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15年ぶりの『クウガ』メモ#19−#20

「おまえが死んだらどうなる?! いつもみたいに大丈夫って言えよっ、おい。おい!」 (EPISODE19「霊石」)
◆EPISODE19「霊石」◆ (監督:石田秀範 脚本:荒川稔久

  • アバンタイトルから、心肺停止した主人公と、必死の救命シーンというハードな描写。今作はリアリティを付加する要素として病院のシーンには力を入れているのですが、かなり長い尺を採っています。
  • 椿から一条への五代死亡の連絡を、携帯電話の着信音までは音をつけ、パトカーに乗り込んで電話を受けた所から一条周辺の会話は無音(背景で忙しく動くパトカーの音などはあり)という、一条の心情描写の演出は、非常に秀逸。
  • 肉親(みのり)に死亡を伝えに行ったところ、笑顔で「あたし……それでも兄は戻ってくるような気がします。兄を信じて裏切られた事、ないんです」と言われてしまい、さすがの一条さんも戦慄。
  • 桜子さんも椿に似たようなボールを打ち返し、五代ウィルス感染者に常識は通用しないのであった!
  • そして――桜子が見つけた碑文の通り、蘇生を始める五代。
  • 強化キノコが登場し、一条達が危機に陥った時、クウガ復活。
  • 「2号か?!」「白い4号です!」は、こんな時でもディテールの指摘を積み重ねていく事でリアリティを増そうとする、実に今作らしい台詞。
  • 白い4号はキック3発で、キノコを撃破。
  • 「遅いぞ五代!」「へ?」……自分の場所でやるべき事をやる『クウガ』イズムにおいては、仮死状態も遅刻の言い訳にはならないのであった(待て) 相変わらず、正面からはサムズアップを返さずに、背中を向けてする一条さんが素敵。

◆EPISODE20「笑顔」◆ (監督:石田秀範 脚本:荒川稔久

  • ハイテンションで、フォームチェンジ時に「超変身!」という掛け声を考案し、「大都会」を熱唱する五代、という雰囲気の明るいシーンから。2話続いた暗いトーンとの差別化の意味合いも強かったのでしょうが、ポレポレのカウンターにずらりと並ぶ黒服サングラスの男達、など石田監督の悪ノリが発動気味。
  • 加えて、走行中の車を外から映し、故意に窓ガラスの反射をそのまま残す、などやや変化球な演出。……あまり面白くは感じませんでしたが、脚本時点で会話シーンが長かったので、画面に変化と違和感をつける意図もあったか。
  • 「沢渡さん、今フリーか?」と、魔手を伸ばす椿。……レストランでデートしていた女性とは、度重なる一条の妨害により、お別れしてしまったらしい。
  • ベルトの石――アマダム、の名前判明。この、設定は隠すけど、調べたらわかる、という描写が続くのも今作の特徴。
  • 未確認生命体の方では、バラのタトゥの女がお出かけ中。「ゴか。俺もすぐにそうなる」と、メやゴなどの、未確認生命体の階級が明確に示唆される。
  • 微妙に不格好だったバイクのスイッチボックス、改良される。実験機、のリアリティだったのでしょうが、うん、正直あれは格好悪かったので、良かった(笑)
  • 杉田、再生キノコに追い詰められるもクウガに助けられ、一条さんに負けじとヒロインポイントを稼ぐ。
  • 再生キノコを倒すクウガだが、キノコはなぜか爆発せず、クウガの足に電光のようなエフェクトがかかるという異変……そしてエンドアイキャッチには謎のノイズが、とクウガが復活しながらもやや不穏な空気を漂わせて次回へ。
  • 復活した五代と、その足扱いの一条さんがメインキャラの所を回り、全体を明るめのトーンにしつつ、再生キノコのグロ映像でインパクトを付け、しかしキノコ怪人の扱い事態は雑、という繋ぎの布石エピソード。
  • 五代・一条他(対策室)・桜子&ジャン(考古学)・椿(病院)・榎田(科警研)・みのり(保育園/守りたい世界)・おやっさん(日常生活)、と構成要素が一揃い。