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『燃えよドラゴン』を見た

そういえばきちっと見た事は無かったなぁ、と地上波でやっていたものを録画して視聴。
大雑把ですがラストまでネタバレ含んでいるのでご留意下さい。
武術の達人に潜入捜査を依頼する……時点でストーリーにあまりツッコむ類いの作品ではないのですが、主人公のリー以外にも二人の武術家にフォーカスを合わせ、果たしてこの3人が如何なる交錯をするのか、と思わせて引っ張っておきながら、後半になると加速をつけて雑に(^^; 特に途中でアフロさんが死んだ原因の7割ぐらいがリーの迂闊な行動なのですが、物語においてそこを全く顧みないまま進んでしまうので、凄くもやっとしてしまいました。
結局、リーもアフロ友人も、アフロ死亡の経緯を最後まで知る事はなく、リーからしてみれば、不用意に外に出ていたアフロが悪い、という事にはなるのですが、その部分を完全無視して、最後に互いの事もよく知らないままだけどリーとアフロ友人がサムズアップ、てそれは駄目ではなかろうか、と(笑)
冒頭のリー妹もけっこう酷いのですが、アフロさんの、純粋に不幸なので巻き込まれて死んだ原因を誰も知らない、という作劇が引っかかって、クライマックスのアクションをいまいちスッキリと楽しむ事ができませんでした。
そこは友人の為に敢えてリーと戦う所ではないの?! とか、強敵めかして出てきた用心棒はどうして二人とも噛ませ犬なの?! とか、まあ40年以上前なので、今とは話運びのロジックが違う所もあるのかとは思いますが。
で、結局集約される所としては、ブルース・リーは格好良かったです。