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ナムカプ色々

システムの説明を少々。
基本は、ヘクス型のシミュレーションRPG。各ステージに勝利条件があって、それを満たせばクリア。APと呼ばれる行動力が10になったユニットから行動できるという変則ターン制。AP10のユニットが複数いる場合は、素早さ順。
APは各種行動ごとに消費され、1フェイズごとに1回復。
これにより例えば*1、移動(1)した後に待機(1)したユニットの方が、移動(1)した後に攻撃(3)したユニットより、次の順番が早く回ってくる。ただし、敵に攻撃された場合に防御行動を取ったり技を使うとAPを消費する。しかし防御行動でうまくボーナスを出すとAPが回復する場合もあり、これらの要素でユニットの行動順はけっこう変化。
戦闘はアクション。といっても操作は単純で、○ボタンと十字キーの組み合わせで決められた攻撃回数、敵を叩きまくるというもの。基本的には空中に浮いている敵に重ねて攻撃を当てるエアリアルヒットを続ける事によってダメージや経験値加算などのボーナスが発生する為、それを狙って戦う事に。効率的なコンボ発生の為に各ユニットの技の特性を把握する事が大事。まあ、適当に押しているだけでもそれなりに繋がるのだけど。
特殊なカウンター技などを用いない限りは、殴ったもの勝ち。攻撃側に殴られている間は、防御側は殴られているまま。但し、APを消費する事でダメージ半減の防御行動をしたり、その時に相手の攻撃に合わせてタイミング良く十字キーを押す事でAPを回復できる防御エクストラが発動する。
お互いが一方的な殴り合いを繰り返すシステム上、敵がやたらに食べ物を落とす(笑)
他に、必殺ゲージが溜まると使える必殺技や、MPなどを消費して使うマルチプルアサルト(マップ攻撃だったり合体攻撃だったり)が存在。合体攻撃はけっこう面白い。
また、各ユニットはMPを消費する事で、体力を回復したり攻撃回数を増やしたりするスキルを使用可能。同じ効果のスキルでも、キャラに合わせて名前を変えていたりする細かい努力は買える。
以下、現時点で気になった事を幾つか。

  • デフォルメキャラが小気味良く動く戦闘シーンはかなり良い感じ。
  • 戦闘シーンは勿論、イベントシーンでもけっこう喋りまくるのですが(イベントシーンの喋り方は割と中途半端ですが)、声優陣は豪華。しかも、主役が井上和彦だったり、古川登志夫が居たり、田中敦子さんとか根谷美智子さんが複数キャラをあてていたりと、やたら渋好みのキャスティングでなお良し。
  • 未来から来たロボットとか、手から波動を放つ格闘家とかに囲まれていると、工作員ズは単なる普通の人に見えて、竜巻旋風脚とか喰らったら一撃で昇天しそうで非常に心配になる(笑) 死なないけど。
  • そういえば何で『バイオハザード』からは誰も出てこないのかと思っていたら、一応、『ガンサバイバー4』がバイオの繋がりという事なのですね。
  • 現時点でけっこう気に入っているのが、その『ガンサバイバー4』から登場の鳳鈴さん。弱いけど。
  • というかそうかそれで、ゾンビ繋がりでレイレイなのね、という事がさっき検索でどういうゲームか調べてやっとわかりました。
  • 基本的に原典ゲームに対する説明は無いも同然。一応、ステータス画面で説明が見られるのですが、正直、あまり役に立ちません(^^; キャラクター図鑑とかは合っても良かったと思う。
  • 大きな魅力は、登場ゲーム数の多さ。人気の(著名な)ゲームからあのキャラもこのキャラもというよりも、とにかく色々なゲームからつまみ食い、というのは大正解でないかと。
  • しかしまあ誰もが思う事な気はするのだけど、キャラ絵の立ちグラフィックはもう少しなんとかならなかったのかなぁ……。まあ、腰ぐらいまで描いた上でシーンや台詞にあわせてけっこうなパターン枚数あるのは、評価できる所ではあるのですが。何人か、露骨にデッサンがおかしいのと、塗りが非常に適当なキャラが居るのは、ちょっと気になる。
  • デミトリの立ち位置は、やはり“お笑い”だ。
  • 各ユニット行動時の音楽は、原典ゲームのアレンジバージョンなんですが、思わぬキャラの曲がやたらに格好良かったり。ケン(スト2のステージ曲)とか。
  • 防御エクストラ成功時は、ダメージ減少ぐらいしてほしかった。
  • 敵にもLVがある為に、最大HPの調節なんかは好き放題なわけですが、それでだいたい、どの敵もこちらの攻撃でHPが150ぐらい(あと一撃)残ると、妙な不信感が募ります(笑) 序盤はもっと気持ちよく雑魚敵は倒せてもいいと思う。
  • そして序盤から、ちょこまかと援軍が多すぎ。5体ぐらいずつ3回に分けて出てくるなら、最初から15体出てきてほしい。
  • ちょこまかと出てくる敵とか、次々と変更される使用ユニットとか、某ゲームの悪い所を真似たような展開が序盤から続くのは気になる所。こういうゲームは、少なくとも序盤の内は落ち着いて気持ちよく進めた方がいいと思うのですけど。とにかく、パーティがなかなか安定しないので、なんとなく落ち着かない。
  • その辺りの、シミュレーションRPG的な話運びと演出は、正直、うまくない。
  • そんなこんなで挙げると不満点も結構出てくるのですが、やっていると何となく楽しい。ちょっと不思議なゲーム。

*1:()内部は消費AP