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『コンドールマン』感想5

◆第8話「やったぞ!3段化身」◆ (監督:奥中惇夫 脚本:伊東恒久
最後のコウモリミサイルを放ってダブルバットは死亡し、カツラ、そして帽子だけが後に残るというのが印象的。存在感のある悪役だっただけに、実質、前回Bパートだけの活躍だったのが勿体ない。
コンドールマンはベルトから火花と煙を放って辛くも逃走し、弱点克服の為に再び筋トレへ。
その頃街では、栄養失調で病院に運ばれる人が続出していたが、そこに源太郎が運び込んだジャガイモが届けられる。
「もっと沢山あればいいのに〜」
「うん。でも、これでみんな、勇気が出るよ」
正義の想いの連鎖が描かれていく中で、いったい何が大切なのか、というメッセージが中途半端に格好を付けず、恥ずかしがらずに真っ直ぐで明確なのは、今作のとても良い部分。皮肉で風刺のきつい作品である一方、実に王道を力強く進む事で、ヒーロー物としてのバランスが巧く取られています。
そんな人々に更なる希望となる、外国からの食糧援助のニュースが届くが、モンスター一族では不在だった極東司令官の椅子に、Mr.J・ゴードンが着任。合わせて、バット姉(レオナ・タカクラ)が極東司令官付き秘書に任命される。
ゴードンがキングモンスター直々という辞令を取り出すのですが、自筆だとしたら、割と几帳面そうな文字です(笑) キングモンスターの欲望はもしかして、「柔軟で効率的かつ規律の行き届いた組織運営」だったりするのかもしれない。
演じる大月ウルフさん得意のヒステリックな調子で紅コウモリ作戦の中止を命じたゴードンは、友好国からの食糧援助を取り付けた黒井食糧大臣に接触すると、輸送船の航行ルートを教えるようにと買収をはかる。
「いや〜、政治というものは銭のかかるもので……しかし、銭というものはいい……うわははははは!」
積み上げられる札束を前にして態度の変わった黒井大臣は……なんと、ゼニクレイジーの姿に!
ゴードン、表向き大臣と直接交渉できるような立場の人間なのか、と思っていたら、既にモンスター一族の魔手は国政にも及んでいた、という衝撃の展開。クレイジーがもともと黒井に偽装して大臣にまで上り詰めたのか、作戦に都合が良いと黒井に成り代わったのかはわかりませんが、金満商事による露骨な買い占めが見逃されていた理由も、これで納得。
パンツに札束を突っ込んでいくクレイジーに対してキングの辞令(どうやら委任状のような効果があるようなので、やはり自筆なのか)を突きつけたゴードンは作戦への協力を命じ、その正体がサラマンダーと判明。
モンスター一族の本社重役が続々と日本に集まる中……一心はひたすら、崖からダイブを繰り返していた。
その結果、一回転して綺麗に着地できるようになっていた。
「できた……出来た!」
え(笑)
(よし、今度はもっと高い所へ挑戦だ)
………………駄目だった。
…………痛かった。
「空を飛ぶ事なんか出来はしない! タバ老師の嘘つき!」
地面に転がって思わず愚痴ると、日がなエゴサーチを欠かさない老師が突然TLに浮上。
@condor1sin 「儂は嘘はつかぬ」
困った老師、何の溜めもはったりもなく突如として画面に入ってきて本当に困った老師なのですが、どうも既に此の世の理から外れている人としか思えないので、考えるだけ無駄な気がしてきてますます困ります(^^; 「コンドールマンをレベルアップさせる」という目的は持っているけど、それにともなう理屈は特に持ち合わせていないというか。
一心の筋トレ量に満足した老師は、焦ってインスタントに修行できると思うな、と改めて修行内容をレクチャー。
「心を鍛える地の修行……心を空にする。すなわち! あれじゃ!」
「……雲」
「空をゆく雲の心。それが会得できれば、天は自ずから開けてくる」
老師は一心に、木の天辺でザゼーンを組めと示し、ここからしばらく特訓展開。木の上とか無理! と修行を辞めようとする一心に、ならあそこの丸太でいいや、と妥協し、一心が丸太によじ登ろうとしては転がり落ちるのを繰り返すのは、スポ根ものの文脈なのかと思われますが、くどくてあまり面白くならず(^^;
一方、街では外国から食糧を運んできた貨物船がレッドバットンによって撃沈され、更にその罪がコンドールマンになすりつけられてしまう。十重二十重の包囲網がコンドールマンに迫る中、事件の真相を追っていた一心義兄は目撃者ごとレッドバットンに消されそうになるが、そこに駆けつけるコンドールマン
「ゴールデンコンドル!」
遂に天高く飛翔したコンドールマンがゴールデンコンドルに姿を変えた所で、つづく。
クリフハンガー形式は恒例ですが、それにしても丸太登りで時間を費やした末に、見た目パッとしないゴールデンコンドルが何の活躍も見せないまま次回に持ち越してしまうので余りにもスッキリせず(^^; コンドールジュニアがコンドールマンを探す、という要素も今回の中では何も活かされませんし、あちこち話が散らばった末にてんでばらばらのまま雑な場面の繋ぎで、後半のテンポが悪くなってしまいました。