先日、騎乗回数のベスト10を調べた時にちょっと気になって、勝ち星の割に騎乗回数の多い騎手(つまるところ、勝率のともなわない騎手)を軽く調べてみました。
まあ、ものの話では、調教代わりにレース使ってしまう場合もあると聞きますし、回ってくるだけでいいから、という馬に乗る場合もあるでしょうし、フリーか厩舎所属かとか、結局は、馬の質と騎乗回数は全く比例しない、という要素もあるわけですが、騎手の使われ方の見方として、自分の参考用に。
騎乗回数−1着(2着)−勝率(連対率)
一番極端だった国分優作だけ例外として、勝率.050以下/騎乗回数400回以上の騎手、を並べるとこんな感じ。
◆国分優作 255戦3勝(12) .012(.059)
◆武士沢友治 509戦9勝(12) .018(.041)
◆西田雄一郎 475戦11勝(14) .023(.053)
◆伊藤工真 734戦17勝(44) .023(.083)
◆田中博康 517戦13勝(19) .025(.062)
◆大庭和弥 448戦12勝(21) .027(.074)
◆大野拓弥 484戦14勝(21) .029(.072)
◆江田照男 684戦21勝(36) .031(.083)
◆村田一誠 484戦16勝(15) .033(.064)
◆柴山雄一 589戦20勝(30) .034(.085)
◆木幡初広 501戦18勝(28) .036(.092)
◆渡辺薫彦 426戦16勝(9) .038(.059)
◆丹内祐次 525戦20勝(11) .038(.059)
◆太宰啓介 736戦30勝(30) .041(.082)
◆宮崎北斗 409戦18勝(21) .044(.095)
◆勝浦正樹 728戦36勝(50) .049(.118)
まあ勝浦は美浦のリーディングだと17位になりますし、30勝越えていれば多少は勝率低くても、そこそこ勝っている、と判断して良いぐらいなのでしょうか。同太宰。
とりあえず馬券買ってはいけないのは、50回に1回しか勝たない武士沢か(笑) 連対率も低いし。
……割と好きなんだけどなぁ、武士沢。
ちなみに、全国リーディングベスト20以内の騎手で一番勝率低いのは……幸英明(0.60)、という、順当すぎてつまらない結果に(笑) その次も北村宏司(.068)、和田竜二(.070)と、ごく普通に騎乗回数のベスト3が並んでしまいました。
JRA公式にあがっている、2010年の各種リーディングが結構見ていると面白いのですが(無駄データ大好き)
生産牧場のベスト3
だけが、出走回数4桁とかは、凄すぎてあまり笑えない。順位的には10年前(2001年リーディング)も一緒なのですが、このベスト3だけ、10年で出走回数が約2倍になっていたりする。