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『魔法戦隊マジレンジャー』感想21

先週分。
◆Stage.32「父の言葉〜マージ・ジルマ・ゴル・ゴジカ〜」◆ (監督:竹本昇 脚本:大和屋暁
ここまで、前川淳荒川稔久横手美智子トロイカ体制だった今作ですが、大和屋暁が参戦。この話数になって、単発エピソードではなく大筋に絡む話で脚本家新加入は少々珍しい、か?
メーミィが禁断の冥菌獣・モールドを持ち出してナイとメアに地上への散布を指示し、レジェンドパワーを手に入れたマジレンジャーに対抗する為、ウルザードは奪われた魔法力もとい携帯電話を強制回収。
…………えー、これまでの諸々、何の意味があったのか(^^;
魔法力を失った間のウルザードが本気で何もしていない上に、何の物語的メリハリもなくあっさり回収して元に戻ってしまい、単に一定期間バンキュリアが便利に闇魔法を使って話を転がす(その間、ウルザードが完全にお休みならまだわかりますが)為だけだった、という物語の都合による物語の都合のみの展開。
ヒカル先生の登場後だいぶ立て直してきていたのに、ここに来てトホホな展開が連発します。
地上の小津家では、実りの秋でアニキ農場が大フィーバー。
(収穫作業を)「結局てつだっちまった……」
という黄色がいい味(笑)
そこへ部活の試合を終えた魁が帰宅するが、途中交代に不満たらたら。
「もう辞めちまおうかな……サッカー」
「魁、強くなれ」
そんな魁の頭を、急にくしゃっとする兄者。
「実はこれって、父さんが言った事なんだ」
これまで長らく、よくわからないがかなり残念なバトルジャンキーとして描写が形成されてきた小津父/ブレイジェルに、兄妹側から初の言及。「冒険に行く」と言っては家を空けていた為に芳香もあまり記憶が無い父だが、兄者だけはちょっぴり父の記憶があったのだ。
前々回、芳香の年齢が22と言及されており、ブレイジェルが闇の扉からインフェルシアに突っ込んで姿を消したのが15年前なので、まあ無理の無い範囲でしょうか。
兄者が語る父の「強くなれ」という言葉を、「ヒャッハー、殺戮だぁ!」 と捉えた魁は地上に現れたバンキュリアに単騎突撃を仕掛け、毒ガスの餌食になりかけるが、それをかばった兄者がモールドの殺人カビを浴びてしまう。
「やはり闇の力の前では、お前達は無力なようだな」
後からのこのこ出てきた窓際、何が「やはり」なのかさっぱりわからないよ!
駆けつけたマジシャインが魔法でカビの浸蝕を一時的に食い止め、一時撤退した4人は、前回から地上で特別休暇もとい物見遊山でもしていたのか、連続登場のルナジェルにより、予防の魔法をかけられる。
冥菌獣・モールドの殺人カビは感染者の体を浸蝕し、モールドの目覚めと共に、完全に食い殺す。インフェルシアはモールドによる無差別細菌テロを敢行し、その発動タイムリミットまで、残り35分――。カビの効果を消し去るには、魔力の源であるモールド本体を破壊するしかない。
先生とリンは殺人カビの拡散を防ぐ為に細菌のばらまかれた街へ向かい、兄者を残した4人は、モールドの破壊の為にウルザードを探す。
「蒔人兄ちゃん、待っててくれよ。俺、無茶苦茶強い新魔法を必ずゲットする。そいつでウルザードを倒してやるからな」
「ふん、5人揃わぬお前達に興味は無い」
呼ばれて飛び出て何となくじゃじゃじゃじゃーんなウルさん、それなら、5人揃うようにしてあげれば良いのではないでしょうか! 4人はレジェンド化するが、何故かえらく強いウルさんは、次々とレジェンド魔法を跳ね返す。
ここまでの戦闘力描写の積み重ねから見ると極めて不自然ですが、くどくど言い訳するとますます嘘っぽくなるので、理由付けを一切放棄したのは、むしろ潔くて良かったと思います(笑)
「まだまだ……俺が奴より、強くなる! なんか出ろぉ! 魔法!!」
マジレッド、なんか出す……が、やはり跳ね返される。
なんだか、メタな嫌がらせみたいなネタを仕込んできました(笑)
殺人カビに苦しみながらも目を覚ました蒔人は、苦戦の末レジェンド化も解除されてしまった4人の元へ駆けつけ、力を振り絞って赤の危機を救う。
「俺は俺に出来る事をやる為に来た!」
自然の力を借り、巨大な旗を作り出した兄者、変身できなくても4人を応援。
「みんな、頑張れーーーーー!」
父が幼い兄者に告げた「強くなれ」という言葉の真の意味……それは、心の強い人間になれ、という事。試合に出られないからと腐るのではなく、例えば応援する事で仲間の力になる、そんな強さを身につけろ、という教えだった。
やたらに音楽で盛り上げる兄者の応援を受け、立ち上がる4人。
窓際「応援? そんな事をしたところでなんになる」
黄「ウルザード……おまえなんかには、わかんねえだろう!」
ウルさん、友達とか仲間とか居ないから! 無理言うなよ!
