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想像力と四角い穴

◆やずみさん
 >ここに来て會川さんも中澤監督も、『ボウケンジャー』は何でもアリだと開き直ったということでしょうかね。
夏のエピソードという事で言い訳も効いたのでしょうが、メインライター自らけっこう広げてきましたよね(笑)
 >ゴードムって扱いとしてはネガティブシンジケート筆頭とも言えるわけで、それが(現実時間で)約2ヶ月間、
 >1エピソードの最初から最後まで通して行動することすらないというのはさすがにどうなのかな、と考えるところですね。
ガジャ役の大高さんの演技で誤魔化して貰ってますが、ちょっと存在感が薄くなりすぎてはいますよね(^^; この辺り、単発エピソードのバラエティ&面白さと、両取りが上手く行かなかった負の部分というか。
 >クロリンダや被害者女性たちを責め立てても何の解決にもならないという冷静な視点も感じられて、
 >抑制の効いた良いバランスのとり方だったと思います。
強さと弱さ、厳しさと優しさのバランスが、うまく、さくらというキャラクターに集約された感じでしたね。
 >ホント、よくこんなろくでもない(一面を持っている)人をカッコよく見せられるなと、短所と長所を両方キッチリ描く手法に感心しますね。
チーフはスタートダッシュが強烈で印象的というのがありますが、色々あれなのに要所で格好良く見えるのがいい所ですよねー。
◆あきさん
 >ちなみに真墨が顔黒ギャル風だったのは、女装がハマりすぎてギャグにならないから説があったようで、後に俳優さん、
 >ご自身でも完成度の高い女装姿を披露していたりしてます。
真墨は絶対に女装はまりそうなのにな……と思っていたので、凄く納得です(笑)
 >東映公式で「合成班が泣き崩れた」と紹介されており、力の入れ所について「何かがまちがっている」と感じた記憶があります(笑)
いついかなる時も本気だからこそ、名作や迷作が生まれるのですね……(笑)
 >そもそも冒険は安全で安心な場所から離れてするものとすれば、家族(と一緒に暮らすこと)とは相性が良くない部分もあるかなと考えてみたり
ボウケンジャーって、それぞれ過去の欠落がありつつも疑似家族的要素は薄めですが、その辺りの相性を加味して、家庭ではなく職場を中心としたお仕事戦隊、という方向性になった面もあるのかもですね。
 >母にとって父はまぎれもなく王子様で二人は幸せだったのではと思うことができるようになったのかもしれませんね
ああ成る程、両親の事を考えていたのかも、と思うとしんみりですね……。
 >今回のようにシンデレラを題材にしながら、呪いや脇役の意地悪義姉にスポットを当てるという
ガラスの靴が王子様の呪い(男性視点のお姫様像の願望)な事に始まり、考えてみると全体が、色々な価値観をひっくり返す、という構造になっているのですね。
◆スピリットヒューマンさん
 >さくらさんの男装は結構似合ってて良かったです。
割ときりっとした顔立ちなので、王子はなかなか格好良かったですね(笑)
 >この調子で蒼太のボウケンジャー加入のエピソードもやって欲しいところではありますが
なんか凄くダーティーな話になりそうな……(笑) 掘り下げのやや弱い点というのも含めて、チーフと蒼太の信頼関係を中心にしたエピソードは、ちょっと見てみたいですね。
◆タイキさん
 >そんな彼が王子様になりたくても中々なれないのってチーフに比べて負けん気が今一つ足りんからじゃないかと思いました。
王子になるには、アクの強さが必要……?!
 >逆に言えばさくら姉さんはチーフのそういう暴走系隊長の一面を熟知した上で「この人には私が居てあげなきゃ」みたいな部分もあるのかもしれません。
一番駄目なパターンじゃないですか……!(笑)
 >それは同時にチーフにとってもさくら姉さんがブレーキとして居ることでチーフらしく居られるってことでもあるかなと。
まあなんだかんだ、甘えてますよねチーフ……(ゆえにますますタチが悪いというか……)。
◆輝剣さん
 >この高橋氏の女装ですが、現場でも気持ち悪いと評判だったそうです。
やらせておいて、酷い(笑) まあ大概、メンバーの中で女装が合いそうな人が選抜されるので、今回はけっこう飛び道具でしたよね……。
 >と女性に失礼なことを言い残しT去るガジャ様。すっかりコメディ担当ですね。
ガジャ様も、昔なにかあったのかもですね……(笑)
 >だからこの話のヒロインは菜月ではなくさくら姐さんだったんですね。
その辺りは、踏まえて作った話という感じですよねー。定番ネタのより現代的な調理、という意図もあったのかもですね。
 >うん、自分探し経由のシンデレラコンプレックス行きおひとり様コース一直線だったんですね、さくら姐さん。
そう見ると、後の『シンケンジャー』の茉子はやはり、さくらさんの系譜でありますね……。
 >つまり「待ったりしません。自分で――捕まえるだけです」なさくら姐さんになった責任はチーフに負うところが大きい、と。
鯛焼き回でもですが、〔チーフ−さくら〕って、劇中で最も明確に、チーフによってさくらさんが殻を破る、という構造になっていて、そういう意味ではこの二人は、バディ物っぽさもある関係ですね。さくらさんが何かとチーフをフォローする役なのを含めて。
◆五月サツキさん
 >前回のしんみり感を一瞬で吹き飛ばすボウケンシンデレラ寸劇の破壊力(笑)。
「アタック!」は大笑いでした(笑)
 >ラストで菜月が悪い王子もいれば素敵な王子様もきっといるのだと、シンデレラという作品にもフォローを入れて、上手く落としたなと。
ここは上手く、女性キャラ2人、というのを活かして落としましたよね。全体的に色々とバランスに気を遣いつつ、それが西堀さくらというキャラクターに綺麗にまとまった回だなぁと。
 >真墨はまあ、あれです。いつも傍にいる自分に気がついて欲しいんです。菜月の王子様は真墨(多分)。
間接的に混ぜっ返すしかできない辺りにまたも漂う、小学生男子感……!
 >それにしても王子様は怪物化した時のビジュアルといい、あの言動といい、不屈の精神といい強烈なキャラでしたね(笑)。
あれで王子怪人が弱いと、言いたい事を言うだけの話になってしまう可能性があったと思うので、王子怪人がしっかり強かった事で、ヒーロー物として最終的に良いバランスが取れたな、と思います。
 >まあボウケンジャーは今の自分を過去の自分を肯定できるのか、みたいなところがありますし、敵としてはぴったり……なのでしょうか。
王子様は、ある意味でボウケンジャーの暗黒面なのかもですね……(笑)