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駆け足『仮面ライダーフォーゼ』感想6

〔GYAO!〕で1週間12話ずつ配信と思われる、『仮面ライダーフォーゼ』感想。
結局、見ると何か書きたくなる(病気)ので、タイトル通り駆け足気味にちょこちょこ触れていこうと思います。ボリュームは、その週の視聴ペースと、心身の余裕により増減予定。
◆第21話「進・路・誤・導」◆ (監督:坂本浩一 脚本:中島かずき
「いいから職員室に来い。そして俺の話し相手になれ」 (大杉忠太)
歌星賢吾、出席足りなくて進級が危ないという恐るべき危機。
……そうか!
仮面ライダー部、みんな揃って留年きたーーーっ!」
こ・れ・だ。
病欠扱いされていた園田は退職となり、新たに弦太朗のクラスの担任になったのは、なんだかやる気の無い女教師・宇津木遙。演じるのは自らアクションもこなす長澤奈央という事で、劇中で見せるキックは吹き替え無しでしょうか。坂本監督が劇場版から復帰し、次々と格闘家に襲いかかって腕試しをするペガサスゾディアーツを中心に全編アクション盛り目でスピーディに展開。
「君は誰だ? どこでそのスイッチ手に入れた?」
何かと幻覚変身大好きな校長先生ですが、どうして、2回に1回、女性なのか、12使徒査問委員会で糾弾したい。
(この笑顔……なんか胡散臭いな)
流星はそんな校長に仲間の波長を感じ、リブラとペガサスの戦いに乱入。赤心ジークンドーvsキックボクシングの異種格闘技戦が繰り広げられるが、更にそこへ飛び込んでくるフォーゼ。
33番クロースイッチを振り回すフォーゼに、一瞬、盛り上がった所で水を差すな、といった雰囲気になるメテオだが、それは置いておいて2対1で容赦なく仕掛けるので、これといって美学はありません!
更に「(流星は)戦闘になると逃げ出しますよね?」という外野の声を耳に挟んで、そそくさと退却(笑) まあ正直、そろそろ仮面ライダー部の誰もメテオの正体を推測すら出来ないのは、若干バカっぽくなっていますが(^^; 折角人数多いのだから、誰か1人が気付いた上で色々あって秘密にして流星との距離感を縮めるような、弦太朗も賢吾も絡まない所でのドラマがあっても良いと思うのですが、さて。
ペガサスも引き下がるがその蹴りに既視感を覚えた弦太朗は、宇津木先生が通うキックボクシングのジムを訪れる。
「ここがあたしの本当の場所。あんた達に土足で入られたくない」
一方その頃、校長先生が、スイッチを落とした事がバレていた。
もう、ダークネビュラに、送っても良いのではないでしょうか、理事長(真顔)。
果たしてペガサスの正体は、教師という職業に愛着が無く、出来る事ならプロのキックボクサーになりたいと望む宇津木なのか? クイーンの作戦で囮になったキングに襲いかかるペガサスと交戦するフォーゼは、格闘家にマグネットで射撃攻撃。……それだと、友情、生まれない気がするよ弦太朗?!
逃げるペガサスを追ってメテオバイクが本格的に登場し、フォーゼはボードスイッチで地上を滑走。そこに現れたバルゴが忍者軍団を放ち、それを蹴散らすバイクアクションとCGによるボードアクションの組み合わせはなかなかの迫力。ペガサスを追い詰めるWライダーだったが、隙を突かれたフォーゼがハイキックを食らった所で、つづく。
今回、弦太朗が、気になる事があるとリーゼントの先にびびびっと来るという特殊能力(ライダーリーゼントセンサー)を主張するのですが、それはやはり、ストロンガー/城茂オマージュなのか(笑) ※ストロンガー/城茂には、悪の活動の大体の方角を嗅ぎつける特殊能力あり。
「城茂は奴の独特の能力で、もうこの方角を嗅ぎつけたぞ」
と敵の幹部が言っているので、本当です!


