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駆け足『仮面ライダーフォーゼ』感想15

〔GYAO!〕で1週間12話ずつ配信されている、『仮面ライダーフォーゼ』感想。タイトル通り駆け足気味で、ボリュームは、その週の視聴ペースと、心身の余裕により増減予定。
◆第47話「親・友・別・離」◆ (監督:坂本浩一 脚本:中島かずき
「次の世代に繋ぐ。それも立派な私たちの仕事だ」 (歌星緑郎)
「俺はコアスイッチから生まれたコアチャイルド」
賢吾の正体――それは、20年前に月面で発見されたコアスイッチを核に、コズミックエナジーが地球人の形を取って実体化した存在であった。その役割は、コアスイッチを発見・解析するだけの知性を持った文明の情報を収集し、それをプレゼンターの元へ届ける事……と、コアスイッチは、高次知性による試験問題だった、と意味づけはそのままモノリス(『2001年宇宙の旅』)で、それだけだとどうかと思ったのか、そこから賢吾が誕生、という要素をプラス。
コズミックエナジーを共同研究していた歌星緑郎と我望光昭だが、緑郎が提唱したフォーゼシステムでは自分が旅立てない事に我慢ならなかった我望は、ゾディアーツスイッチによる人類の強制進化の道を選び、緑郎を暗殺。だがその襲撃の前日、コアスイッチからコアチャイルド=歌星賢吾が誕生しており、緑郎の殺害後に「改心した江本が月面から俺を回収し」……って、随分また、大雑把な(^^;
緑郎を殺してから何時間で改心したんだ、江本。
「今、自分の為に」という我望と、「いずれ、未来の為に」という緑郎の対立は、今作全体の方向性と繋げつつ、我望はどこまで行っても自分の為にだけ生きており、それ故に驕慢な孤高であろうとする――他者を認めてその為に何かをするという事が出来ない――と、弦太朗のアンチテーゼとして巧く補強。
ただ今作まとめると、緑郎も我望も、失敗したのは、江本を友達だと思った事になる気がするのですが。
賢吾は自らの使命を果たす為、フォーゼドライバーを用いてプレゼンターの元へ旅立つと告げるが、コアチャイルドとしての覚醒により人間としての感情は無くなった、というのが賢吾の演技であると弦太朗は見抜いていた。
「俺も……俺もお前達と別れたくない。……でも……これが運命なんだ。逆らえない」
感情を殺し、サンプルとして立ち去ろうとする賢吾は本音を吐露し、弦太朗はそんな賢吾を固く抱きしめる。
「行ってこい賢吾」
「え?」
「ただし……人間としてだ。…………俺達全てのダチの代表として、胸張って行ってこい! プレゼンターと同じになれ! そして……待っててくれ。……俺達も自分達の力で、必ずお前に会いに行く。別れは心の骨折だ。今は痛いが、治ればもっと強くなる。俺達は……俺達はダチだ! ずっと……ずっと……」
その背後で、「はやぶさくん」の節でずっと友達ソングを歌い出すユウキ、どこまでも、逸材(笑)
この、「待っててくれ。俺達も自分達の力で、必ずお前に会いに行く」というのは未来志向の『フォーゼ』の姿勢が綺麗に集約され、好きな台詞。……もう少し色々、丁寧にここまで来られなかったものか、とは思う所ですが(^^;(それはそれで、今作の特性を失わせたかもしれず、好みの問題となってしまう部分ですが)
