はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2023〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

『超人機メタルダー』感想12

ここに来て、『メタルダー』がけっこう面白いなぁ。
前半迷走していた分、何をやられても受け入れやすいというか。
流星が戦闘でためらわなくなってから、話がすっきりしたというのは正直あるので、コンセプト的にどうかというのはありますが(笑)
◆第23話「トップは誰だ?!ピンからキリの大運動会」◆ (監督:伊藤寿浩 脚本:中原朗
株や輸入の利益が先月の3倍で大喜びのゴッドネロス様。

「だが、金の力だけでは世界は征服できぬ。必要なのは命がけで戦うという気力だ」
「余はここに、全軍対抗競技大会の開催を宣言し、皆の者の戦意を高めたい」

ゴッドネロス様肝いりで、『風雲!ネロス城』開催のお知らせ。
だが、「メタルダーも倒せないのにそんな事をやっている場合か?」と、ヨロイ軍団の爆闘士・ロビンケンが進言し、それならば、とロビンケンはゴッドネロスより特別任務を与えられる。
かくて競技大会へ向けて訓練に余念のない各軍団員達。モンスター軍団だけが、「なんでもええ、勝てばええんじゃ」と、お食事タイム。
その頃、出版社に子供達が持ち込んだUFO写真を見た舞は、それがネロス帝国の軍団員ではないかと疑い、流星に相談。子供達がUFOの墜落跡だという現場を見に行き、流星は写真を解析。
流星「墜落したのは……バーベリー」
八荒「ネロス軍団のか?」
…………誰?
たぶん、機甲軍団ぽいですけど、誰のことやらさっぱり(^^;
出版社に写真を信用してもらえなかった事から、UFOの欠片でも無いかと探しに来ていた子供達の一人だが、どういうわけか墜落現場近くの山腹で地面に偽装していたロビンケンにさらわれてしまう。悲鳴を聞きつけ、追いかけるメタルダー
一方、ネロス帝国では運動会がたけなわであった。
ここで、本邦初登場、「ネロス軍団のテーマ」(笑)
しかし、案の定ですが、テロップ無しだとヨロイ軍団と戦闘ロボ軍団は区別がつかなくて困ります(^^; 戦闘ロボ軍団にまた、機甲軍団寄りのが居たりもしますし(^^; 今だったら、軍団ごとにデザイナーを変えるとか、豪華仕様もあったりするのでしょうが。
目玉競技である障害物サバイバルラリーでは、こすいだけかと思いきや、意外とモンスター軍団が特殊能力で健闘。
また、先日の裏切り者(ブルチェック)が割と普通に参加しています*1
……愛犬無罪?
まあこれまでを見ても、意外と、他の軍団にさえ見つからなければ、身内では誤魔化し効く感じですが(目撃者はメタルダーに爆殺されているし)。
逃げたロビンケンをメタルダーが必死に追っている頃、レースはいよいよ、最後の山場、崖登り。とにかく気合いで登っていくヨロイ軍団、クローを崖に引っかける戦闘ロボ軍団、その足下にしがみつくモンスター軍団、そして飛行ユニットで空飛ぶ機甲軍団……に突き刺さる銃弾。
クロスランダー、草むらから味方を撃つ(笑)
まさか生き残っただけではなく、物語に絡むとは
クロスランダーは更に、第二の飛行ユニットでやってきた機甲軍団を、再び、狙撃。誰か気付いて止めろよレベルですが、キャラクター性を貫いたまま、思わぬ大活躍。もしかするとスタッフの中で愛されキャラになってしまったかもしれず、今後の注目かもしれない。
そんなこんなで激闘の末、崖上のゴールに一番乗りを果たしたのはモンスター軍団。優勝した軍団員を軍団長ゲルドリングが祝福し、そこに立体映像で現れるゴッドネロス様。
「最後の難関を突破してこそ真の勝者。ゆけ、ゲルドリング」
最後の難関?
首をひねる二人のもとへ向こうから近づいてくるのは、子供を抱えて走るロビンケン、そして……
ジャーン ジャーン!
げげーっ メタルダーッ?!
それを追ってやってきたメタルダーだった!
ゴッドネロスの特命を受けたロビンケンは、レース“最後の難関”としてメタルダーをおびき寄せるべく行動していたのだ。
ゲルドリング思わぬ大ピンチ、メタルダーも崖下に勢揃いしたネロス帝国にどっきり。
まさかの軍団長と直接対決かと思いきや、ゲルドリングは部下を突撃させる(笑) 少年を人質にされて苦戦するメタルダーだが、隙を突いて子供を助け出し、戦闘をお預けして虎口を脱出。戦闘頭脳の優秀さ故なのでしょうが、そういえばメタルダーは一貫して、形成不利な時に躊躇なく逃亡するのは一つ特徴的です。
ロビンケンはこのまま、山の中に隠れて子供をさらってランニングしただけ、という事になるのかと思いきや、「競技会の優勝なんてどうでもいいから、俺がメタルダーを殺ってくるぜ!」とメタルダーを追撃。
迷彩デザインのロビンケンの得意技が、森の中でメタルダーに襲いかかるブービートラップ、というのはなかなか新機軸で面白かったです。
メタルダーを得意の戦場に誘い込み善戦するロビンケンであったが、あまりにも相手が悪く、レーザーブレードですんばらりん。
「このもの、森の中に穴を掘った罪」
により……あれ、爆発せず。
メタルダー、ここに来て突然、手加減攻撃を覚えた?
かといって生きている描写もされず、このまま生死不明というのも、それはそれで酷いですが(^^;
こうして、思わぬ遭遇戦を突破したメタルダー。しかし、
ナレーション「帝王ネロスの恐るべき策略はとどまる事を知らない」
恐るべき……? 策略……?
色々と疑問はあるが、明日も頑張れメタルダー
そろそろ、放映時間変更だメタルダー
次回、プリンセス降臨

*1:機甲軍団の設定上、2号機などかもしれないとの事