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『仮面ライダーキバ』感想7

◆第8話「ソウル・ドラゴン城、怒る」◆ (監督:田崎竜太 脚本:井上敏樹
今回の蘊蓄は、世界三大料理について。
1986年――会のネーミングにこだわりがあるらしい嶋は音也の適当な発言に机を叩き、真犯人は今日もコーヒー一杯1万円を払って出て行く。…………常連客の10人や20人が行方不明になっても、しばらくは潰れずに保つかもしれない。
「男の後をつける女は、スリか或いは、恋をしているかのどっちかだ」
「馬鹿言わないで」
ガルルの護衛を続けようと尾行するが、挑発されるとすぐに出てくるゆりさん(笑)
だがそこで突然、ゆりが物陰から狙撃を受ける。犯人はいったい何者で、何が狙いなのか……
「安心しろ。俺が守ってやる。俺は荒波を防ぐ防波堤のように、役に立つ、男だからな」
そして音也が、役に立つ日はやってくるのか。
2008年――喫茶店では今日も恵と名護が盛大に揉めていた。意を決した渡は、尊敬する名護さんの事をどうして恵が嫌うのかを問う。
「……あの男は、名護啓介は、自分の父親を死に追い込んだのよ」
かつて名護は、政治家であった自分の父親の書類上の些細なミスを告発。それが元で汚職疑惑が取り沙汰される事になった名護の父は、自殺に至ったのであった……。
1986年――今度はゆりを警護する、と妙な対抗意識を燃やす男2人だったが、ゆりに話しかけてきたナンパ男を一方的にしばいて、音也は逮捕の危機に。ドタバタの間にガルルは新たな犠牲者をその牙にかけ、意を決した音也は自ら囮になろうと、苦手のコーヒーの一気飲みを試みる。
「これ飲み残したら、しばくよ」
どんどん怖くなっていく、マスター(笑)
そして大量のコーヒーを一度に飲み干した音也は……倒れた。
2008年――恵から聞いた過去について、名護に尋ねる渡。
「親といえど、罪は、償わなくてはならない」
「でも、小さなミスだったって……」
「ミスは、罪だ。罪は許されない」
回想シーンでは、告発を受けて怒れる父親の後ろで名護さんが正座しており、極めて厳格な家庭だったのか、和やかとは言い難い親子関係であった模様。そして殴りかかってきた父と掴み合いになった際に、父親の背広のボタンが千切れて名護の手に残った事から……名護さんは変な性癖に目覚めたのであった。
キャラ付けの為の特徴を、過去のトラウマ的出来事と繋げたのは、らしい所。また、名護と父親の関係は、親への想いが強い恵と渡との対比となっているのかと思われます。
1986年――苦手なコーヒーを大量に飲んでぶっ倒れた音也を店に放置して帰路に着いたゆりは、半魚人と遭遇。
「ねえねえ、一人歩きは危ないよ」
陽気で無邪気な感じの割には、問答無用で口から水弾を飛ばしてくる半魚人。ゆりの見ていない背後で音也が水弾の餌食になったりしたものの、最終的にはガルルさんがゆりを助けて追い払う。……が、ゆりが気絶した後で、人間の姿で顔を出す半魚人。
「どういうつもり? どうして人間を助けるの? ねえねえねえ?」
「俺に考えがある。任せておけ」
「もしかしてさ、喫茶店のお客さんを襲ってたのって、あんたでしょ。ねえねえ」
「ああ、だがもう止めだ。ばれたら都合が悪い」
顔見知り……とまでは断定しかねる台詞ですが、少なくとも同属意識はある模様の2人。なにやら、ガルルさんにはガルルさんの思惑がある様子。
2008年――ここから先は、正直かなり雑(^^;
レストランで鍋の中を覗いた渡は、「この色、この艶、もしかしてバイオリンに使えるかも」と、スープをおたまで拝借して逃走。渡の、浮き世離れ素っ頓狂芸術家キャラとしてはありかもしれませんが、前回今回と、接客業で社会に対応していただけに、どうにも発動の都合が良すぎます。その辺りを納得させる仕込みが弱い。
途中で出会った恵が家にやってきてようやく渡の職業を知る所となり、スープをニスに混ぜてバイオリンに塗ってみたところ、何故かバイオリンが発火。そして家に飛び込んできたダンディシェフによってスープは回収され、渡はバイトをクビになってしまう。あまりに怪しい……と恵に自ら協力を申し出た渡は、妙な変装でレストランへ。これを盗み聞きしていた静香が派手なドレスで恵に取って代わり2人は客としてレストランに入るが、何か面倒くさくなってきたのか、いきなり正体を見せるシェフ。
今日もぼてくりまわされる恵さんは、遂に水落ち。
静香を逃がした渡はキバに変身し、ネギファンガイアにキックを決めるキバットさん。続けてキバの攻撃で大ダメージを受けたネギは、「今まで溜めたライフエナジー、それに私の命を合わせる。今こそ甦るのだ、我がしもべたちよ!」と自ら消滅するが、屋敷の地下で棺の蓋が開き、下僕ファンガイア達のエネルギーが合わさって巨大な怪物が出現する。
これに対してキバットさんがキャッスルドランを紹介し、いきなりの怪獣大決戦。
しかしキャッスルあっさりやられた? と思ったら、海から小ぶりな2号機が出現し、パイルダーオンして再起動。火球とミサイルで怪物を滅多打ちにすると、最後はキバが火球で加速しながらのキックで撃破する。
怪物出現から怪獣大決戦まで、全てがいきなりすぎて意味不明(^^; 特に悪いのは、“物語”に繋げる気が全く見えず、ただ玩具を出す為の展開に終始してしまっている事。ある程度いきなりでも、話の流れに組み込まれていればいいわけですが……フォームチェンジもそうでしたが、あまりにも、ギミックを劇的に見せようという意識が感じられません。全体として面白くないわけではないのだけど、今作の、非常に良くない部分が露骨に出ました。
1986年――
(ゆり、俺にはわかる。おまえはもうすぐ俺を愛するようになる。おまえに捧げるぜ。この、メロディ)
バイオリンを奏でながら、音也は、完全にストーカーな妄想にふけっていた。
一方、愛しのゆりさんは、とうとうガルルさんとハグ。
仮にその気になっても、いきなり抱き付くような性格にも思えなかったのですが、果たして、本気なのか、何か意図があるのか。音也はこのまま、モテない空回り男として過去編の主役の座を奪われ、マスター以下の存在意義になってしまうのか!
そして現在編の空回り男、今回も過去が明かされただけで全く役に立たなかった名護さんは、尊敬される男の座を取り戻せるのか。次回――今度こそ変身。多分。