せっかく音源とブックレットがあるので、メタルヒーローがどのぐらい「愛」を歌っているか調べてみました。名詞や形容詞に関わらず、「愛」という文字が入っていれば1カウント(「愛」でも「愛しい」でも1カウント)。タイトルに入っている場合も1カウント。また、歌詞カード上で「くりかえし」と指定されている部分に含まれている場合は、それも複数カウントとしています。ま、一つの歌の中でそんなに何度も叫んでいないとは思うのですけど(笑)
完全に趣味の阿呆企画な上に長いので、興味の無い方はすっ飛ばしてください(笑)
−−−−−
■『宇宙刑事ギャバン』
OP「宇宙刑事ギャバン」 3回
若さ 若さってなんだ ふりむかないことさ
愛ってなんだ ためらわないことさ
若さ 若さってなんだ あきらめないことさ
愛ってなんだ くやまないことさ
改めて、日本ヒーローソング史上に残る名フレーズ。
若さ 若さってなんだ ふりむかないことさ
愛ってなんだ ためらわないことさ ※くりかえし
ED「星空のメッセージ」 2回
愛する人が おれを呼んでいる
一転してバラードで、割と個人的な愛を歌っています(笑)
さびしさは愛を 強くしてくれる
■『宇宙刑事シャリバン』
OP「宇宙刑事シャリバン」 0回
意外に無かった。
ED「強さは愛だ」 2回
タイトルに入っている割にはこの1回限りですが、2番で対応する部分には「夢見てる」が入ります。
強いやつほど 笑顔はやさしい
だって強さは 愛だもの
■『宇宙刑事シャイダー』
OP「宇宙刑事シャイダー」 1回
ここで「愛と勇気」がセットに。
まぶしい太陽を 隠す黒い雲を
吹きはらうのさ 愛と勇気で
ED「ハロー!シャイダー」 0回
■『巨獣特捜ジャスピオン』
OP「おれが正義だ!ジャスピオン」 0回
ED「銀河狼ジャスピオン」 0回
宇宙刑事が一区切りしたからという事なのか、作詞家(山川啓介)は一緒なのですが、急に「愛」を忘れます(笑)
その一方で、「おれが正義だ」「このおれには戦闘(ファイト)が似合う」(OP)、「おれは宇宙に一人だけ」「甘えん坊の羊は眠れ」「おれは誰にも縛られない」「弱い犬ほど鎖が好きさ」(ED)、など好戦的かつロンリーアピールが多数。キャスト見る限りでは、アシスタントまで居なくなったわけではなさそうなんですけど。
■『時空戦士スピルバン』
OP「時空戦士スピルバン」 0回
ED1「君の仲間だスピルバン」 0回
前作ほど好戦的なフレーズはありませんが、続けて「愛」は、おそらく意図的に避けられている模様。印象深いフレーズは、「おれの怒りは 爆発寸前」(笑) 山川啓介は偉大だ。で、事情は知りませんが、唯一EDが途中で変わっています。作詞は脚本の上原正三。
ED2「結晶だ!スピルバン」 2回
久々に「愛」復活。2番ですが。
勇気と愛の 勇気と愛の 結晶だ
■『超人機メタルダー』
OP「君の青春は輝いているか」 2回
愛が欲しければ 誤解を恐れずに
ありのままの自分を 太陽にさらすのだ
作詩・作曲が変わってガラリと雰囲気の違う、というか全体通しても異色の説教系ヒーローソング。名曲ですが。怒る!
愛が欲しければ 誤解を恐れずに
ありのままの自分を 太陽にさらすのだ ※くりかえし
ED「タイムリミット」 1回
なお本作25話から、放映時間が朝に移り、意欲作でもあった本作は3クールで終了しております。
やすらぎをあたえるイメージで
愛と自由の メカニック
■『世界忍者戦ジライヤ』
OP「ジライヤ」 0回
ED「SHI・NO・BI’88」 1回
ここからしばらく、作曲は鈴木キサブロー。渡辺宙明(『スピルバン』まで担当)的な正統派ヒーローものに比べ、ややライトな雰囲気は、朝のせいもあるのかどうなのか。戦隊物と対照してみないと断定できませんが、EDがほんわか系(背景が日常ぽい歌というか)になってきたのは、この頃からなのかも。
天には星 大地に花
人間には愛 おれには夢
■『機動刑事ジバン』
OP「機動刑事ジバン」 2回
わかっているさ 愛するものを
自分を捨てても 守るんだ
久々に積極的に愛を歌っているのは、「刑事」だからなのか「ロボット」だからなのか。渋くて格好いい。
心に愛が なかったら
ただのゲームさ 戦いも
ED「未来予報はいつも晴れ」 0回
−−−−−
後編に続く。