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河合克敏はいつの間にそんなに遅筆に


僕も基本的には連載を読んでいるが、気に入ったものは単行本で買う。
そうすると印象が違うものが少なからずあるものだ。
連載で読んだ方が面白い作品、単行本で読んだ方が面白い作品がある。
〔単行本か連載か/『iteii!!!!!!!!』〕
以前、読んでいる&家にあるマンガを、

  • 連載で読んで面白い
  • 単行本で読んで面白い
  • 単行本で何冊かまとめて読んで面白い
  • 一気読みでこそ真価が見える


と分けてみようとした事を思い出しました。
……うん、面倒くさくなって、途中で辞めたんですけどね(恒例)。
まあ、面白いマンガは基本的にどう読んでも面白いので、モアベターな読み方、という話ではありますが、なくまさんが例にあげている河合克敏なんかのように、休みが多かったり、載っていてもページ数が少なかったりで、面白いけど連載でついていきにくいマンガ、というのは確かにある(『ヒストリエ』とか『ヒストリエ』とか『ヒストリエ』とか)。
あと他のパターンとして、伏線が緻密なマンガは、まとめて読んだ方がカタルシスが大きくて楽しみが増す気がします。
最近読んでいるマンガだと、『嘘喰い』(迫稔雄)なんかが、1話1話でもそれなりに面白いのですが、謎解きの回を読んでもさっぱりわからない時があって(笑)、謎解きの回から2巻ぐらい巻き戻って読み返して、ああ成る程、みたいな。
一気読みで真価を発揮するマンガ、は、わかりにくい、というよりは、続けて読むとより凄い、という感じで、筆頭としては、『俺たちのフィールド』(村枝賢一)をあげたい。
一巻ずつでも充分面白いですが、このマンガは大河スポーツマンガとしてパーフェクトな構造をしているので、通して読んだ時にその真の面白さが見える作品だと思っています。