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上記補足

別に両賞をくさすつもりはないので、あしからず。
まあ賞の価値などというものは、歴史と選んできた作品の質とプラスアルファ何か*1、で決まるわけですが。
個人的には、ある程度の実績のある人達が若手の発掘や奨励の為に賞をあげる、というのは有りかと思うのですけど、別に凄い大家でもやることやって隠居同然というわけでもないクラスの作家が、同じく現役の一線でやっている作家に“賞を与える”というのはちょっと違うと思うのですよね。これでまあ、100人や200人で選考するというなら話はまたちょっと変わってきますけど。
ところでけっこう本屋で働いていて面白いなと思うのは、意外に世の中“何か本を読みたいけど決めきれない人”というのが居る事。そこに「○○賞受賞」とか「TVで紹介」とか「映画化」の本が売れる空間が出来るわけで、それはそれで非常に結構なわけですが。そうやって文芸書とかぽんと買っていってくれる方々はいいお客さんでありますし、普通に本好きの人多いですしね。
私個人としては、参考にするとしたらプロアマ問わず好きだったり信用している人の意見にしております。結局、「何に」ではなく「誰が」の方が個人的には重要だと思う話。
別の言い方をすると、今現在、芥川・直木賞の選考委員に好きな作家がいない、と(笑)
まあ、“好きな作家=書評が信用できる作家”とは限らないのも難しい所ですが(笑)

*1:て何さ(笑)