はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2019〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

『特警ウインスペクター』感想24

◆第40話「瀬戸大橋の怪人<パート1>」◆ (監督:小西通雄 脚本:杉村升
或いは、ウインスペクター、西へ」
街で連続する謎の人体発火事件……その頃ウィンスペクターは、密かに四国・高松へと飛んでいた!
竜馬と純子が運送屋に扮装して、木箱に隠したバイクルとウォルターを運び込む、というのは実効性はさておき、絵は面白い。
実は現在起きている発火事件は、「TX−3」という薬品に原因があった。この薬品は科学繊維につけた状態で日光が当たると特殊な反応を起こし、有毒ガスを出して発火するのだ。アメリカで開発され、本来は厳重に管理されている筈のこの薬品を、何者かが日本に持ち込んでいた。そしてその人物は、高松にある繊維メーカーを脅迫。原料の石油にTX−3を混ぜられたくなければ10億円をダイヤモンドの形で用意しろ、と。もし脅迫者が行動を実行すれば、原料の繊維の時点でTX−3が染みこんだ、いわば時限発火装置付きの服が日本中に流通してしまう!
10億円のダイヤを用意した会社専務は、まずは取引を成立させてTX−3の確保を優先したいと語るが、犯人のエスカレートを危惧する正木は竜馬と純子に不審者の捜査にあたらせる。
竜馬と純子が聞き込みに走るシーンでは、新・挿入歌。謎の宮内洋ソング(別名「ダメオヤジのテーマ」)では無くなってしまいました(笑)
あるホテルで、一人で泊まっている少年が居ると聞いた二人は彼に事情を聞こうとするが、逃げられ、何とか捕まえる。
重大事件を追っていた筈が、何故か家出少年(?)の事情を聞く特警
そこへかかってくる脅迫電話……子供、同席させるな(笑)
しかも、脅迫電話の逆探知に集中している間に、少年・大谷真吾には逃げられてしまうという大失態。
電話の要求通りに、ダイヤの受け渡しで瀬戸大橋記念館へ向かう専務。それを背後から見張る竜馬と純子。そして何故か、記念館の展望タワーからその様子を双眼鏡で見ている真吾少年。
取引現場に現れた男(帽子・サングラス装備)は、TX−3の受け渡しはダイヤが本物か確認してからだとその場を逃走し、竜馬と純子は正木の指示でそれを逮捕するべく飛び出す。だが、その光景を監視している、もう一人の謎の男(帽子・サングラス装備)が居た。男は現場の様子を見届けるとフェリーでその場を離れ、何故かそれを追う真吾少年。
取引現場の男を跳び蹴りで倒した竜馬だが、なんと男は溶けだしてしまう! ゼリーのような緑色の物質だけを残して消滅する男……果たして彼は何者なのか?!
バイクルとウォルターのカメラ映像から、顔のさらけ出された男の正体が、前科3犯の産業スパイ、村田三郎だと判明する。果たしてこれで事件は終わったのか、それともまだ共犯者が居るのか……そこへかかってくる電話。電話の主(現場を離れて、真吾少年が尾行中の男)は、取引の裏切りへの制裁として、高松市内でTXー3をばらまく事を宣言する!
明らかに、特警の捜査ミス
情報も少ない状況では、どう考えても逃げた男の逮捕ではなく追跡を優先するべきだったと思われ、地元を離れた正木本部長のテンションが、変な感じで上がってしまったとしか思えません。
一方その頃、真吾少年は尾行がばれて男の手下達に追われていた。何故か全員が、帽子・サングラス・マスク完全装備という男の手下達は2グループに分かれ、一つは少年を追い、一つは高松市内でTX−3をばらまきまくる。市内各所で発生する毒ガスと火災。レスキューの為に出動するウィンスペクター。
せっかく久々の派手なレスキューなのに、各員が苦しんでいる人の所によって「早く逃げて!」と背中を押すだけ、とレスキューシーンが凄く雑で残念。それで逃げ出せるぐらいなら、みな自力で逃げ出しているだろうと(笑) 酸素パックを差し出すとか、消化剤で火勢を弱めるとか(一応、外ではウォルターが撒いている)、壁を破って脱出路を確保するとか、幾らでも見せ方があったと思うだけに、非常に勿体ない。
やはり、小西監督がどうも、今作と合ってない。
レスキュー活動の最中、手下軍団に追われる真吾少年を見た純子は手下を倒して少年を助けるが、直後に増援の手下軍団に囲まれ、気絶させられてしまう。囚われの身となった純子と真吾、サングラスを外した首謀者の顔は……村田三郎?! そして手下達が次々とサングラスとマスクを外すと、その下から出てきた顔は、全て同じ、村田、村田、村田……。
「こいつら、細胞分裂したんだ。一種のクローンだ」
真吾少年の言葉の意味は? いったい彼は何者なのか?
一方、村田の映像を見て以来、挙動不審な専務が社長に「例のヤツ」と電話をかけているのを聞きとがめた正木は、彼等が犯人の正体を知っているのではないかと詰め寄る。
果たして事件の真相や如何に?!
と、様々な謎を孕みながら次回へ続く……のですが、特別編にしては(だから?)あまり面白くないので、次回ですぱっと終わってほしいかなぁ(^^; <パート3>とか続かない事を祈る。
そんな次回予告、


「そして、純子は死んだ」



……あはははは、ははははは、ははは、げほっ、げほっ(おぃ)
えーすみません、大笑いしてしまいました(笑)
とうとう純子さん、次回予告で殺されてしまいましたよ!
予告の映像的に“高い所から落下”なので、死なないとは思いますが。
と思わせて裏をかいて本当に死んだらごめんなさい。
……ふぅ、お腹痛かった(酷い)。
予告の竜馬vs村田のバトルは格好良さそうだったので、そこに期待。
−−−
ところで、どうして物語の舞台が高松になったのだろうと、瀬戸大橋の開業日を調べてみたのですが、1988年4月10日。本作が1990年の作品で2年経っているので、瀬戸大橋完成記念としては、ちょっと微妙。まあもしかしたら、ずっとやりたかったのだけど、なかなかロケが出来なくて、やっと出来た、とかそーいう事だったかもしれませんけど。