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新春特別企画:過去5年のランキングを振り返る・3

毎年末にその年に見た特撮作品をランキング形式で振り返る企画をやっているのですが……昨年末でそれも5回を数え、折角なのでこの機会に、2012年〜2016年まで、5年分のランキングを各部門別にまとめてみました。それについて、あーだこーだ言おうという、とりとめの無い企画です。テーブル組んだらソース量が多くなったので、3分割(テーブルが巧く表示されない方がいたら、すみません)。
元になったランキングはこちら。


〔2012年〕〔2013年〕〔2014年〕〔2015年〕〔2016年〕
《ヒロイン部門》

1位2位3位次点
2012 アヤセ
(『未来戦隊タイムレンジャー』)
レー・ネフェル
(『超新星フラッシュマン』)
ジャンヌ/マホロ
(『爆竜戦隊アバレンジャー』)
紅牙
(『世界忍者戦ジライヤ』)
2013 磁光真空剣
(『世界忍者戦ジライヤ』)
野上愛理
(『仮面ライダー電王』)
三枝かおる
(『特捜ロボジャンパーソン』)
クジャク
(『五星戦隊ダイレンジャー』)
2014 白鳥スワン
(『特捜戦隊デカレンジャー』)
グリッタ
(『烈車戦隊トッキュウジャー』)
相川始
(『仮面ライダー剣』)
鈴木深央
(『仮面ライダーキバ』)
2015 薄皮太夫
(『侍戦隊シンケンジャー』)
白石茉子
(『侍戦隊シンケンジャー』)
裏正
(『侍戦隊シンケンジャー』)
志波丈瑠
(『侍戦隊シンケンジャー』)
2016 立花藤兵衛
(『仮面ライダーストロンガー』)
泉比奈
(『仮面ライダーオーズ』)
野座間友子
(『仮面ライダーフォーゼ』)
羽山麗
(『重甲ビーファイター』)
青年→日本刀→アイドル→被り物→中年
このランキングを作った人間の駄目ぶりが窺えます。
おかしいなぁ……愛理さんとか、劇中での扱いも良かったし、ネタ抜きで好きなキャラなんですけど……しかしこの年は、磁光真空剣で仕方ないですよね?!(誰にともなく)
三枝かおるも好き嫌いとは別に、ヒロインとしての衝撃度という点では、過去5年でもかなり上位に位置します。色々と見るほどに、じわじわ存在感を増していくタイプ。
そして改めて並べると、ランキングに男性キャラが入っていないのは2013年だけだ(おぃ) 代わりに無機物が1位に輝いているけど。
傾向として一つ明確なのは、小林靖子作品の強さ。2015年の『シンケン』勢独占もありましたが、毎年ランクインして20エントリ中8人選出。1位2回と2位4回、と圧倒的。『オーズ』ではヒロイン力上書き合戦になっていましたが、ヒロイン力の使い方の上手い人だなぁ、と改めて。
過去5年のベストヒロインをあげるなら、白鳥スワン。この世には、あらゆるヒロイン力を越える、アイドル力というものが存在するのだというのは、実に衝撃的でした。
オオカミなんて怖くない。


《ヒーロー部門》

1位2位3位4位5位
2012 香川竜馬
(『特警ウインスペクター』)
一条寺烈
(『海賊戦隊ゴーカイジャー
vs宇宙刑事ギャバン
THE MOVIE』)
早川健
(『快傑ズバット』)
剣流星
(『超人機メタルダー』)
――
2013 桜井侑斗
(桜井さん)

(『仮面ライダー電王』)
ジャンパーソン
(『特捜ロボジャンパーソン』)
天幻星・大五
(『五星戦隊ダイレンジャー』)
早川健
(『快傑ズバット』)
星川竜
(『科学戦隊ダイナマン』)
2014 剣崎一真
(『仮面ライダー剣』)
照井竜
(『仮面ライダーW』)
名護啓介
(『仮面ライダーキバ』)
江成仙一
(『特捜戦隊デカレンジャー』)
左翔太郎
(『仮面ライダーW』)
2015 トッキュウジャー
の家族達

(『烈車戦隊トッキュウジャー』)
ゴセイナイト
(『天装戦隊ゴセイジャー』)
ヒカリ
(『烈車戦隊トッキュウジャー』)
東竜
(『ジャッカー電撃隊』)
シグ
(『ブルースワット』)
2016 バリー・アレン
(『FLASH』)
風切大和
(『動物戦隊ジュウオウジャー』)
クレナイ・ガイ
(『ウルトラマンオーブ』)
朔田流星
(『仮面ライダーフォーゼ』)
レッドマン
(『レッドマン』)
意外と、半分ぐらいは主人公が入っていてホッとしました(笑) ヒーロージャンルはやはり、主人公ポジションへの好感度が、作品を見るに際して大きく影響するな、と。
特に2016年は、流星以外はみんな主人公で流星以外はみんな赤いという……レッドの当たり年だったのか(笑)
並べてみて意外だったのは、2013−2015まで、3年連続で緑の戦士がランクインしている事。特にグリーンが好きな自覚は無かったのですが、ランキングでは赤に次ぐ勢力。……そういえば、ランクインはしていませんがマジレンジャーでも一番好きなのはマジグリーンだったなぁ。
ブルーは大体、ネタ部門で消費されて終わりなのに(おぃ)
ヒロイン部門と比べると小林靖子作品が弱いのが目立ちますが、その小林靖子作品から1位に輝いた桜井さんとトッキュウジャーの家族達が、両方とも飛び道具でありつつ、この上なく「ヒーローとは何か」を描いていたのは、興味深い所。くしくもそれぞれ、ジャンパーソンとゴセイナイトというその年最大のビッグインパクトを抑えており、なんだかランキング内部でも因縁めいた感じに。
第1位に関しては、物語とシンクロしたテーマ性を体現するキャラクターが強いのですが、その中で、個人の魅力で押し切っている竜馬さんはやはり竜馬さんだなぁと(笑) たぶん、歴代東映ヒーローの中で、星野吾郎(『超力戦隊オーレンジャー』)の次ぐらいに好き。


《作品部門》

1位2位3位
2012 特警ウインスペクター 未来戦隊タイムレンジャー 海賊戦隊ゴーカイジャー
2013 科学戦隊ダイナマン 特捜ロボジャンパーソン 仮面ライダー電王
2014 炎神戦隊ゴーオンジャー 仮面ライダーW』 ロボット刑事
2015 鳥人戦隊ジェットマン 『烈車戦隊トッキュウジャー』 侍戦隊シンケンジャー
2016 『FLASH<シーズン1> 『MOVIE大戦MEGAMAX』 仮面ライダーオーズ
その年のラインナップ次第、という面が非常に大きいので並べてどうこう、というのはあまり無いのですが、それにしても2013年は濃い……濃すぎて『世界忍者戦ジライヤ』がランク外になってしまったという。
クウガ』を殿堂入り競争除外にした事もあって、《仮面ライダー》シリーズが1位になった事がないというのは少々意外でしたが、これは私が、『クウガ』という“体験”に引きずられすぎてしまっている所はあるのかも。あれは改めて見ると本当に異形の作品なんですが、《平成ライダー》はどうしても、『クウガ』を基準に置いてしまう所があります。戦隊シリーズはその辺り、割とフラットに見られるのですが。
今年は現時点では『コンドールマン』と『ジュウオウジャー』が一歩リードしておりますが、果たして両作がどんな着地を見せるのか、他にも面白い作品と出会えるのか、新作も配信も楽しみにしたいと思います。
というわけで以上、過去5年のランキング振り返り企画でした。