ところが賢吾が友に見送られ、人間として旅立つ事を決意したその頃、ラビットハッチがレオの襲撃を受けていた。
「俺の命はあの方に捧げている。あの方の願いが叶うのならば、この身がどうなろうが、惜しくはないわ!」
流星vs立神の生身バトルは見事な迫力で、校長の時は1秒も描かれなかった理事長との出会いまで回想され、今作はどこまでも、横山一敏に手厚い。
急ぎ弦太朗達が駆けつけた時には既にラビットハッチは半壊しており、姿を見せる理事長。コアスイッチを渡せという理事長に対し、賢吾は毅然とそれを撥ね付ける。
「本当はもう、気付いてるんでしょう? 残念ながら、貴方は選ばれた存在ではない。プレゼンターの元に帰らなければならないのは、俺だ」
「言うなーーーーー!!」
……んーーーーーーーーー、今作として我望を糾弾するとしたら、“友を切り捨てて道を誤り、多くの人を踏みにじった事”だと思うのですが、理事長があまりに強靱で揺らがない為、「選ばれた男」が出てきて、“選ばれてもいないのに分をわきまえないで余計な事をしたのがおまえの罪”と後頭部を殴りつけるというのは、思いっきり殴る鉄パイプを間違えたような。
しかも、賢吾の覚醒が、弦太朗達との出会いで加速したというような描写が弱い為、コアチャイルドとしての帰還は「予定調和」であり、運命に逆らおうとした男(我望)を、運命(賢吾)が思いっきり殴り飛ばしたみたいな構造になっているのは、私個人の好みとしては、受け入れにくい展開です。
いやこれ、弦太朗達との交流があった事で、我望の自分本位な野望の達成よりも、賢吾の覚醒が早まった、という流れならまだわかるのですが、賢吾の台詞にも全くそういうニュアンスが入っておらず、何故そこに1年間の物語の蓄積を注ぎ込んでこないのか、凄く困惑。
今更そこは言葉にしなくても伝わる筈、という意識だったのかもしれませんが、巨悪との決定的な対立軸になる部分なので、そこは明確に描いた方が良かったように思えます。
覚醒した賢吾は射手座の矢さえ防ぎ、宇宙に飛び出して戦うフォーゼvs射手座&獅子座。続けて出てきた賢吾が衝撃波で射手座と獅子座を吹き飛ばし、飛んできたメテオが作った謎空間の中で、フォーゼは変身を解いてドライバーを賢吾へと渡す。
「おまえは、おまえのやらなきゃならない事をやれ」
「おまえと会えて、本当に良かったよ…………弦太朗」
「初めて俺の名前呼んでくれたな」
「そうだな」
1年かけて辿り着いた万感の友情タッチ……を真ん中で無言で見つめるバリア係(^^;
もう少し、もう少し、ここは何とかならなかったのでしょうか……!!
メテオは変身を解いた弦太朗をハッチの中に回収していき、ドライバーを装着した賢吾は帰還の為の手を振り上げる……だが!
「月面の塵と消えよコアチャイルド!」
旅立ちの寸前、自ら超新星を発動した、真紅のサジタリウスゾディアーツ@広島カープ優勝おめでとう! の放った跳び蹴りが賢吾に炸裂して賢吾は倒れ、握り潰されるコアスイッチ、消滅する賢吾……。
次回――最・終・回!