◆第22話「馬・脚・一・蹴」◆ (監督:坂本浩一 脚本:中島かずき
「ペガサスだけに、そうウマくはいかない」 (鬼島夏児)
ライダーリーゼントセンサーにより、ペガサスの正体を宇津木先生と考えた弦太朗はスイッチを手放すよう説得を試みるが、弦太朗の波状攻撃に折れた宇津木が鞄の中から取りだしたのは、むしゃくしゃして壊してしまった“火災報知器のスイッチ”であった。ペガサスの正体は宇津木ではなく、宇津木が怪しいという情報をもたらした、落語研究会の部長・鬼島だったのだ!
この後編から一気に怪しく描かれるのですが、校長先生がスイッチ落としたーーーというイレギュラーな事態から、如何にもなゲストキャラである宇津木先生がゾディアーツ? という誤誘導にはまんまと引っかかりました。後、そろそろ、このぐらいのキャストが12使徒に進化してセミレギュラーになってほしいという願望も突かれました(笑)
仮面ライダー部は正体を突き止めた鬼島ペガサスと戦いになり、ジェイク、OPで見せているブレイクダンス回避を披露。弦太朗の馬鹿一直線に感化された宇津木が教師とキックボクシング、どちらの道も進む事を告げに現れ、怪人そっちのけで友情タッチをすると、フォーゼは主題歌をバックに、先生伝授のスパイクハイキック。クライマックスバトルでの主題歌使用で盛り上げてくるのですが、スタッフが、長澤奈央を好きすぎます。
それにしても宇津木先生を陥れる為に体を鍛えてハイキックを再現してみせた鬼島は、世界を目指せる逸材ではないのか。
フォーゼは更に、スピーカー、水道、車輪、ステルス、クロー、シールド、ピコピコハンマーとモジュール大盤振る舞いし、トドメは超電磁ボンバー。これにて一件落着、お後がよろしいようで、となるかと思いきや、ペガサスはラストワンを越えると横丁のご隠居も腰を抜かす勢いで一気に12使徒――キャンサーゾディアーツへと進化する!
戦力バランス的に12使徒が増えるには良い頃合いだったのですが、単発ゲストにしてはやたらごついネーミングだと思ったら、夏児=カニ、という事なのか(笑)
口先で世界を思うがままにしたい、という所に共感したのか、ジェイクが妙に鬼島に懐いていたのは、今後の布石になるのかなぁ。
しかし、どうせ、12使徒増えるなら、校長先生の手柄にしてあげてほしかったです!! いや、そもそも、校長先生がスイッチを落とさなければカニは生まれなかったわけで、つまりこれは、役立たず校長の裏目パワーが一周回って呼んだ奇跡という事でいいのか?! そういう事にしてあげて下さい理事長。
ところで今回、弦太朗が宇津木を探して乗り込んだキックボクシングのジムでジム生のごつい男に絡まれるというシーンがあるのですが、止めに入った宇津木先生の格好良さを見せる意図と思われ、絡む男の方が乱暴に描かれているにしても、実際問題として弦太朗は最低限の礼儀も守らないので印象が悪すぎて、今作の引き続き困った所(^^;
何も主人公が四角四面に品行方正たれとは思いませんが、いみじくも前回台詞にされているように、他人の場所に入り込む時は靴ぐらい脱いでほしいというのは正直。


◆第23話「白・鳥・同・盟」◆ (監督:山口恭平 脚本:長谷川圭一
「ありもしないものにすがっても、自分が強くなれるわけじゃないのに」 (野座間友子)
長谷川圭一が参戦。山口恭平は、これが監督デビュー……?
