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『アリアンロッド2Eリプレイ・キャプテンRED』(田中天/F.E.A.R.)2巻、読了

魔法の船を受け継いだ少女と粋で陽気な海賊団の冒険を描く、海洋浪漫譚リプレイ、第2巻。

冒頭で、

そもそも、2013年2月発売の『ディスカバリーガイド』と合わせる形で完結させるという話だったのに「敵は七人!」とか多くねぇ?
とあるのですが、1巻ではそんな事少しも触れられていなかったので、ほんとーかどうかは、謎(^^;
色々とギミックのあるリプレイで割と好きだったのですが、そんなわけで、2巻にして完結巻。
大増ページに3話収録という事でボリュームはたっぷり。
ただ、前回けっこう好きだった航海イベントなどはほぼ無し。
シナリオ自体は最初から最後まで海と船にこだわっているものの、『大航海時代』的ギミックは減ってしまいました。それでもFS判定に、航海っぽいシチュエーションを組み合わせるなどしたのは、面白かったです。
正直、FS判定ってゲームの中で“行う”のは面白いのかもしれないけれど、リプレイで“読む”分には今ひとつ面白さが伝わってこない、と思っているのですが、そこでゲーム性と読み物としての面白さを両立させる為の工夫が見えたのは良かったです。商業リプレイとしては、こういった部分は必要であろうと。
ロールプレイとダイスのバランスというか、戦闘以外はほとんどロールプレイで進んでしまうより、ある程度ダイスを振ってほしい人なので、劇中のギミックのバランスが良かったです。
あと、ピ……は面白かった。というか、ずるい。
楽しいリプレイでした。