唐突に企画(?)物です。いつものように、最後まで行けるか保証はしません。先々、歌は知っているけど作品は全くの未見という作品にも触れる事になりますが、御了承下さい。
そんなわけで記念すべき第1作、『宇宙刑事ギャバン』(1982〜1983)。
いきなり歌と関係ない話題ですが、この番組、金曜の19:30〜20:00の枠にやっていたというのは見落としてはいけない事実というか80年代特撮の恐ろしい所で、本当は特撮史を語る上で、こういう放映枠というバックボーンについては考えないといけないのだよなぁと思いつつ、そこまでやると時代背景を踏まえた話とかになってしまうので、今回は割愛します。これもまあ、煩雑になりすぎない範囲で(そこから社会論的な話に持っていってしまうと、全く面白くないので。あくまで特撮番組について語るというスタンスのまま、その辺りの話というはいずれやってみたくはあのですよねー。資料集めるのが面倒なので、当分は出来そうにないですが)一回書いてみたいテーマではあるのですけど。
主題歌は、本邦ヒーローソングの最高傑作の一つと言って良いであろう『宇宙刑事ギャバン』(作詩/山川啓介:作曲/渡辺宙明:編曲/馬飼野康二:歌/串田アキラ)。
第1作から、最高傑作が出てしまいました(笑)
いやしかし、これは度々言ってますが、日本の歌謡曲史上に残る傑作です。
悔しかったら、
若さ 若さってなんだ ふりむかないことさ
愛ってなんだ ためらわないことさ
以上のフレーズを聴かせてみろ(笑)
ちなみに、もともとの詩では「若さ」は1回で、リピートは作曲の際に、渡辺宙明氏が増やしたものだそうです(笑)
エンディングは『星空のメッセージ』(作詩/山川啓介:作曲/渡辺宙明:編曲/馬飼野康二:歌/串田アキラ)。こちらは打って変わったバラード調。OPのインパクトが強すぎるので、印象薄いのですが、なぜか私はこれを聞くと『ウルトラマンレオ』のエンディングを思いだしてしまいます。いや単に、バラード繋がりなだけなんですが(笑) 改めて確認したらタイトルも似ていて『星空のバラード』でした。エンディングではなくて挿入歌でした(^^; こちらは、「星空を見上げても故郷はもう見えない」*1という、なんとも切なさ全開の歌です。
ギャバンの方は「星空のどこかにあるふるさとで、愛する人が俺を呼んでいる」と、意外に俗。
…………というか、今までずっと、ギャバンの「愛」って人類愛とかそういう壮大なものをイメージしていたのですが、もしかしなくても、もっと個人的なものだったのか?!
気付かない方が良かったかもしれない事実に気付いてしまった所で、以下次回。