桃「あの応援が、どんなに力になるか!」
青「私達の、支えになるか!」
赤「俺たちに、勇気をくれるかをな!!」
まさしく縁の下の力持ち、兄者の応援を受けた4人、再びレジェンド化。
もはや「勇気とは何か?」が治療不可能なので、「本当の強さとは何か?」と側面から手を入れてきました。
勇気フルチャージの4人の反撃を受け、「なんだと?!」とか「馬鹿な!」とか言いながらど派手に吹っ飛ぶウルさんは、見事にモールドを破壊され、色々な意味で面目躍如(笑)
これにより兄者から殺人カビが消え去り、レジェンドマジグリーンに変身。マジ伝説とウル皇帝が激突し、伝説が押し気味の所にだめ押しの新魔法がダウンロード。獅子の顔から放つ火の玉と共に槍を打ち込むスクリューカリバーファイヤースマッシュが炸裂し、倒れ込むウル皇帝。だが、トドメを刺す寸前、いきなり苦しみ出すマジレンジャー……て、むしろ敵みたいな(笑)
それは、メーミィが打ち込んだ、強化モールドのカビ菌によるものであった。
ああ、窓際が失敗するのは織り込み済みだったのですね(笑)
圧倒的優勢であったマジ伝説は崩れ落ち、立ち上がるウル皇帝。ウル皇帝は勿論、俺の騎士道精神を発揮して、マジ伝説のカビを消し去るのだった(笑)
メーミィ、おまえのした事は騎士の戦いに水をさす、愚劣な行為。この俺に、助太刀など無用だ」
……うんホント、メーミィは、黙って窓際がずんばらりんされるのを見ているベキデシタヨネ。
「邪魔が入った。今日の勝負預けるぞ。――五色の魔法使いよ、強くなれ」
完敗寸前だった事など綺麗に忘れ去った窓際騎士@ニワトリは、力強い言葉と共に、インフェルシアに帰還するのであった。
「父さんと、同じ言葉を……」
「偶然だよ。偶然に決まってんだろ。あいつは仇だぞ、母さんの仇なんだよ!」
ウルザードの最後の言葉に動揺する5人……お約束ではあるのですが、特に珍しい言い回しではないので、無理矢理感強めは否めません(^^; 何より、母の仇とか抜きに、
あんな父、絶対に嫌だ。
インフェルシアに戻った窓際は、何故か急に膝を付き、蒼空の幻影を見る。
「い、今のは……」
「あ、あなた、まさか……」
果たしてウルザードの身に何が起こったのか、そして、メーミィが気付いたものとは……?!
四底王が片付き、思わせぶりだったあれやこれやが形となってウルザードに焦点が戻る新展開。ここまでの成り行きとウルザードの駄目っぷりについては新規参加の大和屋さんには責任が無いので、むしろ、ウルザードが実にウルザードだった事を評価するべきなのか(笑) 内容としては、今作の水準レベル。
どの程度の参加かはわかりませんが、「父と子」というのは大和屋さんが個人的にこだわりの強いテーマだそうで、続けて新味を加えてくれるのか。
ところで、ヒカル先生はリンにはセクハラしないのですが、その理由を次から選びなさい。


1・セクハラは人間の女の子にだけすると決めている。
2・実は元カノ。
3・昔セクハラをして、血も凍るようなお仕置きを受けた。
正解は、CMの後。
個人的には3番で。