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2012年を振り返る:読書&SF編

今年のベスト1は、『渇きの海』アーサー・C・クラーク)。

月面の特殊条件下で起きた遊覧船の事故を題材に、次々とトラブルに見舞われる極限状況の船内と、必死の救難活動に奮闘する船外との2面で展開する、抜群に構成の冴えたサスペンス。絶妙なテンポで転がり続ける物語、そこかしこに挿入され積み重ねられる人間ドラマと宇宙ロマン。クラークの筆の冴え渡る名作。
これは凄かった。
今年は後半あまり本を読んでいないので、反省したい、
それと今年最大のトピックは、高校生ぐらいの頃から買っている長編シリーズで、20数巻まで続いた所で話の思いっきり途中にも関わらず、ばったり新刊が途切れて7年以上という作品の新刊が出ている事に気付いた(購入)。
そしてその発刊から1年半……続きはまだ出ない。
あと、シアター!』の3巻が結局出なかったのですが、頼みますよ……。