「小さな親切、大きなお世話。それでも、必ずやってくる。愛と正義の名の下に。我が名はキッグナス! ――白鳥の勇者」
白鳥の湖』をバックにひったくりをしばきたおす白い怪人キッグナス(見ていないけど、名前は『キック・アス』から?)。学園で話題のこの謎のヒーローに興味を持った弦太朗達は、キッグナスを応援する、醜いアヒルの子の会の活動を見学しに行く事に。背後で歌星さんが「俺とスイッチ実験するより変態白鳥仮面の方が大事なのね、きーーーっ!」となっているので、弦太朗は後で雑巾を投げつけられる覚悟をしておくように。
不良に絡まれている所を助けられて以来、白鳥仮面の大ファンだというコスプレイヤー江口と共に集会所へ向かう弦太朗達だが、道中に現れるカニゾディアーツ。ハンマーもドリルも効かず、マグネットですら有効打を与えられないカニに苦戦するフォーゼだが、そこに降臨する、白鳥の勇者。
(正義のゾディアーツ、そんな者が居るのか?)
首をひねる流星だが、力試しが目的だったカニは逃走。改めて集会所へ向かった一行は、華麗にクラシックバレエを舞う醜いアヒルの会長から、それぞれ駄目出し。
「不良、アホ、ゴス、イケメン。全員駄目だ。会の品格が落ちるからね。帰んな」
イケメンも駄目なんですかーーー?!
これは是非、歌星さんをこちらに連れてきて評価が聞きたかった!(おぃ)
だが弦太朗のノリが面白がられて4人は見学を認められる事になり、なんだか宗教サークルぽいノリで、善行にポイントを与えられる会員達の姿を目にする。
「みんな、私らはなんだ?」
「「「醜いアヒルの子」」」
「でもいずれ美しい白鳥になる」
「「「白鳥になる」」」
「たたえよう! 私たちの、英雄を。キッグナス!」
「「「キッグナス!!」」」
「キッグナス!」
「「「キッグナス!!」」」
今作ここまで、個人の怨恨や執念が中心になっていたので、カリスマの作り出した集団の気持ち悪さというのは、(魔女パーティーの発展系ともいえますが)面白いアプローチ。そしてそのノリに順応し、踊り狂い始める弦太朗とユウキ(笑) 一方で当然このノリが合わない流星は、雰囲気に気分が悪くなった友子を連れて途中退席するイケメンパワーを発揮するが、2人の前に白鳥仮面が姿を見せる。キッグナスには善意のヒーローという表の顔に加えて、キッグナスを認めない者に私的制裁を加えるという裏の顔があったのだ!
友子の前で思わず本気を見せて反撃してしまった流星は、慌てて情けなく逃走してからメテオ変身し、ヒーロー活動も何かと大変です。
「生憎だが、俺はフォーゼのように甘くはない。人質など取っても無駄だ!」
火星ナックルを放とうとするメテオだが、友子を眼前に突きつけられて寸止め。自分の中の甘さを認めるメテオですが、それ以前に、どうして、人質要員の居る方向へ居る方向へと怪人を殴り飛ばすのか(笑) その戦い方に−100ポイント。
攻撃も防御も封じられ、右腕をぐりぐりされるメテオの元へ、ソフトクリームメカで呼ばれたフォーゼが到着。今回初登場?の煙幕ソフトクリームは、クリーム部分が3方にぱかっと開くのが、怪獣の口感あってちょっと怖い。
「友など必要ない。ヒーローは一人居れば十分だ!」
白鳥はフォーゼに翼攻撃を仕掛け、ラビットハッチから駆けつけた賢吾から受け取ったスイッチで、フォーゼは新モジュール:ビッグフットを発動。コズミックエナジーによる局所的な重力攻撃で空から足が降ってくるように見えるのは光の屈折だからほーら俺の存在を認めたまえ如月! と早口解説から心の声がダダ漏れの賢吾ですが、あれ、重力はここで使うのか。
「フォーゼ、今まで私はおまえの分身だった。だがこれからは! 私がおまえだ」
