです。