◆久仁彦さん
>「キャラクター商品はよく売れてるけど、コミックって大して売れてないじゃん?
> もう無理して出版しなくてもいいんじゃない?」
そこまで言われるような状況だったのですか……。まあ考えてみると、キャラが一定以上の強さを持ったアイコンになると、ストーリーが要らなくなる、というのは日本でもありますものね。
>「ウチ以外のスーパーヒーローキャラがウチ以上に売れてるのは我慢ならんっ」と
>ほぼ難癖の形で裁判を吹っかけたというのが大ざっぱな真相となるようです。
仁義なきスーパーヒーロー戦争……。どのジャンルも、草創期特有の生臭い話ってあるものですねぇ。
>全然別なキャラのはずなんだけど、大人の社会は汚いからね…(達観)。
この本では深く突っ込まれないけど、なんかこの辺り、ドロドロした話があったのだろうなぁ……みたいのが、随所にありますよね……。
>あとマーベル・コミックスの方のキャプテン・マーベルはホントに全くの別人なので
ああ、名称の関係で抑えたかった?のであって、キャラとしての繋がりは全くないのですね。
>『スーパーゴッズ アメリカン・コミックスの超神たち』という本も面白かったです。
全体を俯瞰した本の次に個人の伝記とか読むと、なんか凄く、沼感……!
>ドラッグキメながら書いてたとかイメージ・コミックスの仕事は実入りが良くてウキウキしながら書いてたとか
>あんまりアメコミ史の勉強にならない話が多くてオススメ(宣伝)。
ド、ドラッグをやる悪い子はグリーン・アローにお仕置きされるのでは……。
◆冷凍うどんさん
>「母親のお腹の中にいた時に広島で被爆してミュータントに覚醒した」というとても危ないオリジンの持ち主で
>彼が戦った強力なヴィランのエヴァーレイスも「原爆で亡くなった人々の怨霊」という……
それはまた、とんでもない設定ですね……それ聞くと、「サンファイア」というヒーロー名もかなり際どいですね(^^;
>また映画ベイマックス(原題:ビッグヒーロー6)の原案になったヒーローチーム「ビッグヒーロー6」の創設メンバーでもあります
おお、そんな所で繋がりが。
>その中にキャプテンマーベル+キャプテンマーベル=キャプテンマーベルという出落ち感満載のヒーローもいました
……なんかこう、思いついた時のテンションが窺えるキャラクターですね……(笑)
>誕生した時(60年代)にはシャザムの方の彼は過去のヒーローだった
そちらの権利関係を侵害しないという事の上で、全くオリジナルで設定されたキャラクターだったのですね。
>その後70年代にDCがシャザムの方の彼の版権を買い取り、DCのヒーローになって2社に同名のヒーローがいることに…
や、ややこしい……。というか自分たちで潰しておいて、自分たちで版権買ったのですかDC……(^^;
>彼女のミズ・マーベル時代のレオタード風のコスチューム姿は
>バトルフィーバーJのミスアメリカの元ネタではないかという説もあります
図版が掲載されていましたが、確かにこれ、雰囲気似てますねー。
>例えばコミックのキャップやホークアイは映画に準拠したコスチュームに変わりましたし
そんな影響が。実写に合わせたリアリティの引き上げが、原典の方に木霊する、というのは面白いですね。
>あと、個人的に気に入っているアメコミ作品は「マーベルズ」(こちらも翻訳版あり)です
書籍で『ニュー・フロンティア』と一緒に少し紹介されていましたが、油彩を思わせるような絵が凄く格好良かったです。ホント色々なアプローチがありますねぇ……。