◆第48話「青・春・銀・河」◆ (監督:坂本浩一 脚本:中島かずき
仮面ライダーフォーゼ、最後の……タイマン張らせてもらうぜ!」 (如月弦太朗)
「君の親友とやらの形見だ。それを使って救いたい者を救うがいい」
自分を阻むコアスイッチ=賢吾を破壊した理事長は余裕を見せ、月面で拾ってきたフォーゼドライバーを弦太朗に投げつけると、学園で待機していた仮面ライダー部員にも、「明日は始業式だ。私の最後のスピーチを聞かせてやろう」と言い残して、立ち去っていく。弦太朗と流星はライダー部の旗を回収してなんとか地球へ戻るも、ラビットハッチは完全壊滅。
この最終盤、友子が事あるごとに「流星さん!」と心配してくれるのが凄くおいしいのですが、まあ、それないとホント、扱いが悲惨すぎるしな流星(メテオ)……。
もはや理事長を止める事は出来ないのか……打ちひしがれる仮面ライダー部員達に、別れの時、賢吾から託された手紙をユウキは読み上げる。
仮面ライダー部の友人達へ――」
賢吾が仲間達それぞれに遺したメッセージが紹介され、俺が言うのもおこがましいけどキングはクイーンと頑張れ! て本当に余計なお世話すぎるゾ(笑)
「そして……如月弦太朗。君は、俺の親友だ。宇宙の果てへ行こうが、存在が消滅しようが、その想いは変わらない。言っても言い切れないが、ただ一言……ありがとう」
もし自分が消滅したとしても、我望を恨む事なく、我望の絶望に光を与えて止めて欲しい――賢吾の最後の願いを叶える為、立ち上がる仮面ライダー部員。
そして――始業式の日。
「1時間後、私は宇宙の深淵に旅立つ。その時、この地上は壊滅する。残り少ない人生を、好きに使うがいい。――以上だ」
我望は自ら全高放送で全てを告白。フォーゼとメテオはダークネビュラを召喚した理事長の下へと向かうと、大量の獅子忍者軍団と最後に派手なバイクアクションを展開し、虚空に浮かぶ射手座へスーパーロケットで突撃するフォーゼ。
「私の邪魔をするか!」
「賢吾は言った! 恨みじゃ前に進めねぇ! だから俺は、あんたの怒りも、あんたの絶望も、全部ひっくるめてダチになる!」
ロケットきりもみで射手座を地上へ墜としたフォーゼは、次々とステイツを切り替えて激闘を繰り広げ、一方、レオゾディアーツとの最後の戦いに臨むメテオストーム。
「心が折れない限り、勝機はある!」
メテオストームは、弾き返されたメテオ独楽を更に打ち返すメテオ3倍返しでレオに大ダメージを与えると、メテオスイッチ(?)をベルトに再装填したライダースーパー隕石キックでレオを撃破。
「なぜだ……」
「俺の定めは――俺が決める」
最後まで理事長への忠心を貫いたレオは、江本を殺したという事もあってか、もやもやと消滅。流星にも立派なキルマークが付きましたが、流星は実質2度目だし、もともと覚悟レベルがちょっとズレているので、多分大丈夫。
「俺達は何度も、何度も失敗した! だけど、誰かがくじければ誰かが支える! そうやってぐるぐると、人の思いが渦を巻いていく! それも銀河だ!! あんたが作った学校は、明日を信じる希望の銀河になってるんだ。天高は、俺達の青春銀河だ!」
射手座に対するフォーゼのこの台詞には、今作が目指したものと今作がそれ故に失敗した部分が極めて象徴的に織り込まれているのですが、今作がはまってしまった最大の陥穽は、
「若くて未熟でそれ故に失敗しながら一歩ずつ明日へ進んでいく若者達」という構図と「それはそれとして全て良い方向の解決へ繋がる弦太朗ルール」の噛み合わせ、にあったと思えます。
何度か書いていますが、今作における如月弦太朗の基本的な役割は、共同体(天高)の外側から来て、その構造(最終的には、我望による支配)を変革するトリックスターという、アウトサイダーヒーローなのですが、それ故に今作は、若くて未熟な筈の弦太朗自身の変革を描けなかった。
勿論マグネット回などのように、弦太朗自身の失敗と反省にともなう成長要素が全くないわけではないのですが、基本構造として、“そういう弦太朗”が周囲に変化をもたらす物語である為に、“そういう弦太朗”を大きく変化させるわけにはいきませんでした。そして弦太朗自身はこの物語において、自らは共同体に所属しない「他界」の存在として位置づけられます。
それを象徴しているのが、弦太朗の短ランとリーゼントとであり、これは民俗学の観点から見た場合、弦太朗にアウトサイダー(「他界」から来た者)としての聖性を与える為の、天高における「やつし」(変装)といえます。
