◆wander_sheepさん
>ここまでストレートに描いた作品もそうない上に、強い同時代性を持つからこそ、あれほどヒットしたのかなぁとも思います。
表層はやはり原発事故を意識せざるをえないのですが、それをめくるとゴジラの中にテロや紛争、国際社会の中での日本の役割、といった要素も見えてきて、見て数日、頭が整理されてくるにつれて、唸らされています。
>そして後世の人にとっては、今のこの時代に触れた人たちと全く同じ受け止め方にはならないだろうなぁと。
劇中で何度か繰り返されますが「10年後」にまた見た時に、どう見えるか、という意図を隠した映画でもありますよね恐らく。
>ラストの尻尾については、そこまで深い設定はなさそうに個人的には感じました。
ハリウッド映画で時々ある、次作へのわざとらしい引きカットを、逆パロディした、みたいな感じですかね、あれ(笑)
>これまではとても「閉じた」世界が多く、庵野監督作品には複雑な思いを抱いていたのですが
>こういう作品も生み出すことができる人なんだなと、大幅に印象が好転しました。
正直私も、庵野監督には少々距離があったのですが、今作はバランス感覚がとても良かったですね。特撮への愛の強さが、内向けではなく、この先も特撮を残していくにはどうすればいいのか、という方向に出たというか。
◆インザファイトさん
>また、結構捻くれ者だと思っていたたっくんが実は案外常識のある(良心を優先)一方で、勇治は普通っぽい感じ、
>と思っていたらだんだん捻じれてきた(復讐心を優先)、というように感じました。
やはり、他者と関わる事で変わっていける、というのが大きな背景としてあるのかなぁと思います。そういう点では啓太郎は、二股しないでメールを打ち続けなければならなかったのだろうかな、とは。
>この頃の東映特撮は監督陣など改革の時期ですが、相当攻めた改革だな・・・とは思いました(笑)
ゾンネットは今見ると、かなり大胆でビックリしますね。後にケガレシア様なども居ますが、女優さんの起用に関しては、東映として芯を見せている所なのかな、と思います。
>ちなみに現在配信中のビーロボカブタック第8話「幸せの赤いポスト」の脚本は扇澤氏です。
今週配信分ですか、ありがとうございます。結局ちらっとも見ていないので、1・8話と見てみたいと思います。バトルは封印したのかと思ったら、物理的な手段もアリなのですね(笑)