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『機動刑事ジバン』感想31

◆第47話「激突!クリスマス決戦!!」◆ (監督:小笠原猛 脚本:高久進
終盤に向けての準備か、ギバ様、再びナメクジ姿に。そもそも意味がわからないので、全く意味はわかりませんが。
いそいそと郵便局の私書箱から封筒を回収する秘書ズ。それは、マッドガルボの発案で子供達から募集した、バイオ怪物のデザイン案だった!
てっきりギバ様の思いつきかと思ったら、ガルボさんのアイデアでした。ろくに仕事しないと思ったら、そんな企画の為に、募集要項とか一生懸命タイプしていたのか。
「この絵を当選と決定し、さっそくバイオ怪物、ユニコーンノイドを誕生させよう」
恐らく企画回ではないかと思われるのですが、ノリノリのギバ様、その内の一枚を採用。完成したユニコーンノイドは過去のジバンの戦闘を研究し、年末進行なのか、そこはかとなく過去映像で尺稼ぎ。
その頃直人さんは、寂しくジバン基地にクリスマスツリーを飾っていた。洋子先輩、寂しい女なので押せばデートぐらい出来そうだけど、直人さん、成人女性に興味無いからなぁ(待ちなさい)。
工場地帯でユニコーンが暴れだし、迎撃に出るジバンだったが、ユニコーンノイドの体内にはその設定通り、デザインを応募した少年が人質として捕まっていた。そこへマッドガルボがサイドカーで乱入し、手出しできないジバンは大苦戦。年末なのでメカ軍団が総出撃し、ガルボはヘリにやられて撤退(笑)
多分、ヘリは今作最強の存在です。
ジバンは接近戦でユニコーンの腹を裂いて少年を救出すると、心置きなく対バイオロン法を読み上げ、パーフェクトジバンのテーマ曲をフル活用して、歌詞に合わせて武器を叩き込み、締めはファイナルキャノンで抹殺。
少年の父が軍事評論家で、少年は父の集めた資料を盗み見てユニコーン怪獣を考えたのだ、という話が入るのですが、結局のところ子供のイラストなので特に物語上で深い意味はなし。なにか説得力を付加した方が良いと思ったのかもしれませんが、今更、ギバ様の行動に説得力とか求めていないですし(笑) むしろ、出鱈目でてきとーな方がギバ様らしいというか。
しかしパーフェクトジバンは、追加装備だけでなく、なんとかスーツも新調できなかったのかなぁ……装備としては格好いいだけに、本体の外見も変わればまたちょっと、盛り上がりも違ったのですが。


◆第48話「年忘れバイオロン退治!」◆ (監督:小笠原猛 脚本:扇澤延男)
山中で金を掘り当てようとしていた2人組の若者が、地震による崖崩れでバイオノイド量産工場の入り口を見つけてしまう。突入したジバンを待ち受けていたのは、ツリガネノイド!
「苦しめジバン、これが俺の除夜の鐘攻撃だ。108つ目が鳴り終わる時、貴様の体は粉々に吹っ飛ぶ!」
悠長な(笑)
釣り鐘から両手両足が伸びている、というそのものズバリなツリガネノイドは自らの体を叩く事で発生する超低周波攻撃によりジバンを追い詰める。マクシミリアンの射撃と斬撃、更に大抵の敵は貫いてきたニードリッカーまで通用せず、ふざけた見た目とは裏腹に、これまでで最強クラスの力を見せる釣り鐘!
「108つまであと3つ。ジバン、冥土の土産に教えてやる。まゆみという娘は、とっくに三途の川を渡ったぞ!」
ジバンは怒りの逆襲に転じ、
「108つ目の鐘は、貴様の体で突かせてもらう!」
と手足を引っ込めて、鐘状態で体当たりを敢行してきた釣り鐘をカウンターパンチで吹き飛ばす。
「ツリガネノイド! 最後の鐘は私が突く!」
問答無用の抹殺兵器ファイナルキャノンが炸裂し、釣り鐘は大爆死。
色々と疑問はありますが、勢いだけは面白かったです(笑)
Bパート前半でバイオ怪人をデリートしてしまいこれからどうするのかと思ったら、まゆみちゃんが既に死んでいるという情報の腹いせに、証拠の確保とかどうでもいいので、時限爆弾で工場を吹っ飛ばそうとするジバン。ところが爆弾を仕掛け終えた所で、殺されたと思われていた2人組の片割れがまだ生きていた事が判明し、危うく不注意から一般人を木っ端微塵に吹き飛ばしかけるが、無事に救出。そして助け出した青年が、まゆみちゃんについて「情報を吐くまで殺すわけにはいかない」と喋っていたのを小耳に挟んでおり、釣り鐘の言葉はただのブラフだった、という判明してエンド。
少々ひねった構成でしたが、間抜けな青年の救出シーンをクライマックスに持ってこられても、何も嬉しくない(笑)
今回の『ジバン』視聴の8割方の目的だった扇澤脚本回のチェックもそろそろ終わりかと思われますが、『ジバン』では特に面白くなかった、という結論になりました(^^; 後の方向性も含め、光るものがあったのはせいぜいヤギノイド回ぐらいか。
次回、まさかのモンスターズにスポット。