(※ちなみに、「仮面を被る」とか「非日常的な服装をする」事で神霊の属性を帯びるという概念は、変身ヒーロー物の基本的な下地と言えるので、今作において弦太朗は二重に「変身」しているといえます)
このやつしは、序盤においては弦太朗の持つトリックスターとしての機能を象徴する大きな意味を持っていたのですが、しかしそれ故に、実は弦太朗は、本質的に天高の青春銀河の中に居ない。今作は、そういう構造の物語といえます(なお勿論、中島かずきはその辺りの意味性を遙かに詳しく抑えた上で書いていると思います)。
なので、始業式の日、ライダー部が結集した時に弦太朗と流星が天高の制服姿だったら凄く感動したかもしれない、とは思ってみたり。そういうのはエンタメの要請もあるので、意味づけ通りにはなかなか行かない部分ですが(^^;
で、そういう観点で考えた時に閃いたのですが、コアスイッチやプレゼンターの設定が大まかにでも最初から存在したのなら、構想としては今作、恐らく賢吾の使命を継ぐという形で、弦太朗をプレゼンターの元へ旅立たせるつもりだったのかなー。
そもそもの弦太朗のアウトサイダーとしての役割は、共同体に影響を与えたら去って行くという形が一般的ですし、賢吾との友情やフォーゼとして戦ってきた事の意味、今作のテーマと繋げた弦太朗自身の明日への旅立ち、自ら運命を掴んで理事長という巨人を乗り越える、という所まで合わせて、そう考えると個人的に、凄くスッキリ辻褄が合うのですが。
ああなんか、ほぼ妄想ですが、私の中で今『フォーゼ』という作品が勝手に腑に落ちてしまいました。
本編戻ります。
フォーゼと広島サジタリウスはライダーキックを打ち合い(凄く監督の趣味を感じたシーン)、フォーゼはコズミックワープで射手座を学校の体育館へと連れ込むと、自ら変身を解く。そこでは仮面ライダー部の面々が、理事長の卒業式を準備していた。
「開会の言葉――只今より、我望光昭理事長からの、卒業式を行います」
「俺達の想いを、受け取ってもらうぜ、理事長!」
部員達が次々と声を張る理事長への送別の言葉をバックに、生身で射手座に殴りかかる弦太朗。
「学園も地球も宇宙も、みんなみんな、私たちは私たちの手で掴む!」
「希望を! ずっと! 仲間と! それが俺達の絆だ! だから今日、天高はあんたの支配から卒業する!」
以前の卒業ダンス回で使ったボーカル曲をバックに、理事長が自分の為に作った銀河は既にそこに生きる者達の銀河になっているのだ……と、大人を乗り越えていく子供の姿を、逆卒業式として描いた展開は学園物として面白いのですが、ここで最後の皆で声を合わせての変身に、除け者にされる流星……。
流星…………(涙)
まあ流星、コズミックの絆エネルギーの対象でもないしな! という事で仮面ライダー部員達の絆の力を結集したフォーゼはライダー卒業ドリルドリルドリルキックでサジタリウスゾディアーツを撃破。
「卒業生代表――仮面ライダーフォーゼ。如月弦太朗」
これにより、消滅するダークネビュラ。を流星は外で確認する係です(涙)
「負けただと、この私が……」
「ダチになってくれ、理事長」
「如月……」
「賢吾も、きっと賢吾のオヤジさんも、それを望んでる」
「まったく……君は何者なんだ……」
「俺は如月弦太朗! 天高の連中全員と友達になる男だ!」
弦太朗は理事長と半強制友情タッチをかわし、如月弦太朗という言う男に飲み込まれた理事長は憑き物が落ちたかに見えたが……その体に異変が生じる。
「これも、自業自得だ」
さすがに理事長をなぁなぁで済ますわけにはいかず、ゾディアーツスイッチによる強制進化の反動という形で、退場コースへ。
「如月くん、最後の頼みだ。君達が……プレゼンターに会え。私が出来なかった事を、成し遂げてくれ」
「わかった。約束する」
独り静かにその場を立ち去った理事長は、夜の公園で、満天の星空へ――かつて自分を導いた声へ向けて、届かぬ手を伸ばす。
「約束は果たせなかったな……だが、私の生徒が必ず行く。……その時はよろしく頼む」
最終的に理事長も次代に夢を託す側に回る、というのは今作として納得のいく着地ではあるのですが、同時に、理事長が本当に友達になりたかったのはプレゼンターだった、というのは、ひどく残酷な結末。
物語全体としては、あるバランスを取っている、ともいえますが。
そして……新学期、賢吾の手紙を川に流して供養しようとしていた弦太朗は背後からそれを止められる――そこに居たのは、歌星賢吾その人。自らの消滅の寸前、理事長は最後の力で賢吾を再生させ、賢吾は(たぶん人間として)生まれ変わったのだ!