ところが、調子に乗ったフォーゼは乱発した大足ふみふみで起きた土煙に紛れたキッグナスに回り込まれてしまい、背後から攻撃を受けた所で、つづく。
なにはなくとも、流星と友子が弦太朗の居ない所で個別に絡んでくれたのが、嬉しい展開。流星自身が今作における孫の手的存在なのですが、流星周辺も今のところ巧く回っています。
以前に友子が「あなた、仮面ライダーって言ったよね!? それがどうして戦い合うの?! 仮面ライダーは、人知れず悪と戦う正義のヒーローなんだから! おかしいよそんなの!」と、仮面ライダーとしてのメテオを非難したのも活き、次回、流星(メテオ)と友子の距離感の変化には期待。
ところで最近、マグフォン探索の回を除くとクイーンがラビットハッチの中にしか出てこない気がするのですが、単純に使い分けに限界が来ているのか、それとも役者さんのスケジュール的問題でも生じていたのか(^^;
なお今回、カニさんお披露目会で、レオゾディアーツが本編初登場(立っているだけで台詞は無し)。落語家参入で校長先生の立場はますます悪くなりましたが、ギャレン色のジャケットなのでシカタナイ。……あまり見ている側が昔のネタにこだわりすぎるのも良くないとは思うのですが、しかしこのジャケットは、どう考えてもわざとだ。


◆第24話「英・雄・願・望」◆ (監督:山口恭平 脚本:長谷川圭一
「あいつのヒーローへの道は、始まった所だ」 (如月弦太朗)
ライダーリーゼントセンサーにより醜いアヒル会長の元へ直接乗り込む弦太朗だが、またも空振り。キッグナスの気配を追っていた友子と流星が目にした光景により、その正体は、ヒーローに強く憧れながらも自ら行動に踏み出す勇気を持てずにいた江口の精神が、ゾディアーツスイッチの影響により分裂した別人格だと判明する。
弦太朗達の励ましもあり(クイーン、久々に外に)スイッチの誘惑を乗り越える江口だったが、カニに拉致られ、キッグナスを求める醜いアヒルの子の会に囲まれる事に。
「江口、私たちにはキッグナスが必要なんだ。正しく導いてくれるヒーローが! さあ、スイッチを押すんだ」
別人格は種明かしとしてがっかりだったのですが、ここで、ヒーロー願望が自らを支持する人々との依存関係に飲み込まれて自由意志を離れていく姿を、暴走していくキッグナスの正義と重ねたのは、正体判明後の一ひねりとしては面白い展開。
「何が自由だキッグナス! いや……キグナスゾディアーツ。おまえを倒してダチを、江口を取り戻す!」
強制ラストワンにより生まれた真・白鳥仮面は江口人格を離れて独立した意識を持つが、フォーゼは36番エアロ(よくわからない何かを噴霧)と、かれこれ20話ぐらいぶりになるマジックハンドで人質を救出。そこにカニが乱入するも、キグナスの前には怒りのメテオが落下。
「悪はおまえだ……おまえの定めは俺が決める」
攻撃力3倍のメテオはいきなりの彗星脚でキグナスを瞬殺し、フォーゼはウインチでカニのハサミを封じる頭脳戦から火あぶりで、カニ撤退。醜いアヒルの子の会は解散するが、江口は今度はフォーゼコスプレで、ヒーローになる為に自分に出来る身近な親切を、一歩ずつ始めるのであった……。
流星(メテオ)と友子から焦点外れて、超ガックリ。
一応、「私がメテオの仇を取ります」と宣言した友子の探索に流星が付き合い、多少の関係変化はしているのですが、前回の進行度に比べると、劇的な前進は無いも同然。何も正体バレまでは求めていませんでしたが、もう一歩二歩、距離の短縮が欲しかった所です。前回、執拗にぐりぐりされたメテオの右手も、何にも繋がりませんでしたし(^^;
次回、キングとクイーンは無事に卒業できるのか?! 後、流星以外の仮面ライダー部員は進級できるのか。