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2010年騎手リーディングより

先日、騎乗回数のベスト10を調べた時にちょっと気になって、勝ち星の割に騎乗回数の多い騎手(つまるところ、勝率のともなわない騎手)を軽く調べてみました。
まあ、ものの話では、調教代わりにレース使ってしまう場合もあると聞きますし、回ってくるだけでいいから、という馬に乗る場合もあるでしょうし、フリーか厩舎所属かとか、結局は、馬の質と騎乗回数は全く比例しない、という要素もあるわけですが、騎手の使われ方の見方として、自分の参考用に。
騎乗回数−1着(2着)−勝率(連対率)



国分優作 255戦3勝(12) .012(.059)
武士沢友治 509戦9勝(12) .018(.041)
西田雄一郎 475戦11勝(14) .023(.053)
伊藤工真 734戦17勝(44) .023(.083)
田中博康 517戦13勝(19) .025(.062)
大庭和弥 448戦12勝(21) .027(.074)
大野拓弥 484戦14勝(21) .029(.072)
江田照男 684戦21勝(36) .031(.083)
村田一誠 484戦16勝(15) .033(.064)
柴山雄一 589戦20勝(30) .034(.085)
木幡初広 501戦18勝(28) .036(.092)
渡辺薫彦 426戦16勝(9) .038(.059)
丹内祐次 525戦20勝(11) .038(.059)
太宰啓介 736戦30勝(30) .041(.082)
宮崎北斗 409戦18勝(21) .044(.095)
勝浦正樹 728戦36勝(50) .049(.118)

一番極端だった国分優作だけ例外として、勝率.050以下/騎乗回数400回以上の騎手、を並べるとこんな感じ。
まあ勝浦は美浦のリーディングだと17位になりますし、30勝越えていれば多少は勝率低くても、そこそこ勝っている、と判断して良いぐらいなのでしょうか。同太宰。
とりあえず馬券買ってはいけないのは、50回に1回しか勝たない武士沢か(笑) 連対率も低いし。
……割と好きなんだけどなぁ、武士沢。
ちなみに、全国リーディングベスト20以内の騎手で一番勝率低いのは……幸英明(0.60)、という、順当すぎてつまらない結果に(笑) その次も北村宏司(.068)、和田竜二(.070)と、ごく普通に騎乗回数のベスト3が並んでしまいました。
JRA公式にあがっている、2010年の各種リーディングが結構見ていると面白いのですが(無駄データ大好き)
生産牧場のベスト3

  1. 社台ファーム
  2. ノーザンファーム
  3. (有)社台コーポレーション白老ファーム

だけが、出走回数4桁とかは、凄すぎてあまり笑えない。順位的には10年前(2001年リーディング)も一緒なのですが、このベスト3だけ、10年で出走回数が約2倍になっていたりする。