「今度は人間の力で、宇宙に行こう! プレゼンターに会いに行こう!」
「ああ」
「「宇宙キターッ!!」」「キターッ!!」
から、主要メンバーの姿が少しずつ描かれ、昴星の女子は彼女じゃないと否定する流星に改めて桃色の波動を出す友子など最後までやたらこのカップルが押される一方、キングとクイーンはウィザード顔見せの踏み台となり、退院した蘭ともじゃもじゃを加えて、宇宙ライダー部の旗を広げて、若者達は明日を目指す! でエンド。
…………ところで、タチバナ(江本)は死んで、理事長も消滅して、バルゴスイッチの使い手が居ない今、マジカル衛星で眠っている人達は誰が回収するのでしょうか。気になる。
−−−−−
劇場版『MEGAMAX』含め(これは本編スタート前から織り込み済みでしょうから)、「昨日−今日−明日」と「それを守るもの」というテーマは一貫しており、そこは綺麗にまとまっているのですが、その一方で、「共同体を変革する役割のアウトローヒーローが未熟な若者ゆえに説得力が不足する」という基本構造の噛み合わせの悪さが最後まで解消し切れず、キャラクターの勢いで突破しようという狂気と、それはそれとして土台を補正しようという正気の中途半端な混在が、全体の荒っぽい作りに繋がってしまった感があります。
その荒っぽさが良くも悪くも独特の“癖”になっており、そこを面白がれるかどうかが評価の大きな分かれ目かと思いますが、個人的には、どうせならもっと突き抜けた狂い方をしてほしかったなぁ、という所。
この辺り、前作の主人公が、いっけん正気に見えるけど物凄く狂気、だったので、2年連続、狂気全開はどうか、という意識が制作側にあったのかもしれませんが(逆に言うと、『オーズ』直後でなければ弦太朗はもっと狂って見えたのかもしれませんが、くしくも放映通りにほぼ連続で見る形になった事もあり、映司の壊れっぷりが感想に影響を与えた部分はあります)。
ギミック的には、最初は盛りすぎではと思われた40個のスイッチをむしろ立て続けに出していき、初期のステイツチェンジも割とさらっと発動していく用い方などは割と好きでした。
特に好きなキャラクターを5人あげると、流星、友子、校長、理事長、アリエス山田。レギュラー以外のゾディアーツでは、アリエス山田が一番好きです(笑) 流星はとにかく、顔が好みでキャラ的にも良くメテオも格好良くてお気に入りだったのですが、それだけに終盤の軽い扱いがちょっと残念(^^; その分、友子からの愛がガロン単位で供給されていましたが。
校長は最初はあまり面白がりすぎるのもなぁと思っていたのですが、存外生き延びた末の、45−46話のコンボは強烈すぎました(笑) あの空に浮かんが笑顔は、シリーズ屈指の名シーン。理事長も最初はあまりピンと来ていなかったのですが、じわじわと存在感を増していっての最終盤の貫禄は、良い敵役でした。終わってみると、バルゴを始末した後の「…………江本」が、視聴者に色々な事を想像させて非常に本編の奥行きを広げており、あれは実にお見事。
後、終盤の挿入歌「COZMIC MIND」はお気に入り。
以上、かなり駆け足だったのでだいぶ落としている部分もありますが、『仮面ライダーフォーゼ』感想でした。青春スイッチ、ON!