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夏アニメ感想その10

◇『トーキョーグール』 5−7話
ようやく、ヒロインに焦点が当たるの巻。
グルメさんが片付き、3話で振ったきりになっていた刑事達の動きにスポットが戻りつつ、いかにも不幸そうな一家が不幸に。
原作があるので先を計算した上ではあるのでしょうが、基本、定石通りの展開なので、もう少しペース早くても良いかなぁ。
この分だと、主人公とハンマー刑事が戦う辺りが1クールのクライマックスになりそうなペース(^^;
ばらまいた要素を少しずつ収束していく構造のようですが、ばらまき加減と物語の進行ペースのバランスが、現状少々悪い……と思っていたのですが、不幸母の死をスプリングボードに7話で一気に動きだして、面白くなってきました。
人間サイドでは、このキャラが面白くなってこそ、という真戸さんが本領を発揮し始め、“人間の正義”を語るハンマー刑事と主人公の対比もはっきりと描写されだし、特に7話ラストの、ハンマーの筋トレと、主人公のマスク装着を重ねるのは良かった。
ここから、人とグールの間に居る主人公が、綺麗事ではなく二つの世界の主張と直面する中で、どうやって転がしていくのかは楽しみです(メガネと彼女について語っている時は、まだ綺麗事だったので)。
台詞で説明せずに刑事の武器の秘密を匂わせる見せ方なども好きなので、このぐらいのテンポで進んでほしいなぁ。