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『ウルトラマンジード』感想・第13話

◆第13話「レストア・メモリー」◆ (監督:池田遼 脚本:足木淳一郎)
秘密基地でリクとペガが『ドンシャイン』の野球回ごっこをしていたところ、ボールが直撃したレムのデータが初期化されてしまい、復旧の為にこれまでの経緯を話して聞かせる……という体裁の総集編。
アバンタイトルで、メインキャラがそれぞれ「名前」を呼ばれたり口にしたりする、という構成がまず秀逸。
一方、無断欠勤+無断外泊のコンボから地球へ帰還したと思ったら、若い女の子と車で密会しているレイトさん社会的生命が限りなく崖っぷち。
ゼロ! もう少し! レイトさんの人生に配慮してあげて!!
まあレイトさんは会社をクビになった暁には、ゼロの記憶をベースに『コズモクロニクル』の続編を書いて、覆面作家としてデビューすればみんな幸せになれると思います。
毎朝、いつも通りに出社しているフリをして、星雲荘で執筆します。
そして、マユちゃん経由でルミナさんにバレて、ウルトラ史上最大の修羅場に到達するのです(おぃ)
Zレイトから異次元空間についての報告を受けたモアは、ジードについて
「信じてますよ! たとえ、誰がなんと言おうと……リクくんはリクくんですから」
と改めて力強く宣言し、11−12話で、リクのアイデンティティの喪失に苦悶する姿も、それを乗り越える姿も、両方を見ていなくても“モアは圧倒的にリクを信じている”姿が示され、もはや古女房の貫禄(笑)
前回不在の穴を埋めるどころか積んでみせ、脚本或いは監督もしくは双方の愛を感じる逆襲劇。
星雲荘ではレムが再び沈黙、反省したリクは膝から崩れ落ちるが、再起動したレムは初期化は真っ赤な嘘であり、全ては小学生レベルのリク達を反省させる為の荒療治であった、と種明かし。
「あなたは、朝倉リク……おっちょこちょいで子供っぽいところもありますが、自らの運命に立ち向かう、勇気を持った、私のマスターです」
これまでの無機質な喋り方に比べると声音にやや感情が感じられると同時に、「運命に立ち向かう」「勇気を持った」「私のマスター」とリクのツボを的確に突くフレーズを並べているのが芸術点高い。
一段落した所で、面倒な事情を与り知らないレイトがモアの本職をばらしてしまい、ライハとペガに詰問されるリクを中心にドタバタ騒ぎが展開。
(人間は、触れ合う事で絆を深めていく。私にも、体があれば……)
第1話の頃から真ヒロインはレムだと主張していますが、1クール目の締めに、眠れる獅子がいよいよ動き出した……!
騒ぎの最中、逃げるリクに向けてライハが投げつけたぬいぐるみがクリティカルヒットし、再びフリーズしてしまうレム?! というオチで、つづく。
まあどう考えても表に出ている電球部分が中枢機関とは思えないので、これはライハにバケツ持って反省させる為のレムの罠。
ヒロインレースは常に、仁義なき人外魔境です。
脚本は前作『オーブ』でも総集編を担当していた方ですが、いまいち物語に取り込みきれていない『ドンシャイン』を取り上げるなど回想と回想の幕間で作品としてのポイントをしっかり抑えていて、前作同様、まとまりのいい総集編でした。
難を言えばライハそもそもAIBが何か知ってるの? というのは気になりましたが、各フォームの特性など本編で抜け落ち気味の要素も上手くフォローできましたし、短い時間で各ヒロインがそれぞれポイントを稼いだのも秀逸。
ライハのK先生へのこだわり方を見るに、吹っ飛ばしたKゼットンの中身についてリクが言っていないようなのが気になりますが、ライハの復讐周りが大きな地雷になりそうなのは、引き続き後半戦への不安点(^^;
次回――いよいよGメン先輩の素性が明かされる?!